
マイローカルコンビニ
はじめまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
最近はセブンイレブンの給料明細も、紙の明細書からWebでの電子交付へ急速に移行が進んでいます。ペーパーレスでエコですし、スマホでいつでも確認できるのは便利ですが、その一方で「どうやって登録すればいいのかわからない」「ログイン画面にたどり着けない」と戸惑っているスタッフさんが非常に多いのが現実です。
実は私のお店でも、新しく入ったアルバイトさんが、覚えることの多いセブンイレブンのレジ画面の操作に加えて、この給与明細のWeb登録でもつまずいてしまうことがよくあります。「店長、パスワードのエラーが出てログインできません…」「そもそもURLがどこにあるのかわかりません」といった相談を、給料日のたびに受けることも珍しくありません。
マニュアルを渡されても、専門用語が多かったり、文字が小さかったりで、読むのが億劫になってしまいますよね。
そこで今回は、現役店長の視点から、どこよりもわかりやすく、スマホで簡単に給料明細を確認するための手順や、ログインできない時の解決策を徹底的に解説していきます。これを読めば、もう迷子になることはありませんよ。
記事のポイント
- 自分が利用すべき給与明細システムの種類と正しいURL
- 初回ログイン時のID入力ルールとパスワード設定の手順
- 7iDや他のアプリと混同しやすいポイントの整理
- パスワードを忘れた場合や退職後に備えたデータの扱い方
セブンイレブン給料明細Web登録の手順
- 給与明細のログインURL
- 初回IDとパスワードの設定
- 派遣スタッフのBulas登録
- 7iDと給与IDの違い
- ログインできない時の確認点
給与明細のログインURL

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まず最初に、そして最も重要に確認すべきなのは、あなたが「どの給与システムを使うべき契約なのか」という点です。ここが最初の分岐点であり、最大の落とし穴でもあります。
「セブンイレブンの店舗で働いている」といっても、実はその雇用形態によって給与計算を行っている会社やシステムが全く異なります。お店のオーナーに直接雇用されている場合と、人材派遣会社から派遣されて来ている場合では、アクセスすべきWebサイト(URL)が完全に別物なのです。
ここを間違えてしまうと、どれだけ正しいIDとパスワードを入力しても、永遠に「認証エラー」が表示され続けてしまいます。
以下の表に、雇用タイプ別のシステムの違いをまとめました。まずは自分がどちらに当てはまるかを確認してみてください。
| 雇用タイプ | システム名 | 特徴・確認方法 |
|---|---|---|
| 直接雇用 (アルバイト・パート) | Hi-PerBT モバイル帳票 | 一般的な店舗スタッフの9割以上がこちら。 日立ソリューションズ西日本のシステムを利用。 IDは「6桁のスタッフコード」を使用。 |
| 派遣スタッフ | Bulas (ビューラス) | 派遣会社(セールスアウトソーシング等)経由の方。 IDが「d12」などの企業コードで始まる。 URLに「bulas180」が含まれる。 |
店舗で面接を受け、そのお店のオーナーや店長と契約を交わした直接雇用のスタッフさんは、基本的に「Hi-PerBT モバイル帳票」というシステムを使います。採用時やWeb明細への切り替え時に、店長からQRコードが記載されたA4サイズ程度の案内用紙をもらっているはずですので、そのQRコードからアクセスするのが最も確実です。
もし、その紙をなくしてしまったり、URLがわからなくなってしまった場合、安易にGoogleやYahoo!で「セブンイレブン 給与明細」と検索して出てきたページにアクセスするのは危険です。なぜなら、関係のない別の企業の給与システムや、古いリンクが表示されることがあるからです。
ココがポイント
URLがわからなくなった場合の最短の解決策は、Google検索で迷子になるよりも、「次回の出勤時に店舗の事務所にあるPC(ストアコンピュータ)からアクセスする」か、正直に店長に伝えて「給与明細のQRコードを再発行してください」とお願いすることです。
店舗の管理画面から、URLやQRコードが記載された「従業員向け案内」はいつでも印刷できるようになっていますので、遠慮せずに相談してくださいね。
初回IDとパスワードの設定
ここでは、多くの店舗スタッフさんが利用することになる「Hi-PerBT モバイル帳票」を例に、初回の登録手順を詳しく解説します。「機械やスマホの操作が苦手…」という方も安心してください。手順さえ知っていれば難しくありません。
まず、ログイン画面にアクセスすると「ユーザーID」と「パスワード」の入力を求められます。
1. ユーザーIDの正体

