
マイローカルコンビニ
はじめまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
急にアルバイトの面接が決まったり、パスポートの更新期限が迫っていたりして、証明写真が必要になった経験はありませんか? そんな時、駅前にあるボックス型のスピード写真機を探し回ったり、わざわざ写真館の予約を入れたりするのは、時間も手間もかかって大変ですよね。
「たった数枚の写真のために1,000円近く払うのはもったいない…」と、お財布の紐を固くしたくなる気持ち、私自身もよく分かります。
実は今、セブンイレブンの証明写真に関するサービスを賢く利用すれば、お手持ちのスマホを使って24時間いつでも、すぐに作成できることをご存知でしょうか。専用のアプリで撮影・加工したデータを、店内のマルチコピー機で「L判写真」として印刷するやり方なら、一般的な写真機の半額以下である200円程度、やり方次第ではなんと数十円にコストを抑えることも可能です。
この記事では、現役店長の視点から、適切なサイズの選び方や「ピクチャン」などの便利なサービスの活用法を含め、機械操作が苦手な方でも簡単に高品質な写真を準備するための手順を、詳しくわかりやすく解説します。
記事のポイント
- スマホを活用して証明写真代を最安200円(実質40円〜)に抑える具体的な裏技
- セブンイレブンのマルチコピー機を使ったL判印刷の操作手順とカットのコツ
- 履歴書やパスポートなど用途に合わせた正確なサイズ設定と規格の注意点
- 撮影時の服装や背景加工など、再提出を防ぐための品質管理ポイント
セブンイレブンでスマホの証明写真を印刷する方法
スマートフォンで撮影した写真をセブンイレブンのマルチコピー機で印刷すれば、時間もお金も大幅に節約できます。しかし、ただ写真を撮って印刷すれば良いというわけではありません。「証明写真」として使えるクオリティと規格を満たすためには、正しい手順とちょっとしたコツを知っておく必要があります。
ここでは、具体的な料金の仕組みから、アプリを使ったデータの作り方、そして実際に店舗でプリントするまでの流れをステップごとに、初心者の方にもわかるように解説していきます。
証明写真の値段は最安200円で済む

マイローカルコンビニ
通常、駅前やスーパーの入り口に設置されているボックス型のスピード証明写真機を利用すると、1回あたり800円から1,000円程度の費用がかかるのが一般的です。「失敗して撮り直したいけど、追加料金がかかるし…」と妥協した写真を使ってしまった経験がある方もいるかもしれません。
しかし、スマホで撮影したデータをセブンイレブンで印刷する方法を選べば、このコストを劇的に下げることができます。結論から言うと、外部サービスを使っても200円〜240円、完全自作なら40円で証明写真を用意することが可能です。
証明写真作成にかかる費用の比較
| 方法 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| スピード写真機 | 800円〜1,000円 | 高画質だが高い。撮り直し回数に制限あり。 |
| コンビニ証明写真(ピクチャン等) | 240円 (アプリ200円+印刷40円) | バランス最高。簡単で失敗が少ない。 |
| 完全自作(L判プリントのみ) | 40円 | 最安値。サイズ調整を自分で行う必要あり。 |
私たちのようなコンビニ店長の視点から見ても、提出先が「写真館で撮影したものに限る」と厳格に指定していない限り、品質に大きな差がないこの方法は、非常にコストパフォーマンスが良い選択だと断言できます。
特に、複数の写真を一枚の用紙に配置するテクニックはセブンイレブンの分割プリントやり方!目的別の全手順でも解説している技術の応用ですが、これをマスターすると写真代を驚くほど節約できます。
L判印刷のやり方と料金の仕組み
「なぜそんなに安くなるの?」と不思議に思う方もいるでしょう。その核心となるテクニックが「L判複数配置」と呼ばれる方法です。
