
マイローカルコンビニ
はじめまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
毎日の品出し業務の中で、セブンプレミアムの商品は本当によく考えられているなと感心することが多々あります。特に、ドラッグストアに行かなくても手に入るセブンイレブンのボタニカルシャンプーは、その圧倒的な安さゆえに「実際のところどうなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
「安いけど本当に髪にいいの?」「きしむって噂は本当?」「成分が強すぎるんじゃない?」といった疑問をお持ちの方へ。今回は、店長としての現場視点と、徹底的なリサーチに基づき、話題のボタニカルシャンプーを深掘りしてみました。製造元の信頼性や香りの特徴、そしてリニューアル後の驚くべき変化まで、包み隠さずお話ししますね。
記事のポイント
- 成分解析からわかる洗浄力の強さとメリット
- 「きしむ」という悪い口コミの本当の原因と対策
- リニューアルで圧倒的にお得になったコスパの秘密
- ローソンなど他社製品との違いとおすすめな人の特徴
セブンイレブンのボタニカルシャンプーの口コミと評判

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ここからは、実際に商品を手にとってみないとわからない詳細なスペックや、ネット上の口コミに対する私の見解を詳しく解説していきます。結論から言うと、この商品は「万人受けする魔法のシャンプー」ではありませんが、「ハマる人には手放せない最強の日用品」です。
- 成分解析から見る洗浄成分のメリット
- きしむという悪い評判は本当か検証
- リニューアルで増量した値段とコスパ
- ボタニカルフローラルの香りの評価
- 製造元と石けん由来成分の特徴
成分解析から見る洗浄成分のメリット

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まず、多くの人が最も気にしている「成分」について、少し専門的な視点も交えながら詳しく見ていきましょう。ネットで検索すると、「ラウレス硫酸Naは危険!」「石油系は悪!」といった極端な意見が出てきて不安になりますよね。店長として、そして一人のユーザーとして、このシャンプーの「中身」を冷静かつ公平に分析してみたいと思います。
主成分「ラウレス硫酸Na」の真実
このシャンプーの主成分は「ラウレス硫酸Na(ナトリウム)」という洗浄成分です。美容成分に詳しい方なら一度は聞いたことがある名前かもしれません。確かに、サロン専売品のようなアミノ酸系シャンプーと比較すると「洗浄力が非常に強い」成分です。しかし、これが一概に「悪い」とは言えないんです。
私がお店で見ていても感じますが、コンビニでシャンプーを買うお客様は「今すぐスッキリ洗いたい」「ワックスなどの整髪料をしっかり落としたい」という明確なニーズを持っていることが多いです。例えば、真夏の暑い日に外回りをして汗だくになったビジネスマンの方や、現場仕事で頭皮の汚れが気になる方。
そういった方々にとって、マイルドすぎるアミノ酸系シャンプーでは「洗った気がしない」「2回洗っても泡立たない」という不満につながることが多々あります。
ラウレス硫酸Naの最大のメリットは、とにかく泡立ちが良くて、皮脂や整髪料をガッツリ落としてくれることです。少量でもモコモコの濃密な泡が立ち、頭皮の隅々まで行き渡って汚れを吸着してくれる感覚は、この成分ならではの強みです。
「ボタニカル」なのに強力洗浄?
「ボタニカル」と聞くと、植物由来の優しい成分だけで作られているイメージを持ちませんか? しかし、セブンイレブンのボタニカルシャンプーは、この「植物由来のボタニカルエキス(保湿成分)」と「ラウレス硫酸Naの強力な洗浄力」を併せ持った、ある意味でハイブリッドな設計になっています。
ココがポイント
- オイリー肌の人には最高のサッパリ感を提供します。
- ハードなワックスやスプレーも、ストレスなく一度洗いで落ちやすいです。
- 泡立ちが濃密で、洗っている時の指通りのストレスが少ないです。
つまり、「肌に優しいマイルドさ」を最優先するのではなく、「植物の力で最低限の保湿をしつつ、汚れは徹底的に落とす」というコンセプトに近いですね。これを理解して使うと、非常に満足度の高い商品になりますよ。
きしむという悪い評判は本当か検証

