セブンイレブン

セブンイレブン住民票のやり方完全ガイド

コンビニ店長がマイナンバーカードを持ち、セブンイレブンのマルチコピー機の前で案内する様子。

マイローカルコンビニ

はじまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。

最近、お店のマルチコピー機で住民票を取っていく方をよく見かけます。「セブンイレブンでの住民票のやり方って、意外と知らないかも?」と思い、この記事を書いています。急に住民票が必要になったけど、役所に行く時間がない時、本当に便利ですよね。

でも、いざやろうとすると、必要なものは何なのか、マイナンバーカードなしでもいけるのか、手数料はいくらで、土日や夜中でも時間は大丈夫なのか、色々気になりませんか。特に世帯全員分の取得や、本籍地が違う場合の戸籍など、細かいルールもあって戸惑うかもしれません。

「操作を間違えたらどうしよう」「もし取得できない事態になったら…」と不安になる方もいるかなと思います。

この記事では、現役コンビニ店長の視点から、セブンイレブンで住民票を取得する具体的なやり方と、私が実際にお店で見てきた「やりがちな失敗」や知っておきたい注意点を、できるだけ分かりやすく、詳しく解説していきますね。

記事のポイント

  • セブンで住民票を取るための必須アイテム
  • マルチコピー機の具体的な操作手順(と注意点)
  • 手数料や利用できる時間帯(と例外)
  • やりがちな失敗とトラブル回避策

セブンイレブン住民票のやり方と必要なもの

まずは、セブンイレブンで住民票を取得するための基本的な「やり方」と、絶対に忘れてはいけない「必要なもの」について、しっかり確認していきましょう。ここが一番のキホンですね。ここさえ押さえれば、もう8割方成功したようなものかなと思います。

住民票取得に必要なものと認証方法

マイナンバーカードと4桁の暗証番号が並べられ、コンビニ交付の必須アイテムであることを強調したクローズアップ。

マイローカルコンビニ

セブンイレブンで住民票を取得するために必要なものは、非常にシンプルです。

必須アイテム:マイナンバーカード

これだけは絶対に忘れないでください。うちのお店(セブン)でも「保険証じゃダメ?」「免許証じゃダメ?」と聞かれることがあるんですが、コンビニ交付はマイナンバーカード専用のサービスなんです。カードのICチップに入っている電子証明書を使って、厳格な本人確認を行う仕組みなんですね。

そして、もう一つ大事なのが「利用者証明用電子証明書の4桁の暗証番号」です。これは、マイナンバーカードを受け取った時にご自身で設定した、数字4桁のパスワードのことですね。マルチコピー機で「本当にカードの持ち主本人ですか?」と確認するために使います。

この「マイナンバーカード本体」と「4桁の暗証番号」、この2点セットが、コンビニ交付の鍵になります。

2種類の暗証番号に注意

マイナンバーカードの暗証番号って、実はいくつか種類があってややこしいですよね。ここで使うのは、以下のうち「利用者証明用」のほうです。

暗証番号の種類 桁数 主な用途 コンビニ交付での使用
利用者証明用電子証明書 数字4桁 マイナポータルへのログイン、コンビニ交付など (必須)これを使います
署名用電子証明書 英数字6〜16桁 e-Tax(確定申告)の電子申請など (不要)使いません
住民基本台帳用 数字4桁 役所での転入出手続きなど (不要)使いません
券面事項入力補助用 数字4桁 個人情報の読み取り時など (不要)使いません

コンビニ交付で入力を求められるのは、太字にした「利用者証明用の4桁」です。e-Taxで使う長い方(6〜16桁)と混同しないように注意してくださいね。

電子証明書の有効期限もチェック

マイナンバーカード本体の有効期限(発行から10回目のお誕生日)とは別に、中に入っている「電子証明書」にも有効期限があります。こちらは原則、発行から5回目のお誕生日までとなっています。

もし、この電子証明書の有効期限が切れていると、コンビニ交付は利用できません。その場合は、役所の窓口で更新手続きが必要になるので、カードの券面に書いてある有効期限を一度チェックしておくと安心ですね。

マイナンバーカードなしで取得できる?

