
マイローカルコンビニ
みなさん、はじめまして!このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、毎日店舗で品出しやレジ打ちに奔走しております現役コンビニ店長、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
突然ですが、みなさんはテレビのニュースやネットの記事を見ていて、ふと画面に映り込んだ「ある国の国旗」に目が釘付けになったことはありませんか?鮮やかな緑、清潔感のある白、そして爽やかな青の三色旗。それを見た瞬間、条件反射のように「あれっ?これっていつも通ってるファミリーマートの看板じゃない?」と脳が誤認してしまう……そんな不思議な体験をしたことがある方は、意外と多いのではないでしょうか。
実は私自身も、店長としての休憩中に控室でテレビを見ていて、国際会議の映像が流れた瞬間に「なんでうちのロゴが国連に!?」と、手に持っていたおにぎりを落としそうになった経験があります。
職業柄、あのカラーリングには人一倍敏感なんですよね。私たちが普段何気なく目にしているコンビニの看板と、遠く離れた異国の国旗がこれほどまでに似ているというのは、単なる偶然にしては出来すぎているような、とても興味深い現象だと思いませんか?
この記事では、そんな「ファミリーマートみたいな国旗」の正体であるシエラレオネ共和国について、現役店長の視点を交えながら徹底的に解説していきます。なぜこれほど似ているのか、それぞれの色にはどんな深い意味が込められているのか、そしてネット検索で出てくる「怖い」という噂の真相は何なのか。明日つい誰かに話したくなるようなトリビアを、たっぷりと詰め込みました。
記事のポイント
- ファミリーマートの看板にそっくりな国旗「シエラレオネ共和国」の正体と詳細がわかります
- 国旗の緑・白・青の並び順や、それぞれの色が持つ本来の深い意味を理解できます
- 「怖い」「やばい」という検索キーワードが出てくる歴史的背景と真相を知ることができます
- セブンイレブンやローソンなど、他チェーンに似た国旗があるかどうかもチェックできます
ファミリーマートみたいな国旗の正体と詳細
- ファミリーマートに似た国はどこですか?
- ファミマカラーの国はどこですか?
- シエラレオネの国旗と🇸 🇱
- 世界で一番似ている国旗は?
- ファミリーマートとシエラレオネの国旗の違いは何ですか?
- 検索候補のやばい 怖いという噂
ファミリーマートに似た国はどこですか?
結論からズバリ申し上げますと、私たちが日々愛してやまないファミリーマートの看板デザインに瓜二つの国旗を持つ国、それは西アフリカに位置する「シエラレオネ共和国」です。
「西アフリカ?どのあたりだろう?」と思われる方も多いかもしれませんね。シエラレオネはアフリカ大陸の西海岸、大西洋に面した場所にあります。日本の面積(約37.8万平方キロメートル)と比較すると約5分の1程度、北海道(約8.3万平方キロメートル)より少し小さいくらいの、約7.1万平方キロメートルの国土を持つ国です。
日本からは物理的な距離も遠く、直行便もないため、なかなか旅行で訪れる機会は少ない国かもしれません。
しかし、この「国旗のデザイン」という一点において、シエラレオネは私たち日本のコンビニユーザーにとって、世界中のどの国よりも強烈な親近感を抱かせる国となっています。私が店でお客様と雑談をしているときも、ふとしたきっかけでこの話題になることがあるのですが、「あのファミマっぽい国旗の国ね!」と即座に理解してもらえることが多く、その認知度の高さ(というかロゴとのリンク率の高さ)には毎回驚かされます。
ちなみに、シエラレオネという国名の由来をご存じでしょうか。これは15世紀にこの地を訪れたポルトガル人の航海者が、雷鳴が轟く険しい山々の姿を見て「まるでライオンが咆哮しているようだ」と感じたことから、ポルトガル語で「ライオンの山」を意味する「Serra Leoa(セラ・リョア)」と名付けたことが始まりだと言われています。
これが後に英語風になまって「Sierra Leone(シエラレオネ)」となりました。
この「ライオンの山」という由来から、日本での漢字表記は「獅子山」と書かれることがあります。なんだか急に強そうで、武骨なカッコいいイメージになりますよね。「獅子山共和国」という文字面だけ見ると、まるで武術の達人が修行していそうな雰囲気すら漂いますが、実際には美しいビーチと豊かな自然、そしてダイヤモンドなどの鉱物資源に恵まれた国です。
一方で、ファミリーマートも日本発祥のブランドとして成長してきましたが、そのルーツや海外展開の歴史を知ると、企業の成り立ちもまた興味深いものです。ファミリーマートはどこの国の企業?起源や海外の歴史を店長が解説した記事でも触れていますが、国境を超えて愛される存在には、それぞれユニークな背景があるものですね。
シエラレオネの正確な基礎データについては、日本の公的機関も詳細な情報を公開しています。面積や人口、経済状況などの客観的な数値を知りたい方は、外務省のデータが最も信頼できる一次情報となりますので、ぜひ参考にしてみてください。
(出典:外務省『シエラレオネ基礎データ』)
ファミマカラーの国はどこですか?