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このユーザーIDに入力するのは、あなたが店舗で採用された時に割り当てられた「スタッフコード(社員番号)」です。通常は6桁の数字で構成されています。
「自分のスタッフコードなんて知らないよ!」という方もいるかもしれませんが、実は身近なところに書いてあります。例えば、お店の事務所に貼ってある「シフト表」の名前の横や、勤怠を打刻する画面、あるいは以前もらった紙の給与明細などを見てみてください。そこに記載されている番号があなたのIDです。
2. 初期パスワードのルール

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次に、最も質問が多く、エラーになりやすいのが「初期パスワード」です。初めてログインする時は、自分で決めたパスワードではなく、システム側で仮設定されたパスワードを入力する必要があります。
セブンイレブンのシステムにおける初期パスワードは、原則として以下のルールになっています。
初期パスワードのルール
あなたの生年月日(西暦)の8桁です。
【入力例】
- 2000年1月1日生まれの場合 → 20000101
- 1998年4月15日生まれの場合 → 19980415
- 2005年11月30日生まれの場合 → 20051130
※月や日が1桁の場合は、必ず頭に「0」を付けて2桁にしてください(1月なら01)。
3. 強制的なパスワード変更
無事に初期パスワードでログインに成功すると、画面がいきなり切り替わり、「パスワードの変更」を求められます。これはエラーではなく、セキュリティを守るための「強制的な仕様」です。生年月日のままだと誰かに推測されてしまう危険があるため、システムが「あなただけの秘密のパスワードに変えてください」と促しているのです。
この画面で、新しいパスワード(英数字を混ぜたものなど、画面の指示に従ってください)を設定して初めて、給与明細のメニュー画面に進むことができます。ログインする直前になって「新しいパスワードどうしよう…」と慌てないように、あらかじめ8桁以上の英数字でパスワードを決めておくとスムーズですよ。
注意:PDF閲覧パスワード
システムによっては、ログインパスワードとは別に、明細書(PDFファイル)を開くための「PDF閲覧用パスワード」の設定を求められることがあります。これは「ログイン用」とは別の鍵になりますので、混同しないようにメモを取っておきましょう。
派遣スタッフのBulas登録
もしあなたが、「株式会社セールスアウトソーシング」やその他の人材派遣会社・業務請負会社経由でセブンイレブンの店舗に来ている場合、利用するシステムは「Hi-PerBT」ではなく、「Bulas(ビューラス)」になります。
このBulasシステムは、長年使われている歴史あるシステムなのですが、その分少しクセがあり、登録時に独自の注意点が必要です。特に注意すべきなのが、「URLのドメイン」と「IDの入力形式」です。
URLのドメインを確認しよう
BulasのログインURLは、通常「mobile.https://www.google.com/search?q=bulas180.com」というドメイン(インターネット上の住所)が含まれています。
店舗のパートさんが使っているURLとは全く別物ですので、店舗のPCからアクセスしようとしても、ブックマークに入っていないことがあります。派遣元の担当者から送られてきたメールや、説明資料にあるQRコードを必ず使用してください。
独特なIDの入力形式
Bulasを利用する場合、ログインIDの入力でつまずく方が非常に多いです。単に「自分の社員番号」を入れるだけでは、エラーになってしまうことが多いからです。
Bulasは多くの企業が共同で利用しているシステムであるため、IDには「どの会社のスタッフか」を識別するためのコードを含める必要があります。
BulasのID入力形式(例)
多くの場合、IDは「企業識別コード(固定)」+「社員番号」の組み合わせになります。
【よくあるパターン】 「d12」+「0」+「社員番号5桁」 = 合計9桁
例えば、社員番号が「12345」の人の場合、入力すべきIDは「12345」ではなく、 d12012345 となるケースがあります。
この「d12」のようなプレフィックス(接頭辞)を入れ忘れて、数字だけを入力し続けて「ログインできない!」と焦ってしまうケースが後を絶ちません。派遣元から渡されたIDの案内用紙には、こうした「固定の英数字」が小さく書いてあることが多いので、もう一度隅々までよく確認してみてくださいね。
7iDと給与IDの違い

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これ、本当によくある勘違いなのですが、私たちセブンイレブンの従業員にとって、身近なIDがもう一つありますよね。そう、セブンイレブンアプリやお買い物で使用する「7iD(セブンアイディー)」です。