これは本当によく聞かれる質問なんですが、結論から言うと…マイナンバーカードなしでは、残念ながら取得できません。

マイナンバーカードがない場合は利用不可

残念ながら、2025年11月現在、セブンイレブンを含むコンビニ交付サービスは、マイナンバーカードを持っているご本人様しか利用できない仕組みになっています。これは、コンビニという場所で、役所の窓口と同じレベルの厳格な本人確認を行うために、ICチップによる高度な認証が必要だからなんですね。

運転免許証や健康保険証では、この認証ができないため、利用は認められていません。

「通知カード」や「住基カード」は使えません

これもよくある誤解です。

  • 通知カード(緑色の紙のカード):これは、あなたのマイナンバーをお知らせするためだけのカードなので、本人確認書類としては使えず、コンビニ交付も利用できません。
  • 住基カード(住民基本台帳カード):マイナンバーカードが普及する前にあったカードですね。これもコンビニ交付には対応していません。

もしカードをまだお持ちでない場合は、お手数ですが、まずはお住まいの市区町村でマイナンバーカードの申請・受け取りをしてから、コンビニ交付を利用する流れになりますね。

最近は、マイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載する「スマホ用電子証明書」というサービスも一部の自治体やAndroid端末で始まってはいるようですが、まだまだ全国的に普及しているとは言いがたい状況です。現時点では「コンビニ交付=マイナンバーカード必須」と覚えておくのが一番確実かなと思います。

住民票の取得が可能な時間と土日祝日

コンビニ交付の最大のメリットは、やっぱり「時間」かなと思います。

原則として、毎日、朝6時30分から夜23時まで利用可能です。これ、本当にすごいことですよね。

夜間営業中のセブンイレブン店内で、日本人がマルチコピー機を利用して住民票を取得している様子。

マイローカルコンビニ

もちろん、土日や祝日も関係なく利用できます。(※年末年始などを除く)

役所が閉まった後の仕事帰りや、平日は忙しくて動けない方でも、近所のセブンイレブンでサッと取得できる。これは、店長としても「便利になったなぁ」と実感するポイントです。もちろん、深夜や早朝はセブンイレブンの納品時間と重なることもありますが、コピー機は静かに利用できますよ。

自治体ごとの提供時間

「6:30〜23:00」というのは、国が定めたコンビニ交付システムの最大稼働時間です。お住まいの市区町村によっては、独自にサービス提供時間を短縮している場合があります。

例えば、「平日は19:00まで」「土日は17:00まで」といった具合ですね。また、取得できる証明書の種類によっても時間が異なる場合があります(例:住民票は23時までOKだけど、戸籍証明書は平日17時まで、など)。

例外:システムメンテナンスに注意

原則毎日動いていますが、例外もあります。一番大きいのは、年末年始(12月29日〜1月3日頃)です。この期間は、役所本体のお休みに合わせて、コンビニ交付サービスも全国一斉に停止することが多いです。

また、それ以外にも、自治体側のシステムメンテナンスや、国のシステム全体のメンテナンスなどで、一時的にサービスが停止することがあります。例えば、特定の週末の夜間だけ使えない、といった感じですね。

「絶対にこの日に必要!」という場合は、念のため、お住まいの市区町村のホームページや、下記の公式サイトでご自身の自治体の対応状況(利用時間や停止情報)を確認しておくと、さらに安心かなと思います。

(参考:地方公共団体情報システム機構(J-LIS)コンビニ交付公式サイト

住民票の手数料はいくら?窓口との比較

気になる手数料ですが、これも嬉しいポイントです。

多くの自治体では、住民票の写し1通あたり 200円 に設定されていることが多いようです。(※これはあくまで一例です。自治体により異なります。)

役所の窓口で取得すると、だいたい300円くらいかかるところが多いかなと思うので、窓口よりも100円程度安くなるケースが一般的ですね。

役所窓口の手数料(300円)とコンビニ交付の手数料(200円)を比較するコインの視覚化。

マイローカルコンビニ

なぜコンビニ交付は安いのか?