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「ファミマカラーの国」としてネット上でも度々話題になり、もはや代名詞のようになっているシエラレオネですが、その国旗の配色は上から順に「緑・白・青」の横三色旗となっています。
私たちが見慣れているファミリーマートのロゴも、全く同じ「緑・白・青」の3色が、しかも同じような横方向のレイアウトで使用されていますよね。これは偶然の一致とはいえ、奇跡的なシンクロ率です。長年コンビニ業界に身を置く私の視点でお話ししますと、ファミリーマートのブランドカラーには、創業当時からの熱い想いが込められています。
一般的にコーポレートカラーとしての「緑」は「新鮮さ(Freshness)」や「若々しさ」、「青」は「知性(Intelligence)」や「希望(Hope)」、「白」は「清潔感」や「誠実さ」を表していると言われています。お客様に快適で楽しい買い物体験を提供したい、地域に根差したインフラでありたいという企業の姿勢が、この爽やかな色合いに凝縮されているわけです。
一方で、シエラレオネの国旗にも、国家としての誇りと独立への願いが込められた、しっかりとした意味があります。「ファミマっぽい」で終わらせず、それぞれの色が持つ本来の意味を知ることで、この国旗がもっと奥深く見えてくるはずです。
シエラレオネ国旗の色の意味
- 緑(Green):国の主要産業である農業と、豊かな天然資源、そして国名の由来ともなった雄大な「ライオンの山」を象徴しています。
- 白(White):国民の統一(Unity)と正義(Justice)、そして平和への強い願いを表しています。
- 青(Blue):天然の良港である首都フリータウンが面する大西洋の海と、その港を通じて世界平和に貢献したいという希望を象徴しています。
こうして見比べてみると、ファミリーマートの「新鮮さ(緑)」とシエラレオネの「農業・自然(緑)」、ファミリーマートの「希望(青)」とシエラレオネの「世界平和への希望(青)」といったように、込められたメッセージの根底には、驚くほど共通したポジティブなイメージがあることに気づかされます。
平和や豊かな生活、新鮮な恵みを願う気持ちは、国境も業種も越えて共通する普遍的な価値観なのかもしれませんね。
ちなみに、ファミリーマートのロゴマークも時代とともに微調整が行われていますが、この象徴的な3色は変わらず受け継がれています。ファミリーマート昔のロゴの歴史!初代画像や変更理由を店長が解説の記事でも紹介していますが、ロゴデザインの変遷を辿ると、いかにこの配色がブランドアイデンティティとして重要視されてきたかがよく分かります。
シエラレオネの国旗と🇸 🇱
皆さんが普段使っているスマートフォンの絵文字キーボードで、国旗のセクションを見てみてください。シエラレオネの国旗は「🇸 🇱」と表示されます(お使いの機種やOSのバージョンによって見え方が多少異なりますが、基本的には緑・白・青のきれいな横縞の旗が表示されているはずです)。
最近、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを見ていると、ファミリーマートに関連する投稿をする際に、あえてこのシエラレオネの国旗の絵文字「🇸 🇱」を使っている方を本当によく見かけます。これはもう、ネット上のコンビニ好きや若者の間では一種の「共通言語」や「ネットミーム」のようなものとして定着していますよね。
例えば、タイムラインに「今日のランチは🇸 🇱で新作スイーツ買いました!めっちゃ美味しい!」なんて投稿があったとしましょう。この文脈を知らない人が見れば、「えっ、西アフリカまでわざわざスイーツを買いに行ったの?」「シエラレオネのスイーツって一体どんな味なんだろう?」と混乱してしまうかもしれません。
しかし、この「ファミマ=シエラレオネ国旗」という文脈を共有している私たちにとっては、「ああ、近所のファミマでデザートを買ったんだな、美味しそうだな」と瞬時に理解できるわけです。この「分かる人には分かる」というちょっとした内輪ネタ感が、SNSでのコミュニケーションをより楽しく、親密なものにさせている要因の一つだと思います。
