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セブンイレブン傘の値段と種類一覧!高い理由も解説

セブンイレブンの店長である齋藤正志が、店内で傘を手に笑顔で立っている。

マイローカルコンビニ

 

はじまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。

急な雨の時、セブンイレブンに駆け込むこと、ありますよね。私も店番をしていると、天気が急変した途端、傘をお求めになるお客様が一気に増えるのを感じます。

でも、いざ傘を選ぼうとして、「セブンイレブンの傘の値段って今いくらなんだろう?」「あれ、昔ながらの安いビニール傘って売ってるのかな?」「種類がいくつかあるけど、何が違うの?」って、レジに持っていく前にちょっと迷うかもしれません。

そうなんです。最近のセブンイレブンの傘は、ただの雨除けじゃないんですよね。中には「え、コンビニの傘でこの値段?」と驚くような高いモデルもあります。でも、それが実はすごく壊れないように工夫されていたり、信じられないくらい機能的な折りたたみ傘があったり。

また、最近SNSなどでも話題の「+TIC LITE(プラスチックライト)」っていう、修理できるオシャレな傘についても、どんなものか気になっている方が多いかもです。

この記事では、現役コンビニ店長の私が、お客様からよく聞かれる質問も踏まえながら、セブンイレブンの傘の最新の値段やラインナップ、そして「なぜ高いのか?」その理由について、どこで買えるのかも含めて詳しく解説していきますね。

記事のポイント

  • セブンイレブンの傘の最新値段と種類一覧
  • 1500円超え? 高価格な傘の機能と特徴
  • 「壊れない」と噂の傘の耐風性能
  • 修理可能な+TIC LITEのコスパと価値

セブンイレブン傘の値段と種類一覧

まずは、「今、セブンイレブンでどんな傘が売っていて、値段はいくらなのか」という一番気になるところから見ていきましょう。昔の「コンビニ傘=500円のビニール傘」というイメージは、ここで一度アップデートが必要かもですよ。

2025年版ラインナップと種類

現在、セブンイレブンの傘は、大きく分けて2つの系統があります。

一つは、セブン&アイのプライベートブランドである『7PL(セブンプレミアムライフ)』のライン。そしてもう一つが、傘メーカーのサエラ社と共同開発した、サステナブルな『+TIC LITE(プラスチック・ライト)』です。

店長として把握している、主なラインナップと税込価格(10%)を一覧表にまとめてみました。

セブン‐イレブン傘 製品ラインナップと価格概要(一例)

製品名 種類 サイズ/その他 税込価格(10%) コアバリュー
7PL 風に強いバイオマスビニール傘 長傘 65cm 737円 耐風性、環境配慮(バイオマス素材)
7PL 風に強いワンタッチ長傘 長傘 70cm 1,512.50円 ワンタッチ開閉、極めて高い耐久性
+TIC LITE (現行モデル) 長傘 リニューアルモデル 1,408円 錆びない、折れない、生地交換可能
7PL 動きやすいバイオマスレインコート レインコート L / M 844.80円 バイオマス素材、動きやすい設計

※価格やラインナップ、取り扱い状況は時期や店舗により異なる場合があります。

この表を見ていただくと分かる通り、もはや「緊急時の間に合わせ」という価格帯を超えて、「高機能・高耐久」という付加価値を重視した製品群へと、戦略が明確にシフトしているのがわかりますね。

店長として見ていても、ただ安い傘を探すお客様だけでなく、「どうせ買うなら、しっかりしたものを」と、1,000円超えのモデルを指名買いされるお客様も増えてきたな、と感じます。

ビニール傘の価格と特徴

とはいえ、「やっぱり定番のビニール傘が欲しい」という方も多いですよね。

そのニーズに応えるのが、「7PL 風に強いバイオマスビニール傘」です。お値段は税込737円

「え、ビニール傘で700円超え?」と、ここでまず驚かれるかもですが、これがただのビニール傘じゃないんです。

まず、素材の一部にバイオマス素材(植物由来の資源)を使用していて、環境に配慮している点。これはセブン&アイグループが力を入れている「Green Challenge」の一環でもありますね。

そして機能面。サイズは65cmと、一般的なビニール傘(60cmが多い)よりも一回り大きいのが特徴です。この5cmの差が、リュックやカバンを雨から守ってくれる、意外と大きな違いになるんですよね。