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検索していると「髪がきしむ」「指が通らない」という口コミを見かけることがありますが、これについても正直にお答えします。結論から言うと、これは「事実」である可能性が高いです。ただ、勘違いしてほしくないのは、「きしむ=髪が傷んでいる」とは限らないということです。
「石けん由来」が生む独特の感触
このきしみの正体は、髪がダメージを受けているからではなく、この商品の特性である「石けん由来の洗い上がり」が大きく関係しています。一般的なドラッグストアのシャンプー(特にダメージケア用)は、シリコンやポリマーを大量に配合して、洗い流している最中からヌルヌルするような感触に調整されています。
一方、セブンイレブンのボタニカルシャンプーは、石けん成分を配合することで、すすいだ瞬間に「キュッ」と指が止まるような、いわゆる「素髪(すがみ)」に戻った感覚を目指して作られています。この「キュッ」とする摩擦感を「きしみ」と捉えるか、「汚れが落ちたサイン」と捉えるかで評価が分かれるんです。
正しい使い方のステップ
このシャンプーを使う場合、きしみが気になる方は以下のステップを試してみてください。
- 予洗いを徹底する: シャンプー前に38度くらいのお湯でしっかり流すだけで、汚れの7割は落ちます。
- 頭皮を中心に洗う: 毛先をゴシゴシ擦るのではなく、頭皮を揉み込むように洗い、毛先は泡を通す程度にします。
- すぐにトリートメント: すすいだ後、すぐにコンディショナーやトリートメントをつければ、きしみは解消されます。
店長の豆知識
この「きしみ」は、髪の表面のコーティング剤や汚れがしっかり落ちて、余計なぬるつきがない証拠でもあります。この「スッピン」の状態でトリートメントを馴染ませると、成分が髪に浸透しやすくなり、乾かした後は驚くほどサラサラに仕上がることが多いですよ。あえて「週に一度のリセット用」として使うのもアリですね。
つまり、悪い評判というよりは、「ぬるぬるしない、サッパリした石けんのような洗い上がりが好きな人」向けの仕様になっていると理解するのが正解かなと思います。
リニューアルで増量した値段とコスパ

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ここがコンビニ店長として一番強調したいポイントであり、私がこの商品を推す最大の理由でもあります。実はこの商品、リニューアルを経てとんでもないコストパフォーマンスになっています。
常識破りの容量設定
以前は450mlという一般的なサイズでしたが、現在は本体が500mlに増量され、さらに詰め替え用は750mlという大容量サイズが登場しました。コンビニの商品は「定価販売で高い」というイメージを持たれがちですが、このシャンプーに関しては完全に例外です。
| 商品タイプ | 容量 | 価格(税込) | 1mlあたり |
|---|---|---|---|
| 旧仕様 | 450ml | 約473円 | 約1.05円 |
| 新仕様 本体 | 500ml | 約437円 | 約0.87円 |
| 新仕様 詰替 | 750ml | 約547円 | 約0.73円 |
表を見ていただければ分かる通り、特に詰め替え用の1mlあたりの安さは驚異的です。1mlあたり約0.73円というのは、ドラッグストアで特売されている大手メーカーの詰替用シャンプーと比べても遜色ない、あるいはそれ以上に安い水準です。
日用品の「コンビニ買い」が実は賢い理由
今の時代、物価がどんどん上がって家計を圧迫していますよね。毎日使う消耗品のコストを下げることは、節約の第一歩です。「コンビニは高い」という常識を、セブンイレブン自身が壊しに来ている感じがします。
実は、セブンプレミアムの生活雑貨はシャンプーに限らず、非常にコスパが高いものが増えています。例えば、かさばって持ち帰るのが大変なセブンイレブンのトイレットペーパーなども、ドラッグストア顔負けの価格と品質で販売されており、合わせて購入されるお客様も非常に多いんですよ。
750mlあれば、一人暮らしなら半年近く持つこともありますし、4人家族でも1ヶ月以上は余裕で持ちます。「シャンプーが切れたから買いに行かなきゃ」という名もなき家事の回数を減らせるのも、地味ですが大きなメリットですよ。
ボタニカルフローラルの香りの評価

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毎日使うものだからこそ、香りも重要ですよね。パッケージには「ボタニカルフローラルの香り」と記載されていますが、文字だけでは伝わりにくい実際の香りの印象をお伝えします。
甘すぎない、ユニセックスな香り