「Web登録」と聞いて、無意識にセブンイレブンアプリを開いてしまったり、検索サイトで「セブンイレブン ログイン」と検索して出てきた「7iD」のログイン画面に、給与明細用のスタッフコードを入力してしまう…。これは、誰もが一度はやってしまいがちなミスです。
しかし、はっきりさせておきましょう。「7iD」と「給与明細のID」は、完全に別のシステムであり、全くの別物です。
| 項目 | 7iD(オムニ7) | 給与明細システム |
|---|---|---|
| 主な目的 | お買い物、クーポンの利用、 マイルを貯める(お客様向け) | 給料の確認、源泉徴収票の発行 (従業員向け) |
| IDの形式 | メールアドレス、 または任意の文字列 | スタッフコード(数字のみ)、 または企業コード付きID |
| パスワード | 大文字・小文字・数字の 混在が必須なことが多い | 初期は生年月日(数字のみ) |
「セブンイレブン アプリ」のログイン画面(account.7id.omni7.jp)に、いくら一生懸命スタッフコードを入力しても、絶対にログインできません。あちらはセブンイレブンアプリの新規登録キャンペーンなどで使う、あくまで「お客様として」サービスを利用するための入り口だからです。
注意ポイント
検索エンジンで単純に「セブンイレブン ログイン」と検索すると、SEOの関係でお客様用の7iDログイン画面が最上位に出てきてしまいます。 検索する際は、必ず「給与明細」や「モバイル帳票」という言葉が含まれているかを確認し、ページを開いた後のタイトルにも注目してください。
ログインできない時の確認点
「URLも合っている。IDもスタッフコードを入れた。パスワードも誕生日のはず。それでもログインできない!」 そんな時にチェックしてほしい、意外な落とし穴をリストアップしました。焦っている時ほど、こうした単純なミスに気づきにくいものです。
1. 入力モードのミス
スマートフォンのフリック入力を使っていると、気づかないうちに「全角数字」で入力してしまっていることがあります。パスワードやIDは、基本的にすべて「半角英数字」で入力しなければなりません。 また、コピー&ペーストをした際に、末尾に「見えないスペース(空白)」が入ってしまっていることもよくあります。一文字ずつ手入力してみることをおすすめします。
2. 「Club Off(クラブオフ)」との混同
セブンイレブン加盟店共済会が提供している福利厚生サービス「Club Off(クラブオフ)」をご存知でしょうか? 映画が安くなったり、ホテルの割引が受けられる便利なサービスで、従業員なら誰でも使えます。
実はこのClub Offにもログイン画面があり、デザインも少し似ています。しかし、こちらのログインIDは「加盟店コード」や「会員番号(11桁や14桁)」を使用するため、給与明細のIDとは異なります。 「従業員専用サイト」と書かれているため間違えやすいのですが、今開いているページが「福利厚生」なのか「給与明細」なのか、URLや画面のタイトルをよく見て確認してください。
3. ブラウザのキャッシュ(履歴)
過去に誤ったパスワードを入力した情報がブラウザに残っていて、自動入力機能が間違った情報を勝手に入力してしまっているケースもあります。一度、ブラウザの履歴やキャッシュをクリアするか、Google Chromeの「シークレットモード」などのプライベートブラウジング機能を使ってアクセスしてみてください。
セブンイレブン給料明細Web登録後の注意点
- 明細が見れない原因
- パスワードを忘れた場合
- データの保存期間と印刷
- 退職後の明細確認
明細が見れない原因
「やっとログインできた!」と喜んだのも束の間、メニュー画面までは行けるのに、肝心の明細PDFが開かない、あるいは画面が真っ白になってしまう…というトラブルも報告されています。これは多くの場合、お使いのスマートフォンの設定や、ブラウザのセキュリティ機能が影響しています。
JavaScriptとCookieの設定
セブンイレブン関連のWebシステム(Hi-PerBTなど)は、動的な表示を行うためにJavaScript(ジャバスクリプト)や、ログイン状態を保持するためのCookie(クッキー)という技術を使用しています。
もし、プライバシー保護のためにこれらの機能を「ブロック」する設定にしていると、システムは正しく動きません。
設定の確認方法
- iPhone (Safari) の場合: 「設定」アプリ → 「Safari」 → 「すべてのCookieをブロック」がOFF(白色)になっているか確認してください。また、「JavaScript」がONになっているかも詳細設定から確認しましょう。
- Android (Chrome) の場合: Chromeアプリの右上メニュー → 「設定」 → 「サイトの設定」 → 「JavaScript」と「Cookie」がそれぞれ許可されているか確認してください。