私自身も、友人とLINEをする際や、個人のSNSで「今日の仕事終わり!」とつぶやくときに、ハッシュタグと一緒にこっそり「🇸 🇱」を添えることがあります。そうすると、フォロワーさんから「店長、それ国が違いますよ(笑)」とか「出勤ご苦労様です、シエラレオネ支店ですか?」なんていうユーモアのあるツッコミをいただいたりして、そこから楽しいコミュニケーションが生まれたりするんですよね。
国旗という、本来であれば国家を象徴する極めてフォーマルなシンボルが、現代の日本のデジタル空間では、こんなにもカジュアルで親しみやすいアイコンとして機能している。これは文化人類学的にも(?)非常に現代的で興味深い現象だと感じています。
ただし、ここで一つだけ真面目な注意点をお伝えしておきます。この絵文字はあくまで「シエラレオネ共和国」という独立国家の国旗であるという点です。シエラレオネの方々にとっては、自分たちのアイデンティティであり、尊厳の象徴です。
ですので、あまりにも失礼な文脈や、ファミリーマートに対するネガティブな不満(クレームなど)を書き込む際にこの国旗を使用するのは、避けたほうが良いでしょう。「ファミマ愛」や「親近感」を表現する際の、あくまでポジティブな遊び心として使うのが、マナーある大人の楽しみ方かなと思います。
文字化けに注意
古いパソコンや一部のブラウザでは、国旗の絵文字が正しく画像として表示されず、「SL」というアルファベットの文字だけが表示されることがあります。これは「リージョナルインジケーター」という仕組みによるもので、SとLの文字コードを組み合わせて国旗を表示しているためです。もし「SL」と表示されていても、それはシエラレオネ(Sierra Leone)の略ですのでご安心ください。
世界で一番似ている国旗は?
世界には現在、国連加盟国だけでも193カ国、その他の地域を含めると200近い国と地域が存在し、それぞれの国が独自の誇りを持って国旗を掲げています。その膨大な数の国旗の中で、世界で一番ファミリーマートのロゴに似ている国旗は、間違いなくシエラレオネ共和国で決定です。
これは私の独断と偏見ではなく、色彩構成とデザイン要素を客観的に分析した上での揺るぎない事実と言えます。
「えー、でも他にも似ている国旗はあるんじゃないの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。確かに、緑、白、青の3色を使っている国旗は他にもいくつか存在します。しかし、それらを詳細に見ていくと、「ファミマ度(ファミリーマートへの酷似レベル)」においてはシエラレオネには遠く及ばないことがわかります。いくつか代表的な例を挙げて比較してみましょう。
ウズベキスタン共和国 🇺🇿
中央アジアに位置するウズベキスタンの国旗も、上から「青・白・緑」の横三色旗の構造を持っています。配色は非常に近く、美しい国旗なのですが、よく見ると青と白、白と緑の間に細い「赤色」のラインが入っています。さらに決定的な違いとして、一番上の青い帯の中には、イスラム教の象徴である「三日月と12個の星」が描かれています。
この赤いラインと複雑なシンボルがあるため、パッと見で「あ、ファミマだ」とはなりにくいんですね。あくまで「国旗」としての主張が強いデザインです。
レソト王国 🇱🇸
南部アフリカの内陸国、レソト王国の国旗も、上から「青・白・緑」の横三色で構成されています。しかし、まず配色の順序がシエラレオネ(緑・白・青)とは逆になっています。そして何より決定的な違いとして、中央の白い部分に、現地の伝統的な帽子である「モコロト」が黒いシルエットではっきりと描かれています。
この帽子のデザインが非常に特徴的なので、やはりコンビニの看板とは別物として認識されます。
ガボン共和国 🇬🇦