これは、役所の窓口で職員さんが対応する「人件費」がかからない分、システム利用料を差し引いても安くできる、という行政側のメリットもあるからなんですね。私たち市民も安くなるし、役所も窓口業務のコストを削減できるしで、Win-Winの仕組みというわけです。

自治体によっては、このコンビニ交付の利用をさらに推し進めるために、「コンビニ交付なら手数料100円!」とか「期間限定で無料!」といったキャンペーンを行っている場合もあるみたいですよ。お店で売っている三ツ矢サイダーの値段と比べても、公的書類がこの価格で手に入るのはすごいですよね。

手数料の比較例(※あくまで一例です)
証明書の種類 コンビニ交付手数料(目安) 窓口交付手数料(目安) 差額(目安)
住民票の写し 200円 300円 -100円
印鑑登録証明書 200円 300円 -100円
戸籍証明書(全部/個人) 350円 450円 -100円
課税(非課税)証明書 200円 300円 -100円

※金額は自治体によって大きく異なる場合があります。必ずお住まいの自治体の情報をご確認ください。

手数料無料のケースでも有料になる?

ここで一つ、大きな注意点があります。

窓口で無料でも、コンビニ交付は有料の場合あり

例えば、特定の公的手続き(児童手当の申請など)のために住民票を取得する場合、役所の窓口では手数料が免除(無料)になることがありますよね。

しかし、コンビニのマルチコピー機では、こうした個別の免除規定が適用されません。そのため、窓口なら無料になるはずだった証明書も、コンビニで取得するとシステム利用料として一律で有料(例:200円)となるのが原則です。

「無料で取れるはずだったのに!」とならないよう、この点はご注意ください。

世帯全員や一部など住民票の選択方法

マルチコピー機の操作中に、住民票に「誰の情報を載せるか」「どの情報を載せるか」を選ぶ、非常に大事な画面が出てきます。この選択を間違えると、手数料を払ったのに住民票が使えない…なんてことになりかねません。

証明範囲の選択

  • 本人のみ:あなたご自身の情報だけが載った住民票です。
  • 世帯全員:あなたと同じ世帯に登録されている方、全員の情報が載った住民票です。
  • 世帯の一部:あなたと同じ世帯の家族のうち、必要な人だけを選んで載せる方法です。(画面に世帯員の一覧が出るので、必要な人にチェックを入れます)

記載事項の選択

  • 世帯主名・続柄:記載するか、しないかを選べます。
  • 本籍地・筆頭者:記載するか、しないかを選べます。(日本国籍の方のみ)
  • マイナンバー(個人番号):記載するか、しないかを選べます。
  • 住民票コード:記載するか、しないかを選べます。

これらの選択肢は、提出先(例えば会社や学校、役所、銀行など)が「どんな内容の住民票を求めているか」によって、正解がまったく異なります。マルチコピー機は住民票以外にも、例えば写真の分割プリントなど色々なことができますが、行政サービスは特に選択を間違えないよう注意が必要ですね。

【最重要】提出先の要件を「必ず」確認!

マルチコピー機の最終確認画面で、世帯全員または本人のみ、マイナンバー記載の有無を慎重に確認する日本の手のクローズアップ。

マイローカルコンビニ

ここを間違えると、手数料を払って取得した住民票が「記載事項が足りない」あるいは「余計な情報(マイナンバーなど)が載っている」という理由で、提出先で受理してもらえないという最悪の事態になります。

例えば、

  • 運転免許の住所変更なら:「本人のみ、本籍地記載、マイナンバー不要」
  • 家族の扶養手続き(会社)なら:「世帯全員続柄記載、マイナンバー必要」
  • パスポート申請なら:「本籍地・続柄記載のもの」

といった具合に、用途によって求められる内容が本当にバラバラなんです。

特に「マイナンバー(個人番号)の記載」は非常にセンシティブな情報なので、提出先から明確に「マイナンバー記載の住民票を」と言われない限りは、原則として「記載しない」を選ぶのが安全です。

操作を始める前に、必ず提出先に「必要な住民票の記載内容」を電話などで確認しておくことを、強くおすすめします!

セブンイレブン住民票のやり方の注意点

ここまで便利な点や基本的なやり方をお伝えしてきましたが、ここからは、私が店長として「あちゃー、お客さん困ってる…」と実際にお店でお見かけすることがある「よくあるトラブル事例」と、それを回避するための大事な注意点です。

便利なサービスだからこそ、利用者がしっかり理解しておくべきルールがあるんですね。時々、店で行列ができている理由とはまた別の、コピー機前での個別のトラブルですね。

取得できない?暗証番号ロックと解除法

これが、コンビニ交付で一番怖い、そして一番やってしまいがちなトラブルかもしれません。

マルチコピー機でマイナンバーカードの暗証番号(利用者証明用の4桁)を入力するとき、もし…もしも、3回連続で間違えてしまうと…

その瞬間、セキュリティ保護のために、カードに強固なロックがかかってしまいます!