実際に確認してみると、甘ったるいお菓子のような匂いではなく、ハーブや草花を感じさせる爽やかな香りに仕上がっています。フローラルといっても、「バラの花束!」という感じの強い主張ではなく、森の中にある野花のような、控えめで清潔感のある香りです。
口コミでも「家族みんなで使える」「男性が使っても違和感がない」と評価されているのは、このクセのない香り設計のおかげでしょう。例えば、お父さんのシャンプーと娘さんのシャンプーを分けずに一本化したい場合など、家族全員が納得できる絶妙なラインを攻めています。
香水や柔軟剤を邪魔しない
最近は香りの強い柔軟剤やヘアオイルを使っている方も多いと思いますが、シャンプーの香りが強すぎると、それらが混ざって「香害」になってしまうこともあります。
このボタニカルシャンプーは、洗っている時は心地よく香り、乾かした後にはほんのりと残る程度なので、他のアイテムの香りを邪魔しません。この「主張しすぎない良さ」も、リピーターが多い理由の一つだと感じています。
製造元と石けん由来成分の特徴
「プライベートブランド(PB)だと、どこのメーカーが作っているか分からなくて不安」という方もいるかもしれません。しかし、セブンプレミアムの商品は、国内の信頼できる大手化粧品メーカーや日用品メーカーと共同開発していることがほとんどです。
安心の品質管理とブランド哲学
具体的な製造元はパッケージの裏面に記載されていますが(※購入時期や地域によって異なる場合があるため、正確な情報は公式サイトや実物をご確認ください)、その品質管理基準は非常に厳しいことで知られています。セブンイレブンの看板を背負っている商品ですから、品質に妥協がないのは当然とも言えます。
(出典:セブンプレミアム公式サイト)
この「セブンプレミアム ライフスタイル」というブランドは、生活に必要なものを高品質かつ適正価格で提供することを哲学としています。例えば、毎日使うセブンイレブンの洗濯洗剤(粉末タイプ含む)なども、洗浄力と環境への配慮を両立させた設計になっており、シャンプーと同様に隠れた名品として知られています。
石けん成分がもたらす「泡切れ」の良さ
また、特徴的なのが「石けん由来成分」の配合です。一般的な液体シャンプーは、いつまでもヌルヌルしてなかなか流れないことがありますが、石けん成分が入っていると「サッ」と泡が切れます。
朝の忙しい時間にシャワーを浴びる時や、お子様の髪を洗ってあげる時など、すすぎの時間が短縮できるのは大きなメリットです。「肌に残る感じが嫌い」という敏感な方にも、このサッパリとした洗い上がりは好まれる傾向にありますね。
セブンイレブンボタニカルシャンプーの口コミから見る選び方
ここまで商品の特徴を見てきましたが、最終的に「自分に合っているのか?」が気になりますよね。ここからは、競合製品との比較や、具体的なおすすめユーザーについて解説していきます。
- ローソンのシャンプーと比較した違い
- 詰め替え用750mlのお得な使い方
- メンズや脂性肌におすすめできる理由
- ダメージヘアには解析結果から不向き
ローソンのシャンプーと比較した違い
コンビニ各社もシャンプーには力を入れていますが、特に競合であるローソンとの違いは明確です。どちらを買うか迷っている方のために、店長視点でその違いを整理してみます。
「美容のローソン」vs「生活のセブン」
ローソンは最近、無印良品を導入したり、プライベートブランドのデザインを刷新したりと、「おしゃれ」「美容」「トレンド」を意識した戦略をとっています。シャンプーに関しても、美容液成分を80%以上配合したような「高機能・高付加価値」な路線へシフトしており、その分価格も少し高めに設定される傾向があります。
- ローソン:美容やトレンド重視。髪の悩みを解決したい人、個人のケアを大切にしたい人向け。トライアルセットなども充実。
- セブンイレブン:毎日の生活必需品としてのコスパ重視。家族でガシガシ使いたい人、日用品にお金をかけすぎたくない人向け。
セブンイレブンは「日常のインフラ」としての役割を徹底しており、「いつものシャンプーが切れたら、いつでも安く買える」という安心感を提供している点が最大の違いですね。「特別なケア」を求めてローソンへ行くか、「いつもの定番」を求めてセブンへ行くか、という使い分けができると思います。
詰め替え用750mlのお得な使い方
私が個人的におすすめしたいのが、最初から「詰め替え用750ml」を買ってしまうという方法です。「え、ボトルがないと使えないじゃん」と思われるかもしれませんが、ここにお得に使う裏技があります。
ボトルは100均でOK!