中部アフリカのガボン共和国の国旗は、上から「緑・黄・青」の横三色旗です。緑と青の位置は似ていますが、真ん中の色が「白」ではなく「黄色」なんですね。真ん中に黄色が入ると、視覚的な印象はガラリと変わります。どちらかと言えば、ブラジルの国旗のような南国感や陽気なトロピカルなイメージが強くなり、ファミリーマートの持つ「クリーンで爽やかなイメージ」とは少し離れてしまいます。
こうして比較してみると、シエラレオネ国旗の持つ「紋章などの装飾が一切ない」「緑・白・青の純粋な3色のみ」「しかも等幅の横方向ストライプ」という特徴がいかに特別かがわかります。ファミリーマートのロゴデザインも、余計な装飾を削ぎ落としたシンプルな水平ラインが特徴です。
この「究極のシンプルさ」が両者で奇跡的に一致したからこそ、私たちはこれほどまでに強い既視感を覚えるわけです。世界広しといえど、これほど完璧なドッペルゲンガーのような国旗は他にはありません。
ちなみに、似ている国旗の話になると「じゃあセブンイレブンはどうなの?」という話題もよく出ますよね。セブンイレブンはどこの国?現役店長がズバリ回答した記事でも触れていますが、セブンイレブンはアメリカ発祥の企業であり、そのロゴカラー(オレンジ・緑・赤)も特定の国旗(ハンガリーやブルガリアなど)に似ていると言われることがあります。
しかし、シエラレオネとファミリーマートほどの「完全一致感」はないのが正直なところです。
ファミリーマートとシエラレオネの国旗の違いは何ですか?
ここまで「そっくりだ」「激似だ」と連呼してきましたが、プロのコンビニ店員として(?)、そして一人の国旗ファンとして、両者の画像を並べて虫眼鏡で見るような気持ちで厳密に比較すると、実は明確な違いが存在します。「同じに見えるけど、何かが違う気がする…」と感じていた鋭い感覚をお持ちの方、その違和感は正解です。
一番の大きな違いは「色の濃淡(色調)」と「比率」にあります。
まず色調についてですが、ファミリーマートのブランドカラーとして使われている青と緑は、商業施設としての「視認性」を高めるために、かなり明るく鮮やかな色が採用されています。具体的には、青は明るい「シアン(水色)」に近く、緑は黄色味を含んだ鮮やかな「ライムグリーン(萌黄色)」に近い色です。
これは、夜道の暗がりでも看板がはっきりと目立ち、お客様を誘引できるように設計されているからです。
一方で、シエラレオネの国旗に使われている青と緑は、もう少し落ち着いた深みのある色合いであることが一般的です。国旗における緑は「豊かな森林や農業」、青は「深い海」を象徴しているため、自然界に存在するような、やや濃いめの色が使われる傾向にあります。
もちろん、国旗の染め方や表示するディスプレイによって多少の差は出ますが、並べてみるとファミリーマートの方が「蛍光色に近い明るさ」を持っていることが分かります。
次に比率についてですが、シエラレオネの国旗は、緑・白・青の3つの帯が、完全に均等な幅(1:1:1)で構成されています。これは国旗デザインの鉄則ですね。しかし、ファミリーマートのロゴマーク(特に店舗の看板など)をよく観察してみてください。デザインのバリエーションにもよりますが、上下の緑と青のラインの太さが異なっていたり、中央の白い部分が広くとられていたりすることがあります。
ロゴマークとして文字(FamilyMart)を入れるスペースを確保する必要があるため、必ずしも均等な3色旗の比率にはなっていないのです。
色彩学的に言うと、シエラレオネの緑は「American Green(#1EB53A)」、青は「True Blue(#0072C6)」に近いとされています。一方、ファミリーマートの緑は「Green Haze」、青は「Cerulean」といった、より明度の高い色が使用されています。人間の目はパターン認識を優先するため「同じ」と判断しますが、デジタルデータで見ると別物なんですね。
検索候補のやばい 怖いという噂