さらに、名前の通り「風に強い」構造を謳っており、骨の一部にしなやかで折れにくいグラスファイバー(FRP)を使っているモデルが多いです。昔のビニール傘のように、風にあおられて一瞬でひっくり返って骨が折れる…という悲劇が起きにくくなっています。

昔の500円のイメージでいるとレジで「おっ」と思うかもですが、その価格差は、環境配慮と耐久性・サイズの進化分、ということですね。

強い風雨の中、セブンイレブンの「風に強いバイオマスビニール傘」を差しているアジア人男性。傘はしっかりとしており、風に煽られていない。

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1500円超えの70cm傘とは

そして、現在のセブンイレブンの傘ラインナップの中で、ある意味「フラッグシップモデル」と言えるのが、「7PL 風に強いワンタッチ長傘」です。価格はなんと税込1,512.50円

セブンイレブンの「7PL 風に強いワンタッチ長傘」を使い、広い傘の下で子供を抱きかかえるアジア人男性。大雨の中、傘が広範囲を覆っている。

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コンビニで1,500円の傘…。これがセブンイレブンの本気かな、と思うモデルです。この高価格には、明確な理由があります。

  • 圧倒的なサイズ(70cm): 70cmというのは、もうゴルフ傘に近いレベルの大きさです。大柄な男性がリュックを背負っていてもスッポリ覆ってくれますし、お子さんと二人で入ることも可能かもしれません。
  • 便利なワンタッチ開閉: 荷物で手がふさがっている時や、車の乗り降りの際に、片手で「バッ」と開閉できるのは本当に便利です。
  • そして何より、圧倒的な耐久性: この価格の最大の根拠は、「絶対に壊れない」というレベルを目指した耐久性にあります。(これについては、後ほど詳しく解説しますね。)

「コンビニの傘はすぐ壊れる」という常識を根本から覆すために投入された、戦略的な製品と言えるかもしれません。

折りたたみ傘の機能と価格

セブンイレブンの吸水性傘袋に濡れた折りたたみ傘を収納し、カバンに入れようとしているアジア人女性の手元。傘袋が水分を吸い取っている様子。

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もちろん、カバンに常備しておきたい折りたたみ傘も、7PLラインで展開されています。

価格帯は他の7PL製品(長傘)と同等か、機能性が高い分、しっかりした値段設定(1,000円台後半~)になっていることが多いですね。

セブンイレブンの折りたたみ傘で、私が特に「これは賢い!」と感心するのが、付属する傘袋の機能です。

この傘袋、内側がマイクロファイバーなどの吸水素材になっているモデルがあるんです。

使った後の濡れた傘をカバンにしまう時って、本当に気を使いますよね。ビニール袋に入れるのも面倒ですし、そのまま入れたらカバンの中がビショビショに…。

この吸水袋があれば、サッと水分を吸い取ってくれるので、満員電車やバスの中、訪問先のオフィスなどで、周りを濡らすストレスを大幅に軽減できます。この「小さなイライラ」を解消してくれる価値は、値段以上に大きいかなと思います。

プラスチック製?+TIC LITE

最近、特に若い方やデザインに敏感な方に選ばれているのが、この「+TIC LITE(プラスチック・ライト)」ですね。価格は税込1,408円です。

これは7PLとは別のラインで、サエラ社との共同開発製品です。

「プラスチック製」というのは、主に傘の骨組み(親骨や受骨)がFRP(繊維強化プラスチック)でできていることを指しています。金属をほとんど使っていないので、こんなメリットがあります。

  • 錆びない:濡れたまま放置しても、金属部分のサビの心配がありません。
  • 折れにくい:しなやかさがあり、強風でひっくり返っても折れにくい構造です。
  • 軽い:金属骨に比べて軽量なのも特徴です。

そして、この傘の最大の特徴であり、他の傘と一線を画すのが、「生地が交換できる(=修理できる)」こと。

「自分で修理して使えるから、ゴミにならない!」という、サステナビリティ(持続可能性)を強く意識した製品なんです。

セブンイレブンの「+TIC LITE」の傘生地を交換しているアジア人女性の手元。交換可能な部品が見える。

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生地にストライプ状のエンボス(凹凸)加工が施されていたり、カラーバリエーションが豊富だったりと、デザイン面でも非常に洗練されています。愛着を持って長く使えるのが最大の魅力ですね。

セブンイレブン傘の値段は高い?