セブンイレブンのマルチコピー機には「証明写真プリント」という専用モードもありますが、これを使うと少し割高になってしまいます。安く済ませるための正解は、通常の「写真プリント(L判サイズ)」を利用することです。L判とは、昔からある一般的なアルバム用写真のサイズ(89mm × 127mm)のことです。
1枚の紙に複数の顔写真を並べる

マイローカルコンビニ
このL判用紙1枚の中に、証明写真のデータ(履歴書サイズなら4枚程度)をタイル状に並べた画像データを作成し、それを印刷します。この時の印刷料金が、全国一律で1枚40円なのです。通常の写真プリントの手順についてはセブンイレブン写真プリントのやり方を店長が解説した記事も参考になりますが、基本的には「写真プリント」ボタンを選ぶだけなので非常に簡単です。
印刷されたL判シートが出てきたら、あとは自分で定規とカッターを使って規定のサイズに切り取るだけ。少しの手間はかかりますが、これだけで1枚あたりの単価を10円程度にまで抑えることができます。
ファミマやローソンなど他のコンビニでも同様のサービスはありますが、セブンイレブンのマルチコピー機は富士フイルム製の高画質プリンターを採用しているため、肌の色が綺麗に出やすく、就活などの重要な場面でも安心して使えます。
履歴書やパスポートのサイズ設定

マイローカルコンビニ
いくら安く印刷できても、提出先の規格に合っていなければ書類不備で再提出になってしまいます。特に証明写真は用途によってミリ単位でのサイズ指定があり、ここを間違えるとすべてが無駄になってしまうため、最大の注意が必要です。
主な用途ごとの標準的なサイズは以下の通りです。
| 用途 | サイズ(縦 × 横) | 重要なポイント |
|---|---|---|
| 履歴書・就職活動 | 40mm × 30mm | 最も一般的。清潔感と表情が重視される。 |
| パスポート・マイナンバー | 45mm × 35mm | 規格が極めて厳格。顔の比率に注意。 |
| 運転免許証 | 30mm × 24mm | 持ち込み写真での更新可否は地域による。 |
| 英検・資格試験など | 30mm × 24mm等 | 試験ごとに異なるため要項を必ず確認。 |
パスポート写真は特に注意が必要
中でもパスポートやマイナンバーカードの写真は、「写真のサイズ」だけでなく、「写真の中に占める顔の大きさ(頭頂から顎までの長さ)」まで細かく規定されています。例えば、顔が小さすぎて余白が多かったり、前髪が目にかかっていたりすると、窓口で受理されません。
外務省の公式サイトでも、不適当な写真の例として「顔の向き」「背景の影」「眼鏡の反射」などが詳しく挙げられています。公的な申請に使う場合は、以下のリンク先などで詳細な規格を一度確認しておくと安心です。
(出典:外務省「旅券(パスポート)用写真についてのお知らせ」)
おすすめアプリやピクチャンの活用

マイローカルコンビニ
きれいな証明写真を自作するためには、使いやすいアプリやサービスの選定が欠かせません。私が実際に試してみて「これは使いやすい」「失敗が少ない」と感じたツールをご紹介します。
1. 手軽さNo.1「ピクチャン」
最も手軽で利用者が多いのが「ピクチャン」などのブラウザ完結型サービスです。アプリをダウンロードする必要がなく、サイトにアクセスしてスマホ内の写真をアップロードするだけで、3分ほどで登録が完了します。
- メリット: アプリ不要、操作が超シンプル、全国のコンビニで印刷可能。
- デメリット: 1回あたり200円の利用料がかかる(印刷代と合わせて240円)。
2. コスト重視なら「証明写真アプリ」
とことん安く済ませたい場合は、App StoreやGoogle Playで配信されている無料の「証明写真作成アプリ」を使いましょう。「AI証明写真」や「美肌証明写真」といったアプリが有名です。
- メリット: アプリ自体は無料〜少額。AIが背景除去や美肌補正をしてくれる。
- デメリット: 自分でデータを保存し、別途ネットプリント登録をする手間がある。
汎用ツールでも可能ですが…
Canvaなどのデザインツールでも作成は可能ですが、正確な寸法(ミリ単位)合わせには慣れが必要です。失敗を防ぐ意味でも、最初は上記のような証明写真専用のツールを使うのが無難でしょう。
ネットプリントへの画像登録手順