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この「ファミリーマートみたいな国旗」についてさらに詳しく知ろうとして、GoogleやYahoo!で「シエラレオネ」と検索したとき、検索候補(サジェスト)に「やばい」「怖い」「危険」といった、少し不穏なキーワードが出てきて驚いたことはありませんか?これを見て「えっ、ファミマに似てるあの国旗、何か怖いの?」「関わらない方がいい国なの?」と不安になった方もいるかもしれません。
結論から言うと、これは国旗のデザインそのものが怖いわけでも、現在のシエラレオネが極端に危険な国というわけでもありません。実は、こうしたキーワードが出てくる背景には、同国が抱えていた過去の悲しい歴史が大きく関係しています。
シエラレオネでは、1991年から2002年にかけて、10年以上続く激しい内戦が勃発しました。この内戦は、同国で産出されるダイヤモンドの利権を巡って争われたもので、その資金源となったダイヤモンドは「紛争ダイヤモンド(ブラッド・ダイヤモンド)」と呼ばれ、国際的な問題となりました。
この時期の凄惨な出来事や、少年兵の問題などが映画やドキュメンタリーで取り上げられたことで、「シエラレオネ=内戦、怖い」というイメージが強く残ってしまったのです。
検索意図の真相
「やばい」「怖い」という検索キーワードは、主にこの過去の内戦の歴史や、当時の治安情勢について調べようとするユーザーが多いために表示されるものです。現在の国旗のデザインや、ましてや現在のファミリーマートとは一切関係がありませんので、そこは切り離して考える必要があります。
内戦終結から20年以上が経過した現在、シエラレオネは復興の道を歩んでおり、平和構築が進んでいます。美しいビーチや自然を活かした観光業にも力を入れ始めています。しかし、検索エンジンの仕組み上、過去の衝撃的な歴史的事実は多くの人に検索され続けるため、どうしてもネガティブなワードが候補に残ってしまうのだと推測されます。
国旗自体は、先ほど解説した通り「統一」や「正義」、そして「平和」を願う非常に尊い意味が込められた美しいデザインです。過去の歴史を知ることは大切ですが、それによって現在の国や国旗に対して過度に恐怖心を抱く必要はありません。
むしろ、ファミリーマートを通じてこの国を知ったことをきっかけに、シエラレオネという国の現在や、平和への歩みに関心を持つことができれば、それはとても素敵なことではないでしょうか。
ファミリーマートみたいな国旗と他社の比較
- 似ている国旗の一覧と類似性
- コンビニと国旗の意外な共通点
- セブンイレブンに似た国旗はある?
- ローソンに似た国旗の調査
- よくある質問
- ファミリーマートみたいな国旗のまとめ
似ている国旗の一覧と類似性
ここまでファミリーマートとシエラレオネの関係性(?)について熱く語ってきましたが、世界を見渡せば他にも「どこかのコンビニや企業のロゴに似ている国旗」があるのではないか?と気になりませんか。ここでは、あくまで「色彩の雰囲気」や「パッと見の印象」という視点で、いくつかの国旗をピックアップし、私たちの身近なコンビニエンスストアのカラーリングと比較してみたいと思います。
| コンビニ・チェーン | 似ているかもしれない国旗 | 共通する要素と類似度判定 |
|---|---|---|
| ファミリーマート | シエラレオネ 🇸🇱 | 緑・白・青の横三色旗が構造・配色ともに完全一致級。類似度は文句なしの星5つ(★★★★★)。 |
| セブンイレブン | ハンガリー 🇭🇺 ブルガリア 🇧🇬 |
赤・白・緑の3色が共通。ただし、セブンの特徴である「オレンジ」が含まれないため、類似度は星3つ(★★★☆☆)。 |
| ローソン | ソマリア 🇸🇴 ミクロネシア 🇫🇲 |
鮮やかな青地に白のアクセントが共通。ロゴのミルク缶デザインとは異なるため、雰囲気レベルで星2つ(★★☆☆☆)。 |
| ミニストップ | ウクライナ 🇺🇦 スウェーデン 🇸🇪 |
青と黄色のコンビネーションが共通。ロゴの家型デザインとは異なるが、配色の既視感は強い。類似度は星3つ(★★★☆☆)。 |