ポップアップブロックの解除
給与明細を表示する際、新しいウィンドウ(ポップアップ)でPDFを開こうとする挙動をする場合があります。この時、ブラウザの「ポップアップブロック」機能が働いていると、「ブロックしました」という通知が一瞬出るだけで、何も表示されないことがあります。
アドレスバーのあたりに「ブロックされました」というアイコンが出ていないか確認し、出ている場合は「常に許可する」を選択してください。
システムメンテナンスの可能性
デジタルならではの事情として、サーバーの定期メンテナンス中はアクセスできません。特に、給与支給日(10日や25日など)の朝や、月末の深夜などはアクセスが集中して繋がりにくかったり、緊急メンテナンスが入ることもあります。 「おかしいな」と思ったら、数時間〜半日ほど時間を置いてから再度アクセスしてみてください。
パスワードを忘れた場合

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Web給与明細を利用する上で、私が現役店長として最も強く、声を大にしてお伝えしたいことがあります。 それは、「ログインしたら、何よりも先にメールアドレスを登録してください!」ということです。
人間ですから、設定したパスワードを忘れてしまうことは必ずあります。そんな時、ログイン画面にある「パスワードをお忘れの方はこちら」「パスワード再発行」といったリンクから、自分でリセット手続きを行うことができます。しかし、この機能を使うには、「システムにあらかじめメールアドレスが登録されていること」が絶対条件なのです。
最重要:メールアドレスを登録していないと…
もしメールアドレスを登録しないままパスワードを忘れてしまうと、自力での復旧は100%不可能です。 どうなるかというと、店長にお願いして、店長から本部のヘルプデスクやシステム管理会社へ「パスワード初期化依頼」の申請書を出してもらい、それが処理されるのを待たなければなりません。
これには数日〜1週間程度かかることもあり、その間、給与明細を見ることはできません。 「店長、パスワード忘れちゃいました…」と相談するのは気まずいですし、お互いに手間がかかりますよね。
キャリアメールの受信設定
また、メールアドレスを登録していても、携帯大手キャリア(docomo, au, SoftBank)のメールアドレスを使っている場合、「迷惑メールフィルター」に引っかかってしまい、リセット用のメールが届かないトラブルが多発しています。
システムからのメールは、PCからの自動送信メールとして扱われるため、デフォルト(初期設定)のままだとブロックされる可能性が高いのです。 利用しているシステムに合わせて、以下のドメイン(メールの@より後ろの部分)からのメールを受信できるように、あらかじめ「指定受信設定」を行っておきましょう。
- Hi-PerBTの場合:@ahc-net.co.jp など
- Bulasの場合:https://www.google.com/search?q=bulas180.com など
データの保存期間と印刷

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紙の明細書であれば、引き出しの奥にしまっておけば10年前のものでも物理的に残ります。しかし、Web明細には明確な「閲覧期限(保存期間)」が存在します。
多くの給与明細システムでは、サーバー上のデータ保存期間は「2年間(24ヶ月)」に設定されていることが一般的です。2年を過ぎると、古いデータから順に自動的に削除され、二度と見ることができなくなります。
「今はスマホで見れるからいいや」と思っていると、将来的に困ることがあります。例えば、以下のようなシチュエーションです。
- 新しいアパートを借りる際の入居審査
- 住宅ローンや車のローンの審査
- 保育園の入園申し込み
- 税務署での確定申告の手続き
こうした手続きでは、直近の収入証明だけでなく、過去1年〜2年分の所得を証明する書類を求められることがあります。その時に「データが消えていて出せません」では、審査に通らなくなってしまいます。
なお、国税庁も、給与明細などの国税関係書類については、電子データでの保存を認めていますが、適切な期間保存しておくことを求めています。
(出典:国税庁『電子帳簿保存法関係』)
毎月のルーティンにしよう
給与明細が公開されたら、単に画面で数字を確認して終わりにするのではなく、必ず「PDFダウンロード」ボタンを押して、ファイルを自分のスマートフォンやPC本体に保存する癖をつけましょう。
クラウド(GoogleドライブやiCloudなど)に保存しておけば、機種変更をしてもデータが消えないのでさらに安心です。もしご自宅にプリンターがない場合は、ファイルをセブンイレブンのネットプリントに登録して、店舗のマルチコピー機で毎月印刷しておくのも良い方法ですね。
