
マイローカルコンビニ
はじまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
最近、「セブンイレブン 備蓄 米 販売 店舗」というキーワードで検索される方がとても増えている印象です。セブンイレブンで政府備蓄米が買えるらしい、という話を聞いて、いざお店に行ってみたけれど「売ってない…」と困った経験はありませんか。
「一体どこで売ってるの?」「自分の地域の在庫状況が知りたい」「販売は何時からなの?」といった疑問や、特に東京、神奈川、埼玉県、大阪、愛知県の名古屋、さらには札幌や長野での販売開始はいつなのか、具体的な情報を探している方が多いようです。また、似たような名前の備蓄米弁当との違いが気になる、という声も聞きますね。
この記事では、現役コンビニ店長の視点から、皆さんのそんな疑問にお答えしていきます。先に結論を言うと、この備蓄米を探すにはちょっとした「コツ」が必要なんです。この記事を読めば、どうすれば購入できる可能性が一番高いのか、その具体的な方法がわかりますよ。
記事のポイント
- セブンイレブン備蓄米が「売ってない」本当の理由
- リアルタイムで在庫がある店舗を見つける唯一の方法
- 東京・大阪など主要都市の販売状況まとめ
- 備蓄米と他の米製品(レトルトご飯など)との違い
セブンイレブン備蓄米の販売店舗と探し方

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さて、早速ですが「セブンイレブンの備蓄米」の探し方についてです。この商品、実は普通のコンビニ商品とはちょっと性格が違うんですよね。棚にいつも並んでいる定番のお米(コシヒカリなど)とは、根本的に「出自」が異なります。
その特性を知っておくことが、この人気商品を購入するための、実は一番の近道かなと思います。まずは「なぜ売ってないのか」という理由から、詳しく見ていきましょう。
備蓄米が売ってない時の探し方

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「何店舗か回ったのに、全然売ってない!」という声を本当によく聞きます。私の店でも、入荷日には多くのお客様から問い合わせがありました。
多くの方が空振りしてしまう最大の理由は、この「政府備蓄米 無洗米 2kg」が、全店舗で一斉に、同時に販売開始されるわけではないからです。
2025年の販売プログラムを例にとると、6月17日(火)から、まずは東京都、大阪府、そして四国4県(愛媛県、香川県、徳島県、高知県)という特定の地域から販売がスタートしました。そして、その後「順次」全国の店舗へ展開していく、というスケジュールが組まれています。つまり、お店によって入荷のタイミングが全く異なるんですね。
ですから、「売ってない」という状況には、大きく分けて2つの理由が考えられます。
- まだ、そのお店に入荷していない。
- すでに入荷したが、人気のため売り切れてしまった。
特に②のパターンも多く、入荷しても数日で完売してしまう店舗も珍しくありません。
そもそも「政府備蓄米」とは?
この商品の「特殊性」を理解するために、少しだけ「政府備蓄米」そのものについて触れておきますね。
これは、国が食糧安全保障のために一定期間(通常5年程度)保管しているお米のことです。古くなる前に新しいお米と入れ替える必要があり、その「入れ替え」のタイミングで市場に放出されるお米を、セブン‐イレブンが仕入れて商品化しているわけです。(出典:農林水産省『米の備蓄(びちく)について』)
この仕組みから分かる通り、供給は国の放出スケジュールに依存します。そのため、定番商品のように「売り切れたら明日すぐ補充」というわけにはいかないんです。その期間の入荷分がなくなれば、次の販売サイクル(それが数ヶ月後なのか1年後なのかは分かりません)まで、店頭から姿を消す可能性が非常に高い、というわけです。
これが、この商品が「周期的・スポット的」な商品と呼ばれる理由ですね。
結局どこで買える?唯一の方法

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では、どうすれば「今、自分の近くで買えるお店」を効率よく見つけられるんでしょうか。
「店員さんに電話で聞く」というのも一つの手ですが、私たち店員も、把握しているのは基本的に「自分のお店」の在庫だけです。近隣のお店の在庫状況までリアルタイムで把握しているわけではないので、「A店にはありませんね。B店にあるかは、B店に聞いてみてください」となってしまいがちです。
また、ネットのまとめサイトやSNSで「〇〇店で見た!」という情報を探す方もいますが、これは危険です。以前の「みそきんの在庫確認」の騒動の時のように、あなたが見たその瞬間に、売り切れているかもしれないからです。
そこで、私が現役店長として唯一、確実だと断言できる方法があります。それは、「セブン‐イレブンアプリ」の在庫検索機能を使うことです。