ここまでラインナップを見てきて、700円台から1500円台まで、「やっぱりコンビニの傘にしては値段が高いな」と感じた方も多いと思います。私も店長として、仕入れ価格を見たときは正直驚きました(笑)。

でも、その高価格の裏側には、セブンイレブンとしての明確な「理由」と「戦略」があるんです。

壊れない傘の耐風性能

特に1,500円を超える「7PL 風に強いワンタッチ長傘」の価格。この最大の理由は、その「耐風性能」にあります。

この傘、開発基準として「風速15m/sの風でも壊れない」という、とんでもない数値を掲げているんです。

「風速15m/s」と言われてもピンとこないかもですが、これは気象庁の定義で「強い風」に分類され、「傘をさせない風の強さ」とされているレベルです。(出典:気象庁『リーフレット「風の強さと吹き方」』

普通なら傘を諦めるような暴風雨でも耐えられるように、開発チームが徹底的に実験を繰り返したそうです。

価格は「お客様の失望」を避けるための保証料

想像してみてください。急な土砂降りと強風で、意を決してコンビニで一番高い傘を買った。でも、一歩外に出た瞬間、突風にあおられて一瞬でひっくり返り、骨が「ポキッ」と折れてしまった…。

これ、最悪の体験ですよね。「奮発して買っていただいたのに、すぐ壊れた」という「失望感」は、お客様の信頼を一気に失うことになります。

セブンイレブンは、この「安物買いの銭失い」ならぬ「高物買いの即失望」という最悪の体験を避けるために、あえて高価格でも「絶対に壊れない」という圧倒的な品質保証を選んだんだと思います。

風速15m/sの強風に耐えるセブンイレブンの高耐久傘。研究施設のような場所で傘が強力な風にさらされているが、形状を保っている。

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この1,500円という価格は、製品原価というよりも、「どんな状況でもお客様を失望させない」という「品質保証料」込みの値段とも言えるかもしれませんね。

7PL高耐久モデルの秘密

この「失望させない」という思想は、他の7PL製品(737円のバイオマスビニール傘や折りたたみ傘)にも共通しています。

7PL(セブンプレミアムライフ)というブランドは、食品の「セブンプレミアムゴールド」(金のシリーズ)などと同じで、「上質な日常」を提供するのがコンセプトです。

傘にもその思想がしっかり反映されていて、安かろう悪かろうの「間に合わせ」から、「安心して長く使える日常品」へと脱却しようとしているのが分かります。

コンビニはもはや、単に便利なだけでなく、「生活の質」を高める商品を提案する場所へと進化しているんですね。

修理できる+TIC LITEの価値

一方で、+TIC LITE(1,408円)は、また別の角度から「価格以上の価値」を提供しています。

それは「ライフサイクルコスト(TCO:総所有コスト)」という考え方です。

初期費用は確かに高いです。1,400円あったら、従来の安い傘が2〜3本買えるかもしれません。

でも、もし生地が破れたり、気分転換でデザインを変えたくなったりしたら、オンラインショップで交換用の傘生地だけを購入できるんです(生地だけなら、本体を丸ごと買い替えるよりずっと安価です)。

骨組みは丈夫で錆びない設計なので、何年も使い続けることができる。

コストシミュレーション(例)

例えば、500円の傘を梅雨と台風シーズンで年2回壊して買い替えたとします。2年間で 500円 x 4回 = 2,000円 かかります。

一方、+TIC LITE(1,408円)は、初期費用は高いですが、2年間(それ以上)使い続けられる可能性が高い。万が一生地が破れても、生地交換で済む。

このように、「ライフサイクルコスト(TCO)」の観点で見ると、500円の傘を何度も買い替えてゴミを増やすよりも、初期投資は高くても、トータルで経済的かつ環境にも優しい、という新しい価値観の選択肢なんです。

※上記はあくまで単純な比較例です。

「モノを大切に長く使う」という精神的な満足感も含め、これは従来のコンビニ傘にはなかった明確な価値ですね。

どこで買える?取り扱い情報

これらの傘は、基本的には全国のセブン‐イレブン店舗の生活雑貨コーナーや、入り口付近の傘立て(雨の日)で買うことができます。

ただ、ここで一点、コンビニ店長として、お客様にぜひ知っておいていただきたい注意点があります。

注意:店舗によってラインナップが異なります!