暗証番号ロックの恐怖と解除法

マイナンバーカードの暗証番号を3回間違えてロックされ、コンビニのマルチコピー機で利用できなくなった様子。

マイローカルコンビニ

ロックがかかるとどうなる? そのカードでは、コンビニ交付サービスが一切利用できなくなります。セブンイレブンのマルチコピー機では、もうどうすることもできません。私たちコンビニ店員も、権限がないため解除のお手伝いはできないんです。

ロックを解除するには? ご本人がマイナンバーカードを持って、お住まいの市区町村の役所窓口に行く必要があります。そこで、厳格な本人確認の上で、暗証番号の初期化・再設定の手続きをしない限り、ロックは解除されません。

うちのお店のコピー機の前で「あれ?」「おかしいな?」と固まってしまう方も、たまにお見かけします…。急いでいる時に限って、設定した暗証番号をド忘れしたり、別のパスワードと混同したりするんですよね。

ロック解除に必要な持ち物

もしロックがかかってしまった場合、役所の窓口には「マイナンバーカード本体」だけを持っていけば良いとは限りません。

役所でのロック解除手続き

自治体によって運用が異なるかもしれませんが、一般的にはマイナンバーカード本体のほかに、運転免許証やパスポート、健康保険証など、もう1点の本人確認書類の提示を求められることが多いようです。

「役所まで行ったのに、持ち物が足りなくて手続きできなかった…」という二度手間を防ぐためにも、事前に役所の担当課に電話して、「暗証番号をロックされたので解除したいのですが、必要な持ち物を教えてください」と確認するのが一番確実ですね。これはセブンイレブンのお客様相談室の電話番号に聞いても解決できない、ご本人と役所の問題なので注意してください。

暗証番号(4桁のほうです!)は、絶対に正確に覚えておくか、もし不安なら事前にご自宅でメモを確認するなどしてから、操作に臨んでください。3回ミスしたら、役所行きです。本当に、お気をつけください。

本籍地が違う場合の戸籍証明書の取得

これは「住民票のやり方」とは少し異なりますが、コンビニ交付でよくある疑問なので補足しますね。

コンビニでは「戸籍証明書(戸籍謄本や戸籍抄本)」も取得できるんですが、ここで一つ大きな注意点があります。

それは、「今、住民票を置いている市区町村」と「本籍地がある市区町村」が違う場合です。

本籍地が違う場合は「事前申請」が必要

例えば、今住んでいるのはA市(住民票はA市)だけど、本籍地は実家のあるB市のまま、というケース。結構多いかなと思います。

この場合、A市のセブンイレブンでB市の戸籍証明書を取るには、事前に「戸籍証明書交付の利用登録申請」という手続きが必要になります。

なぜ事前申請が必要?

これは、日本の行政システムが「住民票は『住んでいる場所』の自治体(A市)」、「戸籍は『本籍地』の自治体(B市)」と、別々の場所でデータを管理しているからなんですね。

A市のコンビニでB市の戸籍を取る、ということは、A市(のシステム)がB市(のシステム)に「この人、本当にB市の戸籍の人で間違いない?」と問い合わせる必要があります。そのための「連携許可」を得るのが、この『利用登録申請』なんです。

申請から利用可能になるまでの時間

この利用登録申請は、セブンイレブンのマルチコピー機、またはご自宅のPC(ICカードリーダーが必要)から行えます。

ただし、申請したら即OK、とはいきません。申請データが本籍地の役所(B市)に送られ、そこで職員さんが申請内容を目視で確認する(!)という作業があるそうです。そのため、利用可能になるまで、申請から土日祝を除いて数日(3〜5営業日程度)かかるのが一般的です。

「明日、本籍地が違う戸籍が欲しい!」と思っても、事前申請をしていなければ、いきなりセブンに行っても取得できないので、これだけは計画的に行う必要がありますね。お店で法事用のお弁当を予約するのと同じで、公的なサービスは特に事前の準備が大事かなと思います。

※なお、ご自身の住民票(A市の住民票)を取るだけなら、この手続きは一切不要ですよ!