こうして一覧にして整理してみると、やはりシエラレオネとファミリーマートの「そっくり度」はずば抜けていることが改めてわかりますね。他のチェーン店も特定の国旗と配色は似ているのですが、ロゴマークに文字が入っていたり、特定の図形(数字の7やミルク缶など)が組み合わされていたりするため、「国旗そのもの」に見えるかというと、そこまでのインパクトはありません。
シエラレオネの場合、国旗自体がシンプルな横ストライプであり、かつファミリーマートの店舗看板(ファサード)もシンプルな横ストライプのデザインを多用しているため、この奇跡的な一致が生まれたと言えます。まさに「シンプル・イズ・ベスト」が生んだ偶然の産物ですね。
コンビニと国旗の意外な共通点

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なぜ、こんなにもコンビニの看板と一国の国旗は似てしまうのでしょうか。これには、デザインの世界における「視認性(Visibility)」と「心理効果(Psychology)」という共通の理由があると考えられます。
1. 遠くからの識別性
国旗の本来の役割は、戦場や海上において、遠くからでも「味方か敵か」「どこの国の船か」を一瞬で識別させることにありました。そのため、複雑で細かい絵画のようなデザインよりも、単純な色面を組み合わせたストライプや、コントラストの強い配色のほうが好まれる傾向にあります。
これはコンビニの看板も全く同じです。車で道路を走っているお客様が、遠くから「あ、あそこにコンビニがある!」と瞬時に認識できなければ、お店としての機能を果たせません。そのため、どちらも「原色に近い鮮やかな色」や「シンプルな幾何学的パターン」を採用するという結論に至るのです。
2. 色彩心理の活用
また、人間に与える色の心理効果も共通しています。国旗では「緑=豊かな土地」「青=海や空」「白=平和」といったポジティブな意味を込めますが、コンビニなどの商業デザインでも「緑=新鮮・安心」「青=清潔・信頼」「白=潔白・クリーン」といった同様のイメージをお客様に伝えるためにこれらの色を選びます。
つまり、国として目指す理想の姿と、企業としてお客様に提供したい価値が「安心」「豊かさ」「平和(快適さ)」という点で重なり合っているからこそ、結果として似たような色使いになってしまうのは、ある種必然なのかもしれません。
セブンイレブンに似た国旗はある?
では、業界最大手のセブンイレブンはどうでしょうか。セブンイレブンのロゴといえば、オレンジ、緑、赤の3色が特徴的ですよね。特に、数字の「7」が赤とオレンジで描かれ、背景や「ELEVEn」の文字に緑が使われているあのデザインは、誰しも一度は目にしたことがあるはずです。
この「赤・緑・白(またはオレンジ)」の組み合わせに近い国旗としてよく挙げられるのが、ハンガリーの国旗(赤・白・緑の横三色)や、ブルガリアの国旗(白・緑・赤の横三色)です。また、ストライプの向きが縦になれば、イタリアの国旗も同じ配色になりますね。
しかし、セブンイレブンのロゴには、他のコンビニにはない独特の要素があります。それは、ロゴの「n」の文字だけがなぜか小文字になっているという点や、オレンジ色という暖色がアクセントとして効いている点です。セブンイレブン歴代ロゴの変遷!nが小文字の謎や色の意味を解説した記事でも詳しく触れていますが、このデザインには創業時の深い意図や歴史が隠されています。
国旗のデザインにおいて「オレンジ色」をメインに使っている国は比較的少なく(アイルランドやインド、ニジェールなどがありますが)、セブンイレブンのあの独特な「赤・オレンジ・緑」のバランスと完全に一致する国旗というのは、意外と見当たらないのが現状です。その意味でも、シエラレオネとファミマの関係性はやはり特殊なんだなと感じさせられます。
ローソンに似た国旗の調査
次に、私のライバル(?)であり、同じく青を基調としたブランドカラーを持つローソンについても調べてみましょう。ローソンのイメージカラーといえば、深く鮮やかなブルーに白のミルク缶のデザインですよね。あの清潔感あふれる青色は、元々ローソンがアメリカの牛乳屋さんから始まったことに由来しています。