店舗の規模や立地、その時の在庫状況によって、取り扱っている傘の種類は大きく異なります。(お店ごとの商品入荷時間なども影響しますし…)

正直に申し上げますと、お店のバックヤード(倉庫)は本当に狭いんです…。傘のようにかさばる商品は、全種類を常に在庫しておくのが物理的に難しいのが実情です。

特に+TIC LITEや、1,500円の70cmワンタッチ長傘のような高価格帯のモデルは、全店に必ず置いてあるとは限りません。オフィス街やターミナル駅の近く、住宅街の大型店などの方が見つかりやすい傾向はあるかもです。

「絶対にあの傘が欲しい!」という場合は、いくつかの店舗を回っていただくか、店員に(私のような!)尋ねてみるのが確実かもしれません。

+TIC LITEの「交換用生地」はどこで買う?

もう一点、重要な注意点です。+TIC LITEの「交換用の傘生地」については、基本的にコンビニ店舗では販売しておりません。

こちらは、開発元であるサエラ社の公式オンラインショップなどでの取り扱いになるようです。この点はご注意くださいね。

よくある質問

Q:セブンイレブンで今買える一番安い傘はいくらですか?

A:「7PL 風に強いバイオマスビニール傘」が税込737円です。従来のビニール傘より高価ですが、65cmと大きく、環境配慮素材や耐風構造が特徴です。

Q:1,500円以上する傘がありますが、なぜそんなに高いのですか?

A:それは「7PL 風に強いワンタッチ長傘」(税込1,512.50円)で、気象庁が「傘をさせない」と定義する風速15m/sでも壊れないよう設計されているためです。これは「お客様を失望させない」ための品質保証料と言えます。

Q:話題の「+TIC LITE(プラスチック・ライト)」とはどんな傘ですか?

A:税込1,408円のサステナブルな傘です。骨がプラスチック製で「錆びない」「折れにくい」のが特徴で、最大の違いは「生地が交換(修理)できる」点です。長く愛用することを前提としています。

Q:欲しい傘はどこのセブンイレブンでも買えますか?

A:いいえ、店舗の規模や在庫状況によってラインナップが異なります。特に1,500円超のモデルや+TIC LITEは、全店舗に必ず置いてあるとは限らないため注意が必要です。

セブンイレブン傘の値段は価値相応なのか総括

セブンイレブンの傘コーナーで、様々な種類の傘を興味深そうに見ているアジア人夫婦。彼らが傘を手に取って品質を確かめている様子。

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ここまで見てきたように、セブンイレブンの傘の値段設定は、非常に戦略的であり、明確な理由に基づいていることがお分かりいただけたかなと思います。

その価格は、単なるモノの値段ではなく、

  1. 「お客様の失望を避けるための品質保証料」(7PL高耐久モデル)
  2. 「持続可能な社会へのコミットメント料」(+TIC LITE、バイオマス素材)

が組み込まれた、「新しい価値の対価」なんですね。

もちろん、「今この瞬間だけ雨をしのげれば、一番安いのでいい」というニーズも依然としてあります。しかし、「どうせお金を出すなら、丈夫で長く使えるものがいい」「環境に配慮した製品を選びたい」という価値観の方が増えているのも事実です。

セブンイレブンは、その両方、特に後者の「価値を求める」お客様に対して、コンビニという最も身近なチャネルで応えようとしているんだな、と店長としても感じています。

セブンイレブンの傘の値段は、その「価値」に共感できる人にとっては、十分「価値相応」と言えるんじゃないでしょうか。

急な雨でセブンイレブンに立ち寄った際は、ぜひ傘コーナーで、「これはどんな価値がある傘なんだろう?」と、手に取ってチェックしてみてくださいね。もしかしたら、その一本が、あなたの雨の日を少し快適にする、あるいはモノ選びの基準を変えるきっかけになるかもしれませんよ。

ちなみに、傘以外にも、セブンイレブンにはこだわりのトイレットペーパー機能的な靴下など、見逃せないPB雑貨がたくさんあります。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。

  • この記事を書いた人

齋藤正志

コンビニの裏も表も知り尽くしたプロの視点から、新商品やお得なキャンペーン情報をどこよりも詳しく解説中!                                                   ▼保有資格▼                     日本商工会議所主催 販売士検定試験 1級取得,医薬品登録販売者試験 取得,食品衛生責任者 取得,防火管理者,SSTスタッフトレーナー                                              

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