印鑑登録証明書や税証明書も取得可能

セブンイレブンのマルチコピー機、実は住民票以外にもいろいろな証明書が取れるんです。(※お住まいの自治体が、どの証明書サービスに対応しているかによります)

例えば、以下のようなものがあります。

  • 印鑑登録証明書
  • 各種税証明書(課税証明書、非課税証明書、所得証明書など)
  • 戸籍証明書(上で触れたものですね)
  • 戸籍の附票の写し

印鑑登録証明書がマイナカードだけで取れる!

特に私が「おっ、これは便利!」と思ったのは、印鑑登録証明書です。通常、役所の窓口で印鑑登録証明書を取るには、自治体が発行した「印鑑登録証(専用のカード)」が必要なことが多いですよね。

しかし、コンビニ交付なら、あのカードは不要です。マイナンバーカードと4桁の暗証番号だけで取得できるんです。マイナンバーカードのICチップによる厳格な本人認証が、従来の「印鑑登録証(カード)」の役割を代替している、と考えると分かりやすいかもですね。コピー機ではチケットぴあの発券などもできますが、行政サービスも本当に充実してきました。

税証明書取得の注意点

住民票と同じくらいニーズがあるのが「税証明書(所得証明書など)」ですが、これにはいくつか特有の注意点があります。

税証明書取得の特有ルール

  1. 本人分しか取れない 住民票は「世帯全員」が取れますが、税情報は極めて機密性の高い個人情報のため、コンビニ交付ではマイナンバーカードの持ち主、ご本人の分の証明書しか取得できません。同じ世帯の家族(例えば配偶者)の所得証明書は取れないのでご注意ください。
  2. 発行できる自治体が決まっている 税証明書は、その年の1月1日時点に住民票があった市区町村で発行されます。例えば、2025年4月にA市からB市に引っ越した場合、2025年度の課税証明書(2024年中の所得を証明するもの)は、1月1日に住んでいたA市でしか発行できません。
  3. 情報反映のタイムラグ 確定申告や住民税の申告をしたばかりの場合、その内容が証明書に反映されるまでには時間がかかります。直近で申告した方は、情報が反映されているか事前に役所に確認したほうがいいかもですね。

印刷ミスは返金不可!最終確認の重要性

最後に、これはコンビニ店長として、本当に、本当にお願いしたい一番大事な注意点です。

マルチコピー機で手数料(現金またはnanaco ※自治体による)を支払い、証明書がウィーンと印刷された後…。

いかなる理由があっても、手数料の返金や証明書の交換は一切できません!

印刷後の返金・交換は絶対に不可能です

これは、セブンイレブンが意地悪をしているのではなく(笑)、公的な証明書を発行したという行政上の記録が、印刷が完了した瞬間に国のシステムに送信・確定されてしまい、物理的に取り消しができないからなんです。お店のコピー用紙の印刷ミスとは、ワケが違うんですね…。

例えば、

  • 「世帯全員が必要だったのに、本人のみで印刷しちゃった…」
  • 「マイナンバー記載が必要だったのに、記載なしを選んでしまった…」
  • 「1通でよかったのに、間違えて2通で印刷しちゃった…」
  • 「(内容が古かったなど)希望していた内容の証明書じゃなかった…」

こうした操作ミスや確認不足が起きて、証明書が印刷されてしまった後で、私たちコンビニの店員に「間違えたから返金して!」とご相談いただいても、システム上、絶対に対応できないんです。

私(店長)が目撃した悲劇…

実際に私のお店でも、「ああっ!マイナンバー載せるの忘れた!」と印刷後に気づいて呆然としているお客様をお見かけしたことがあります…。本当に気の毒なのですが、どうにもできず…。

そのお客様は、手数料(200円)が無駄になってしまっただけでなく、正しい証明書を取得するために、再度マルチコピー機を操作し、もう一度200円を支払うことになってしまいました。

だからこそ、手数料を入れる直前の「最終確認画面」でのチェックが命綱です。「世帯は全員か?」「記載事項(マイナンバーや本籍)はこれでいいか?」「部数は間違ってないか?」を、指差し確認するくらいの気持ちで、厳重にチェックしてください!