退職後の明細確認
「バイトを辞めた後、最後の給料明細や源泉徴収票はどうやって受け取るの?」というのも、非常によくある質問です。
一般的に、Web給与明細システムのアカウントは、退職処理が行われると同時に、あるいは一定期間経過後に無効化されます。多くのケースでは、「退職後90日程度」まではログイン可能な設定になっていますが、これはあくまで猶予期間であり、永久に見られるわけではありません。
源泉徴収票の確保を忘れずに
特に重要なのが「源泉徴収票(げんせんちょうしゅうひょう)」です。これは、次のアルバイト先や就職先が決まった時に、必ず「提出してください」と言われる書類です。また、自分で確定申告をして税金を取り戻す際にも必要になります。
退職してから半年後に「新しいバイト先で必要になったので、源泉徴収票をください」と、辞めたお店の店長に連絡するのは…正直なところ、ちょっと気まずいですよね? 店長側としても、すでに退職したスタッフの書類を再発行するのは、本部への申請が必要だったりと意外と手間がかかる作業なんです。
退職時の鉄則
退職が決まったら、最終出勤日までに、あるいは退職後最初の給料日(最後の給料が振り込まれた日)に、必ずシステムにログインしてください。 そして、「過去のすべての給与明細」と「発行済みの源泉徴収票」をすべて一括でダウンロードして保存してしまいましょう。 「立つ鳥跡を濁さず」ではありませんが、自分のデータは自分で管理して卒業するのが、スマートな社会人のマナーとも言えます。
よくある質問
Q:ログインURLがわかりません。どこからアクセスすれば良いですか?
A:雇用形態により異なります。直接雇用のスタッフは「Hi-PerBT モバイル帳票」、派遣スタッフは「Bulas」を使用します。検索結果の「7iD」や「Club Off」は別サイトですので、店舗で配布されたQRコードや店舗PCから正しいURLにアクセスしてください。
Q:初めてログインしますが、初期パスワードは何ですか?
A:原則として「生年月日(西暦)の8桁(YYYYMMDD)」です(例:2000年1月1日なら20000101)。初回ログイン時に強制的にパスワード変更画面へ移動しますので、新しいパスワードの設定が必要です。
Q:パスワードを忘れてしまいました。どうすれば再発行できますか?
A:ログイン画面の再発行リンクから手続き可能ですが、事前にメールアドレスの登録が必須です。未登録の場合は自力復旧できないため、店長に「パスワード初期化依頼」を相談してください。
Q:退職した後でも給与明細や源泉徴収票は見られますか?
A:退職後90日程度でアクセスできなくなります。また、Web上のデータ保存期間は2年間です。退職日が近づいたら、必ず全ての明細と源泉徴収票をPDFでダウンロードし、端末に保存しておきましょう。
セブンイレブン給料明細Web登録の総括
今回は、セブンイレブンの給料明細のWeb登録手順や、ログインできない時の対処法、そして利用上の注意点について、現役店長の視点から詳しく解説してきました。
最初は「QRコード? ID? ドメイン?」と、難しく感じてしまったかもしれません。しかし、仕組みさえ理解してしまえば、スマホ一つでいつでもどこでも、自分の頑張った成果(お給料)を確認できる、非常に便利なシステムです。
今回のまとめ
- システムの特定:直接雇用(Hi-PerBT)か派遣(Bulas)かでURLとID体系が全く違う。自分の雇用形態を確認しよう。
- IDとパスワード:初回IDはスタッフコード。初期パスワードは生年月日8桁(YYYYMMDD)が基本。
- 混同注意:7iD(お客様用アプリ)やClub Off(福利厚生)とは別システム。正しいURLか確認を。
- 最重要アクション:ログインに成功したら、何よりも先に「メールアドレスの登録」を行うこと。これさえあればパスワードを忘れても怖くない。
- データの自衛:Web上のデータは2年で消える。毎月必ずPDFでダウンロード保存する習慣をつける。
給与明細は、単なる「金額のお知らせ」ではありません。あなたが時間と労力を使って働いた、大切な「生活の記録」であり、社会的な信用を証明する書類でもあります。
「ログインできない!」と給料日の朝に焦る前に、まずは自分がどのシステムを使うべきかをしっかりと確認し、メールアドレスの設定など、自分の身を守る準備をしておきましょう。もし、どうしても解決できない時は、この記事を読んだことを伝えた上で、遠慮なく店舗の店長やオーナーに相談してみてください。きっと親身に対応してくれるはずです。
この記事が、あなたのスムーズなWeb登録と、快適なセブンイレブンでのワークライフの助けになれば、店長としてこれほど嬉しいことはありません。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!