写真データが完成したら、いよいよセブンイレブンのマルチコピー機にデータを送信(登録)します。これには主に2つの方法があり、自分の状況に合わせて使い分けるのが賢い利用法です。
| サービス名 | かんたんnetprint | セブン-イレブン マルチコピー |
|---|---|---|
| 会員登録 | 不要(すぐ使える) | 必要(無料) |
| 有効期限 | 予約日 + 1日 | 予約日 + 30日 |
| おすすめ | 今すぐ店舗に行く人 | 事前に準備しておきたい人 |
手順の違いと使い分け
「今からすぐにセブンイレブンに行って印刷する!」という場合は、会員登録不要の「かんたんnetprint」アプリ(またはWEBサイト)が便利です。写真をアップロードすると8桁の「プリント予約番号」が表示されるので、それをメモして店舗に行くだけです。
一方で、「念のためにデータを作っておいて、週末の買い物のついでに印刷したい」という場合や、「就活で何度も同じ写真を印刷するかもしれない」という場合は、有効期限が長い「セブン-イレブン マルチコピー」アプリの使用を強くおすすめします。
30日間データが保持されるので、急に必要になった時でも安心です。詳しい操作手順については、セブンイレブンのネットプリントのやり方!簡単ガイドでも解説していますので、初めての方はぜひ参考にしてみてください。
スマホで撮るセブンイレブン証明写真のコツ

マイローカルコンビニ
安く印刷できることはわかりましたが、肝心の写真のクオリティが低くては本末転倒です。「やっぱりスピード写真機の方が良かったかな…」と後悔しないために、スマホ撮影でも写真館に引けを取らない仕上がりにするための、プロ直伝の撮影と加工のコツをご紹介します。
背景を白く加工するポイント
自宅で撮影する際、一番の悩みどころが「背景」ではないでしょうか。白い壁を探しても、家具の影が入ってしまったり、生活感が写り込んでしまったりすることがよくあります。証明写真において背景は非常に重要で、ここが汚いと一気に素人感が出てしまいます。
しかし、最近のアプリを使えば、この問題は一発で解決します。多くの証明写真アプリには高性能な「背景除去機能」や「背景色変更機能」が備わっており、撮影した人物だけを綺麗に切り抜いて、背景を自動的に真っ白(または就活用に青)に置き換えてくれます。
撮影場所選びの新常識
ですので、撮影時は無理に白い壁を探す必要はありません。むしろ、「人物と背景の色の差がはっきりする場所」で撮影するのがコツです。例えば、色の濃いカーテンの前などで撮影すると、AIが「ここからが人間、ここからが背景」と認識しやすくなり、髪の毛の切り抜き精度が格段に上がります。
美肌補正で印象をアップさせる
履歴書などの写真は、面接官への第一印象を左右する極めて重要な要素です。スマホアプリの大きなメリットの一つに、自然な「美肌補正」ができる点があります。
肌の明るさをワントーン上げたり、目の下のクマを薄くしたりするだけで、健康的で清潔感のある、意欲的な印象を与えることができます。これは女性だけでなく、男性にもぜひ活用してほしい機能です。特に就職活動では、疲れた顔をしているよりも、ハキハキとした健康的な表情の方が好まれる傾向にあります。
加工のやりすぎは絶対NG
ただし、加工のやりすぎには十分注意してください。目を大きくしすぎたり、顎を削りすぎたりして実物と別人のようになってしまうと、面接で会った瞬間に不信感を持たれてしまいます。あくまで「肌を整える」「明るくする」程度の補正に留め、ナチュラルな仕上がりを心がけましょう。
印刷できない時の画像サイズ確認
「いざお店に行ったら、エラーが出て印刷できなかった!」というトラブルも稀にあります。これを防ぐために、データの形式とサイズを事前に確認しておきましょう。
セブンイレブンのマルチコピー機が確実に対応している画像形式は、JPEG(ジェイペグ / 拡張子.jpg)です。iPhoneで撮影した写真は「HEIC」という特殊な形式になっていることがありますが、ネットプリントのアプリ経由でアップロードする際に、自動的にJPEGに変換してくれることが多いため、基本的にはアプリを通せば大丈夫です。