もし操作方法などで本当に困ってしまったら、私たち店員に声をかけていただくのはもちろん大丈夫ですが、最終的な責任はご自身にあるという点は、ご理解いただけると助かります。これはお店への苦情とは全く別の、行政サービスのルールなんです。

紙詰まりや印刷不良の場合は?

ただし、例外があります。あなたの操作ミスではなく、マルチコピー機の機械的な故障が原因の場合です。

機械トラブル時は、すぐに店員へ!

もし、手数料を支払ったのに、

  • 紙が詰まって出てこない
  • インクがかすれて文字が読めない
  • シワシワの紙で出てきた

といった、明らかに機械側のトラブルで証明書が正しく印刷されなかった場合は、絶対にその場を離れず、すぐにマルチコピー機に備え付けのインターホンでサポートセンターに連絡するか、私たちお店の店員を呼んでください。

これは、証明書が正常に発行されなかったケースとして、返金対象になる可能性があります。店員が状況を確認し、所定の手続き(レシートに印鑑を押すなど)を行いますので、必ずお申し出ください。

よくある質問

Q:セブンイレブンで住民票を取得するのに必要なものは何ですか?

A:「マイナンバーカード」と、カード受け取り時に設定した「利用者証明用電子証明書の4桁の暗証番号」の2点です。運転免許証や健康保険証、通知カードでは利用できません。

Q:住民票は何時から何時まで取得できますか?土日や祝日でも大丈夫ですか?

A:原則として毎日「朝6時30分から夜23時まで」利用可能です。土日や祝日も含まれます。ただし、年末年始の停止期間や、自治体独自のメンテナンス時間・短縮時間があるため注意が必要です。

Q:暗証番号を間違えてロックされたらどうなりますか?

A:4桁の暗証番号を3回連続で間違えるとカードがロックされ、コンビニ交付が一切利用できなくなります。ロック解除はコンビニではできず、ご本人が役所の窓口で手続きする必要があります。

Q:記載内容(世帯全員など)を間違えて印刷した場合、返金や交換はできますか?

A:できません。操作ミスや確認不足であっても、一度印刷が完了した証明書の手数料は一切返金・交換できません。手数料を入れる直前の「最終確認画面」での厳重なチェックが非常に重要です。

セブンイレブン住民票のやり方を総括

コンビニのマルチコピー機から印刷された住民票を見て、内容の間違いに気づき後悔している日本人。印刷後の返金不可を表現。

マイローカルコンビニ

いやー、コンビニ交付、本当に便利になりましたよね。役所の時間外や土日でも、近所のセブンイレブンで住民票が取れる。このセブンイレブンでの住民票のやり方さえマスターしておけば、急に「明日までに住民票が必要!」となっても慌てなくて済みます。

最後にもう一度、セブンイレブンに行く前の最終チェックリストをまとめておきますね。

おさらいチェックリスト

これさえ押さえれば、まず失敗しないはずです!

  1. マイナンバーカードは持ちましたか? (通知カードや免許証ではダメですよ!)
  2. 利用者証明用(4桁)の暗証番号は覚えていますか? (3回ミスでロック!役所行きです!)
  3. 提出先が必要とする住民票の内容は確認しましたか? (世帯全員?本籍地は必要?マイナンバーは必要? 印刷後の返金不可!)

この3点さえクリアしていれば、マルチコピー機の操作自体は、画面が「次、これを押してください」と丁寧に案内してくれるので、決して難しくないかなと思います。

最初はちょっと緊張するかもですが、一度やってみれば「こんなに簡単だったんだ!」と思えるはずです。あなたの貴重な時間を有効に使うための便利な行政サービスとして、ぜひ上手に活用してみてくださいね!住民票が取れたら、ついでに人気のスムージーでも買って、一息つくのはいかがでしょうか(笑)。

  • この記事を書いた人

齋藤正志

コンビニの裏も表も知り尽くしたプロの視点から、新商品やお得なキャンペーン情報をどこよりも詳しく解説中!                                                   ▼保有資格▼                     日本商工会議所主催 販売士検定試験 1級取得,医薬品登録販売者試験 取得,食品衛生責任者 取得,防火管理者,SSTスタッフトレーナー                                              

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