アプリを使えば、そのリスクをほぼゼロにできます。これが「販売店舗」を探す唯一の信頼できる「答え」だと私は思います。
アプリで在庫を確認する手順
「アプリがいいのは分かったけど、どうやって使うの?」という方のために、簡単な手順を画像なしですが、詳しく説明しますね。
アプリでの在庫検索(簡単3ステップ)
- メニューを開く セブン‐イレブンアプリの登録がまだの方は済ませていただき、アプリを開き、ホーム画面の左上にあるメニューボタン(三本線のアイコン)をタップします。
- 検索機能を選ぶ メニューの中に[商品⼀覧・在庫検索]または[店舗検索]といった項目があるので、それを選択します。(アプリのバージョンによって微妙に文言が違うかもしれません)
- キーワードで検索する 商品検索用の検索バーが出てきます。そこに探している商品のキーワードを入力します。 検索キーワード例: 「備蓄米」、「政府備蓄米」、「無洗米 2kg」
これだけで、あなたの近くのお店の在庫状況が地図上やリストで表示されます。在庫状況は通常、「在庫あり」「残りわずか」「在庫なし」といったステータスで示されます。
家を出る前にこの手順で「在庫あり」になっていることを確認してから、お店に向かうのがベストな動き方ですね。
検索の際のちょっとしたコツと注意点
キーワードは「備蓄米」で出るのが一番シンプルですが、もし出にくければ「無洗米」だけで検索して、2kgのパッケージ(価格718円税抜)を探す、という手もあります。
ただし、注意点が一つ。アプリで「在庫あり」になっていても、基本的にお店での「取り置き(予約)」は難しいことが多いです。特にこういう人気商品は、電話をもらっている間に店頭で売れてしまう、ということが起こり得るからです。あくまで「在庫がある可能性が極めて高い」という情報として活用し、見つけたら早めにお店に向かうことをおすすめします。
販売は何時から開始される?

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「販売開始日」については「6月17日(火)より順次」と情報がありますが、「販売開始時間」については、実は店舗によって全く異なります。
この「順次」というのがポイントで、全てのお店が17日の朝9時から一斉に棚に並べる、といったルールは存在しません。
私たちコンビニの現場では、1日に何回か、決まった時間に商品が配送されます。例えば「お弁当・おにぎり便(1日3回)」「チルド飲料・デザート便(1日1〜2回)」「常温便(お菓子・雑貨・お酒など、1日1回または週数回)」といった具合です。こうしたセブンイレブンの納品時間は、店舗の立地やルートによって本当に様々なんです。
この備蓄米(2kgの米袋)は、おそらく「常温便」で届くかなと思います。その常温便がお店に到着する時間が、店舗によって(例えばA店は午前11時、B店は午後3時など)バラバラなんです。
そして、商品が到着しても、すぐに棚に並べられるとは限りません。スタッフが他の作業(レジ接客など)の手が空いたタイミングで商品を棚に並べる(品出しする)作業を行います。
ですから、「販売は何時から?」という明確な答えはなく、「そのお店の配送便が到着し、スタッフが品出しを終えた時間から」ということになります。もっと言えば、アプリで「在庫あり」に切り替わった瞬間が、そのお店での事実上の販売開始時間、と考えるのが一番正確ですね。
東京と神奈川の販売状況
地域ごとの状況も気になりますよね。特に首都圏にお住まいの方は多いと思います。
まず東京都ですが、2025年の販売では「初期販売地域」に含まれています。これは、セブン‐イレブン・ジャパンが販売プログラムを開始するにあたり、最初に商品を投入するエリアとして選ばれた、ということです。人口の多さや物流のハブであることを考慮してのことかなと思います。
そのため、他の地域に比べて比較的早い段階(6月17日以降)から、多くの店舗で取り扱いが始まっている可能性が高いです。とはいえ、それだけ競争率も高いと言えるので、やはりアプリでの在庫確認は必須ですね。ちなみに、東京の紅茶マシン設置店舗を探すのと同じくらい、ピンポイントでの情報収集が大事になります。
一方、神奈川県については、残念ながら初期販売地域には含まれていませんでした。「順次全国へ展開」という枠組みの中での販売となります。
これはつまり、東京や大阪よりは少し遅れて(例えば6月下旬ごろから)入荷が始まった店舗が多いかもしれない、ということです。神奈川県にお住まいの方は、「東京ではもう売ってるのに!」と焦らず、こまめにアプリをチェックして、ご自身の行動範囲内のお店に入荷するのを待つのが賢明かなと思います。
最近は神奈川でも紅茶マシンの導入が進んでいますが、それと同じで店舗ごとの導入状況は異なりますからね。
埼玉県と大阪の販売状況
次に埼玉県と大阪府です。ここも対照的な対応となっていますね。
大阪府は、東京都と並んで「初期販売地域」に指定されています。西日本の最重要エリアということでしょう。6月17日から順次販売が開始されており、比較的見つけやすいエリアだったかもしれません。これも大阪の紅茶マシン設置店と同じく、都市部から順次、という流れがあるのかもしれませんね。