容量オーバーにも注意
また、1ファイルあたりの容量制限(かんたんnetprintの場合は10MBまで)もあります。最近のスマホカメラは非常に高画質なので、そのままでは容量が大きすぎることがあります。もし送信エラーが出る場合は、アプリ側で「サイズを縮小」を選んで保存し直してみてください。証明写真のサイズ(L判)であれば、そこまで巨大な画素数は必要ありません。
他のコンビニ写真プリントとの比較
「セブンイレブン以外じゃダメなの?」と思われるかもしれませんが、もちろんファミリーマートやローソンでも同様のプリントは可能です。ただ、私がセブンイレブンをおすすめするのには、明確な理由があります。
最大の理由は「写真用紙の品質」と「機械の使いやすさ」です。セブンイレブンのマルチコピー機は、写真業界の巨人である富士フイルムの技術を採用しています。そのため、発色が非常に良く、厚みのあるしっかりとした光沢写真用紙で出力されます。
履歴書などの公的な書類に貼る場合、ペラペラの紙や発色の悪い写真では「準備不足」という頼りない印象を与えかねません。たかが紙質と思わず、ここ一番の勝負写真を印刷するなら、セブンイレブンの品質を選ぶのが得策です。また、機械の操作も直感的でわかりやすいのが特徴です。
便利なnanaco支払いのメリット

マイローカルコンビニ
地味ですが嬉しいポイントとして、セブンイレブンでは印刷料金の支払いに電子マネー「nanaco」が使えます。
街中のコピー機や他チェーンの一部機種では、いまだに「支払いは硬貨(10円玉、100円玉)のみ」というケースも少なくありません。「財布に小銭がないから、わざわざガムを買って両替しなきゃ…」といった無駄な出費や手間を省けるのは大きなメリットです。
nanacoカードやモバイルnanacoをマルチコピー機のリーダーにかざすだけで、一瞬で支払いが完了します。忙しい朝や、急いでいる時ほど、このスムーズさは助かりますよ。
よくある質問
Q:本当に200円で証明写真が作れるのですか?
A:はい。有料サービス(ピクチャン等)を使っても印刷代込みで約240円、無料アプリで自作してL判印刷(40円)のみを行えば、最安40円で作成可能です。
Q:スマホ撮影の写真は履歴書やパスポートに使えますか?
A:はい、問題ありません。セブンイレブンは富士フイルム製の高画質プリンターと厚みのある光沢紙を採用しているため、提出用として十分な品質で仕上がります。
Q:マルチコピー機ではどのメニューを選べば良いですか?
A:必ず「写真プリント(L判)」を選択してください。「証明写真プリント」モードを選ぶと割高になるため、L判に複数配置したデータを用意するのがコツです。
Q:ネットプリントの予約番号はずっと使えますか?
A:いいえ。「かんたんnetprint」は登録翌日まで、「セブン-イレブン マルチコピー」アプリ経由なら30日間有効です。急ぎでなければアプリ経由がおすすめです。
セブンイレブンのスマホ証明写真を総括
今回は、セブンイレブンとスマホをフル活用して、証明写真を安く、かつ高品質に作成する方法について徹底解説しました。
専用アプリでデータを自作し、マルチコピー機のL判プリントを利用すれば、費用はわずか200円〜40円程度。わざわざ遠くのスピード写真機を探し回る必要もなく、24時間いつでも、あなたの好きなタイミングで用意できるのは、現代ならではの「最適解」と言えるでしょう。
成功のための最終チェックリスト
- 用途に合ったサイズ(履歴書40×30mm、パスポート45×35mm)を選択したか?
- 背景は無地(白)に加工され、影や生活感は消えているか?
- 顔の大きさや比率は、提出先の規格(特にパスポート)を満たしているか?
- ネットプリント予約番号の有効期限は切れていないか?
- 印刷後は定規とカッターを使い、丁寧に真っ直ぐカットしたか?
最初は「自分で作って本当に大丈夫かな?」と不安になるかもしれませんが、一度やってみればその手軽さと、想像以上の仕上がりの良さに驚くはずです。浮いたお金で美味しいコーヒーでも飲んで、リラックスして面接や試験に臨んでくださいね。ぜひ次回の証明写真が必要になった際は、この記事の手順を参考にチャレンジしてみてください!