もちろん専用の本体ボトルを買うのも良いですが、100円ショップなどで自分の好きなデザインのポンプボトルを買ってきて、そこに詰め替えるのが一番経済的です。セブンのシャンプーは中身が透明でシンプルなので、どんなボトルに入れても違和感がありません。
また、750mlという大容量は、一般的な詰め替えパック(300ml〜350ml程度)の約2回分以上に相当します。一度詰め替えてしまえば、しばらくは継ぎ足す必要がありません。
ストック管理からの解放
「あ、シャンプーもうないかも…」と気づいてから、実際に買いに行くまでのタイムラグって地味にストレスですよね。この大容量サイズなら、一人暮らしなら半年近く持つこともあります。「シャンプーを買う」という家事の手間そのものを減らせるのが、この大容量サイズの隠れた、そして最大のメリットなんです。
買い物の回数が減れば、ついで買いの無駄遣いも減らせて一石二鳥ですよ。
メンズや脂性肌におすすめできる理由

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先ほどの成分解析でも触れましたが、このシャンプーは男性や脂性肌(オイリー肌)の方にこそ、胸を張っておすすめしたいです。実際、私の店舗でも男性のお客様が手に取っていく姿をよく見かけます。
高価なスカルプシャンプーの代わりに
男性用のスカルプシャンプーや、脂性肌用の専用シャンプーって、ドラッグストアで見ると結構いいお値段がしますよね。1本1,000円以上するものもザラにあります。しかし、求めている機能が「皮脂をしっかり落とすこと」「頭皮をサッパリさせること」であれば、セブンのボタニカルシャンプーで十分代用可能です。
その数分の一の価格で、ラウレス硫酸Naによる強力な洗浄力を手に入れられます。皮脂汚れや汗をかいた後のベタつき、整髪料の残りをリセットするには、アミノ酸系の優しいシャンプーよりも、これくらいパワーがある方がスッキリします。「高いシャンプーを使っているけど、夕方になると頭皮がベタつく」という方は、一度試してみる価値がありますよ。
ダメージヘアには解析結果から不向き
ここまで良い点ばかりを挙げてきましたが、店長として公平な情報をお伝えするために、正直にお伝えしなければならないデメリットもあります。カラーリングやパーマを繰り返している「ハイダメージ毛」の方には、このシャンプーはおすすめしません。
なぜダメージ毛には向かないのか
傷んだ髪は、表面のキューティクルが剥がれかけていたり、内部のタンパク質が流出しやすくなっていたりします。そこに洗浄力の強いラウレス硫酸Naを使用し、さらに石けん成分で摩擦係数を上げてしまうと、以下のようなトラブルが起きる可能性があります。
ココに注意
- キューティクルがさらに開き、手触りがガサガサになる(バシバシ感)。
- せっかく入れたカラーの色落ちが早まってしまう(特にアッシュ系など)。
- 乾燥による静電気が起きやすくなる。
どうしても使う場合の対処法
もし「出先でこれしか選択肢がない」「家族が買ってきちゃった」という場合は、使い方を工夫しましょう。
- 予洗い用として使う: 1回目のシャンプーとして軽く汚れを落とすのに使い、2回目は自分専用のケアシャンプーを使う「二刀流」。
- トリートメントを重視: シャンプー後のトリートメントは、普段よりも時間を置いてしっかり浸透させる。
- お湯の温度を下げる: 熱いお湯は乾燥を招くので、38度くらいのぬるま湯で洗う。
こういった工夫でデメリットを最小限に抑えることができます。
よくある質問
Q:洗った後に髪がきしむという口コミは本当ですか?
A:事実ですが、髪の痛みではなく「石けん由来成分」によるサッパリとした洗い上がりが原因です。余計なぬるつきがない「素髪」の状態なので、直後にトリートメントをすればサラサラになります。
Q:カラーリングやパーマをした髪に使っても大丈夫ですか?
A:洗浄力が強いため、ハイダメージ毛には不向きです。カラーの色落ちが早まったり、キューティクルが開いて手触りが悪くなる可能性があるため、ダメージが気になる方には推奨されません。
Q:男性や脂性肌の人でも使えますか?
A:非常におすすめです。主成分のラウレス硫酸Naは洗浄力が高く、皮脂汚れや整髪料(ワックス)を一度洗いですっきり落とせます。香りも甘すぎないハーブ系で男女問わず使いやすいです。
Q:コスパが良いと言われる理由はなんですか?
A:リニューアルにより詰替用が750mlの大容量になり、1mlあたり約0.73円というドラッグストアの特売品並みの安さを実現しているためです。一人暮らしなら半年近く持つ場合もあります。
セブンイレブンのボタニカルシャンプーの口コミ総括
最後に、これまでの分析をまとめます。セブンイレブンのボタニカルシャンプーは、「髪の補修」を目的とした高級ケア用品ではありません。しかし、「汚れを落とす」というシャンプー本来の機能を、驚くべき低価格で、しかも大容量で提供してくれる「生活の味方」です。
現代人は忙しく、物価高の中で生活を守っていかなければなりません。そんな中で、「家族みんなで気兼ねなく使える」「とにかくコスパ重視で、使用感もそこそこ良いものが欲しい」というニーズに対して、これ以上ない正解を出している商品だと感じます。
「今日はちょっと贅沢しよう」という日ではなく、「いつもの日常を賢く回そう」という日に、ぜひこのシャンプーを選んでみてください。今度セブンイレブンに行った際は、棚に並んでいるその大きさと価格を、ぜひご自身の目でチェックしてみてくださいね。