対して埼玉県は、神奈川県と同様に初期販売地域には入っていません。「順次全国へ展開」の対象となりますので、6月下旬ごろから徐々に入荷店舗が増えていった、という感じかなと思います。
「東京の隣だから埼玉も早いはず」と思いがちですが、東京や大阪が近いからといって、埼玉や神奈川も同じタイミングとは限らない、というのがこの商品の面白い(というか、探す側にとっては厄介な)ところですね。
他地域のセブンイレブン備蓄米販売店舗
初期販売地域(東京・大阪・四国)以外でも、もちろん販売は全国に拡大していきます。2025年6月末までには約5,000店舗での販売が予定されていましたからね。
他の主要な地域についても、状況を見てみましょう。
愛知県/名古屋の取り扱い
私の店がある愛知県(名古屋市含む)も、初期販売地域ではありませんでした。中部地方の拠点ですが、今回は「順次全国へ展開」の枠組みに入りましたね。
私の肌感覚ですが、6月下旬ごろから名古屋市内の店舗でもポツポツと見かけるようになり、SNSなどでも目撃情報が上がってきた印象です。
私の店でも入荷しましたが、やはり注目度が高く、防災意識の高いお客様や、無洗米の手軽さから日常使いに購入される方などで、比較的早めになくなりました。やはり店舗による入荷の差は大きいなと実感しましたね。
札幌での販売実績
北海道の札幌市では、実は2025年が初めての販売ではありません。2021年(令和3年)にも備蓄米の販売実績があります。
興味深いのは、この2021年の時も「無洗米」「1袋2kg入り」という仕様で、価格は「775円(税込)」でした。2025年の製品が718円(税抜)、税込だと約790円ですから、仕様も価格もほとんど変わっていないんです。
セブンイレブンの「最適解」かも?
このように、セブンイレブンの備蓄米販売は単発のキャンペーンではなく、過去にも実績のある「周期的なプログラム」であることが分かります。
また、仕様がほぼ同じということは、この「2kg・無洗米・チャック付き」というパッケージが、コンビニで販売する備蓄米の「最適解」として確立されている、ということかもしれませんね。
2025年の販売分を買い逃してしまっても、また次の機会(来年か再来年か…)があるかもしれない、と期待できるのは良いニュースかなと思います。
長野の販売開始はいつ?
長野県についても、初期販売地域には含まれていません。「順次全国へ展開」の対象エリアとなります。
「じゃあ、いつから?」と聞かれると、これもやはり「店舗の配送スケジュール次第」としかお答えできないのが実情です。
内陸県で物流のルートも多様でしょうから、一概に「この日から」とは言えません。これも他の「順次展開」地域と同じく、6月下旬ごろからアプリの在庫検索に引っかかるようになってきた、というのが実態かなと思います。地道にアプリでチェックするのが一番の近道ですね。
備蓄米弁当との違いは?

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構成案にあった「備蓄米弁当」というキーワードですが、これはおそらく「備蓄米と、セブンイレブンで買える他の米製品(お弁当やパックご飯)とはどう違うの?」という疑問から検索されたのかな、と推測します。
セブンイレブンの商品ラインナップとして「備蓄米弁当」という名前の特定のお弁当があるわけでは(少なくとも私の知る限りでは)ありません。
「備蓄」という観点で、セブンイレブンで買える代表的な「お米」製品を比較してみるのが分かりやすいかなと思います。例えば、定番のセブンイレブンたまごサンドや、人気のセブンイレブンスムージーなどとは、当然ながら保存性も目的も全く異なりますからね。
| 製品タイプ | 特徴 | 備蓄の向き・不向き |
|---|---|---|
| 政府備蓄米 (2kg) | 生米(無洗米)。炊飯が必要。 チャック付きで日常使いしやすい。 賞味期限は比較的長い(精米日から1年程度が目安)。 | 中期備蓄・ローリングストック向き。 水と炊飯インフラ(ガス・電気)が生きていることが前提です。 |
| レトルトご飯 (パックごはん) | 調理済み。レンジや湯煎で温める。 (そのままでも食べられますが美味しくはないです) 賞味期限は1年〜3年程度。 | 短期~中期備蓄向き。 インフラ停止直後から活躍します。温め手段(カセットコンロ等)があればベスト。 |
| フリーズドライ雑炊 | お湯を注ぐだけで食べられる。 軽量・コンパクト。 賞味期限は3年〜5年と長い。 | 中期~長期備蓄向き。 最低限お湯を沸かす手段(カセットコンロ等)は必要です。 |
| アルファ米 (オンライン限定) | 5年以上の長期保存が可能。 水またはお湯で戻す。 本格的な防災備蓄品。 | 本格的な長期備蓄。 セブンイレブンの実店舗ではほぼ見かけません。ネット通販での購入が主です。 |
最強の「備蓄米」コンボとは?