「青地に白」というシンプルな構成で探してみると、ソマリアの国旗(爽やかな水色地に白い星ひとつ)や、ミクロネシア連邦の国旗(青地に白い星4つ)が雰囲気としては非常に近いです。特にソマリアの国旗の配色は、ローソンの看板のベースカラーとかなり近い印象を受けます。
また、色味は少し濃くなりますが、ギリシャの国旗(青と白のストライプに十字)や、フィンランドの国旗(白地に青のスカンジナビア十字)も、青と白のコンビネーションという点では共通しています。北欧や地中海の国旗には、海や空を表す青と白が多く使われており、ローソンの持つ「爽やかさ」や「クリーンさ」とイメージが重なりますね。
ただ、ローソンの場合はやはり中央にある「ミルク缶」のロゴマークの存在感が圧倒的です。国旗のデザインでミルク缶が描かれている国はありませんので(もしあったら見てみたいですが!)、あくまで「色の雰囲気が似ている」というレベルに留まります。「あ、ローソンの国旗だ!」とまで言われることは少なく、やはりファミマ×シエラレオネの「完全一致」のインパクトには敵いません。
よくある質問
Q:ファミリーマートの看板にそっくりな国旗はどこの国ですか?
A:西アフリカにある「シエラレオネ共和国」です。上から順に「緑・白・青」と並ぶ横三色旗のデザインが、ファミリーマートのロゴ配色やストライプ構造と奇跡的に一致しています。
Q:なぜシエラレオネの国旗はファミマと同じ色なのですか?
A:偶然の一致です。シエラレオネ国旗の緑は「農業と山」、白は「正義と統一」、青は「海と平和」を意味しており、それぞれの深い願いが込められた結果、似た配色になりました。
Q:検索候補に「怖い」「やばい」と出るのはなぜですか?
A:国旗のデザインではなく、1990年代から続いた過去の内戦(紛争ダイヤモンド問題など)の歴史的背景が検索されているためです。現在は復興し、平和構築が進んでいます。
Q:セブンイレブンやローソンに似ている国旗もありますか?
A:配色の雰囲気だけなら、セブンはハンガリー(赤白緑)、ローソンはソマリア(青白)などが似ていますが、ファミマとシエラレオネほどの完全一致レベルではありません。
ファミリーマートみたいな国旗のまとめ

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今回は、「ファミリーマートみたいな国旗」としてネットやSNSで話題のシエラレオネ共和国について、現役コンビニ店長の視点で徹底的に解説してきました。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
最後に、今回の記事のポイントをまとめておきます。
チェックリスト
- 正体はシエラレオネ:ファミマの看板に激似の国旗は、西アフリカの「シエラレオネ共和国」の国旗です。
- 配色の理由:国旗の緑・白・青は、それぞれ国の農業・資源、正義・統一、海・希望を象徴する重要な意味を持っています。
- 検索の噂:「怖い」というワードは過去の内戦の歴史によるものであり、国旗自体は平和への願いが込められたポジティブなものです。
- 類似度No.1:セブンイレブンやローソンと比較しても、ファミリーマートとシエラレオネの類似度は世界一レベルであり、もはや奇跡的な一致と言えます。
ファミリーマートも、1973年の創業以来、ロゴマークのデザイン変更を経ながらも、このアイデンティティである3色を大切に守り続けてきました。ファミリーマート昔のロゴの歴史!初代画像や変更理由を店長が解説した記事でも紹介していますが、時代が変わっても変わらない「色」には、企業としての魂が宿っているものです。
これから街中でファミリーマートの看板を見かけたり、ニュースやスポーツの国際大会でシエラレオネの国旗を見かけたりした時は、「あ、これは農業と海の色なんだな」「平和を願う色なんだな」と、ちょっとだけ思い出していただけると嬉しいです。意外なところで世界とつながっているコンビニ、やっぱり面白い場所ですね!
それでは、またお店(ブログ)でお会いしましょう!