この表から分かる通り、それぞれ役割が違います。
今回話題の「政府備蓄米」は、あくまで「お米(生米)」です。日常的に消費しながら備蓄もできる「ローリングストック」にはとても便利ですが、災害直後のインフラが完全に止まった状態では炊飯できません。
ですから、「短期用」として調理不要なレトルトご飯を、「中期用」としてお湯だけで食べられるフリーズドライ雑炊や、インフラ復旧後に食べる政府備蓄米を、組み合わせて備えるのが最強の布陣かなと思います。
よくある質問
Q:セブンイレブンの備蓄米は、どこの店舗で売っていますか?
A:特定の販売店舗リストはありません。在庫状況は店舗ごとに異なるため、セブン‐イレブン公式アプリの「在庫検索」機能で、リアルタイムの在庫を確認するのが唯一の確実な方法です。
Q:何店舗か回ったのに、備蓄米が売ってないのはなぜですか?
A:主に2つの理由が考えられます。①全店舗で一斉販売ではなく、特定の地域から「順次展開」されるため、まだ入荷していない。②人気商品のため、すでに入荷したが売り切れてしまった。
Q:備蓄米の販売開始は、毎日何時からですか?
A:全店共通の販売時間はありません。店舗ごとに商品の配送時間や品出しのタイミングが異なるためです。アプリの在庫検索で「在庫あり」に切り替わった時が、そのお店での販売開始の目安となります。
Q:この備蓄米は、ずっと販売している定番商品ですか?
A:いいえ、定番商品ではありません。国の政府備蓄米を入れ替えのタイミングで商品化したもので、供給がある期間のみ販売される「周期的・スポット的」な商品です。
総括:セブンイレブン備蓄米販売店舗の結論

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最後に、この記事の要点をもう一度まとめますね。
「セブンイレブン 備蓄 米 販売 店舗」を探す上で一番大切なのは、「固定化された販売店舗リストは存在しない」という事実を理解することです。
この商品は、国の備蓄米放出と連動した「周期的・スポット的」な商品です。そして、販売は特定の地域から「順次」全国へ拡大され、在庫は日々刻々と変動します。
そのため、あなたが「今、ここで買える」店舗を確実に見つけるための最善かつ唯一の方法は、セブン‐イレブン公式アプリの「在庫検索」機能をフル活用すること、これに尽きます。
まとめサイトやSNSの情報に振り回されて無駄足を踏む前に、ぜひお手元のスマホでアプリを開き、「備蓄米」と検索してみてください。そこに出てくる「在庫あり」のお店こそが、あなたにとっての「販売店舗」です。
また、この備蓄米は、レトルトご飯や缶詰、飲料水などと同じように、日常生活で消費しながら買い足していく「ローリングストック」戦略に最適な商品です。この備蓄米の購入をキッカケにして、ご家庭の防災備蓄全体を見直してみてはいかがでしょうか。
お米だけでなく、お水(たんぱく質が摂れる水なども面白いですね)や缶詰なども一緒に見直してみることをおすすめします。
ご注意ください
この記事で紹介した商品の価格(例:政府備蓄米 無洗米 2kg 718円税抜)や販売スケジュール(例:2025年6月17日開始など)は、本記事執筆時点(2025年11月)で私が参照したデータベースに基づく情報です。
セブン‐イレブンの販売戦略や価格設定、取り扱い商品は、今後変更される可能性があります。また、アプリの在庫表示は非常に高精度なリアルタイム情報ですが、非常に人気のある商品の場合、あなたがお店に向かっている間に売り切れてしまう可能性もゼロではありません。
あくまで本記事の情報は一つの目安としてご活用いただき、最新の正確な情報については、セブン‐イレブンの公式アプリや公式サイトにてご確認いただきますよう、お願いいたします。