
マイローカルコンビニ
はじめまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
お昼時のコンビニ、限られた時間の中で「手早く済ませたいけれど、しっかり満足感も欲しい」と悩むことはありませんか? そんな時、おにぎりコーナーの棚の下段で圧倒的な存在感を放っているのが、ファミリーマートの「おむすび&おかずセット」です。おにぎり2個に唐揚げやコロッケなどのおかずがぎっしり詰まっていて、手に取った瞬間のズッシリとした重量感には安心感すら覚えますよね。
しかし、最近お店に立っていると、常連のお客様から「あれ? なんか中身変わった?」「昔はもっと安かった気がするんだけど…」といったお声をいただくことが増えました。確かに、昨今の物価高騰の影響はコンビニのお弁当コーナーにも色濃く反映されており、このセットも例外ではありません。
「卵焼きが消えた」という噂や、「実際のところカロリーはどうなの?」といった健康面での懸念、さらには「セブンイレブンの似たようなセットとどっちがお得なの?」という素朴な疑問まで、皆さんの気になるポイントは尽きないはずです。
そこで今回は、現役店長としての知識と、実際に商品を愛食している一ファンとしての視点を交えながら、この「おむすび&おかずセット」の現在地を徹底的に深掘りします。単なる商品レビューにとどまらず、裏側にある事情や、明日から使える「通」な買い方まで、余すところなくお伝えします。
記事のポイント
- かつての「神コスパ」398円時代から現在までの価格推移と、その裏にある企業努力
- セブンイレブンの競合商品と徹底比較して見えた、ファミマを選ぶべき決定的な理由
- 不足しがちな栄養を補い、満足度を倍増させる店長直伝の「ちょい足し」テクニック
- ファミペイや期間限定キャンペーンを駆使して、実質価格を最安にする購入メソッド
ファミリーマートのおむすび&おかずセット徹底検証
- 398円時代からの価格とコスパの変化
- 最新の中身と内容変更の裏側
- 口コミ評価とカロリーの実態
- セブンイレブン商品との比較と違い
- お得なキャンペーンと割引情報
398円時代からの価格とコスパの変化
長年コンビニを利用されている方なら、ファミリーマートの「おむすび&おかずセット」といえば、「398円(税抜)」という数字が強烈に記憶に刻まれているのではないでしょうか。消費税込みでも400円台前半でお釣りが来る、まさに「ワンコインランチの救世主」とも呼べる存在でした。
当時は、おにぎり2個におかずが数種類ついてこの価格設定だったため、SNSや口コミサイトでも「コスパ最強」「コンビニ弁当の価格破壊」と絶賛されていたのをよく覚えています。
しかし、時は流れ2025年現在。世界的な原材料費の高騰や物流コストの上昇、さらには人件費の増加といった経済的な波は、私たちの身近なコンビニ商品にも押し寄せています。現在の販売価格は、地域や店舗によって多少のばらつきはあるものの、概ね税込430円前後で推移しています。私が管轄する店舗でも、価格改定のタイミングでお客様から「少し高くなったね」というお声をいただくことがありました。
特筆すべきは地域による価格差です。例えば、関西地方や中国・四国地方の一部店舗では、具材やおかずの仕様が異なるバージョンが販売されており、これらは税込470円という価格設定になっているケースも確認されています。これは、地域ごとの嗜好に合わせた味付けの調整や、地元の食材供給ルートの違いなどが影響していると考えられます。
藤の視点:それでも「コスパ」は死んでいない
店長齋「値上げ」という事実だけを見ると残念に感じるかもしれませんが、冷静に分析してみましょう。2025年最新のファミリーマートおにぎりの値段一覧を見ていただければわかる通り、具材によっては1個150円〜200円近くします。おにぎり2個で300円〜400円、そこに唐揚げやコロッケ、ハンバーグといったおかずを単品で買い足せば、優に600円〜700円は超えてしまいます。 そう考えると、430円前後ですべてがワンパッケージになっているこのセットは、依然として「単品買い」に対する圧倒的なコストパフォーマンス優位性を保っていると言えます。企業側も「500円(ワンコイン)でお釣りが来る」というラインを死守するために、並々ならぬ努力を続けているのです。
私たち消費者としても、単に「昔より高くなった」と嘆くだけでなく、公的な統計データなどを見て市場全体の動きを理解することも大切かもしれません。例えば、総務省統計局が発表している消費者物価指数を見ても、食料品の価格上昇トレンドは明らかであり、その中でこの価格を維持していることは評価に値すると私は考えています。(出典:総務省統計局『消費者物価指数(CPI)』)
最新の中身と内容変更の裏側

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「久しぶりに買ったら、中身がガラッと変わっていて驚いた」という経験はありませんか? 特に長年のファンの方から惜しむ声が多いのが、「卵焼き」と「ポテトサラダ」の消失です。かつての黄金構成は、おにぎり2個に加え、唐揚げ、コロッケ、赤ウインナー、そして箸休めに最適なポテトサラダと、彩りを添える黄色い卵焼きでした。このバランスの良さが、お弁当としての完成度を高めていたのは間違いありません。
しかし、2025年のリニューアルを経て、現在多くのエリアで販売されているセットからは、この卵焼きとポテトサラダが姿を消しました。その代わりに堂々と鎮座するようになったのが、「ミニハンバーグ」です。現在の構成は、おにぎり2個、唐揚げ、コロッケ、赤ウインナー、ミニハンバーグ、そして下敷きになっているケチャップパスタ、というラインナップが主流です。
リニューアルの背景にある経済事情を深読みする
なぜ、人気の卵焼きを外してまでハンバーグを入れたのでしょうか? ここには、コンビニ業界特有の切実な事情があります。最大の要因は、近年の「鶏卵価格の高騰と供給不安定化」です。鳥インフルエンザの流行などで卵の価格が乱高下する中、卵をメインのおかずとして据え続けることは、安定した価格での商品提供を難しくします。 そこでメーカー側は、比較的価格が安定しており、かつコストコントロールがしやすい加工肉製品(ハンバーグ)への切り替えを決断したと推測されます。さらに、ハンバーグは「肉を食べた!」という満足感(ボリューム感)を出しやすく、「400円台で満腹になりたい」というこの商品のメインターゲット層のニーズにも合致するという判断もあったのでしょう。
この変更により、全体的な色味は「茶色」が中心となり、彩りの面では少し寂しくなったかもしれません。しかし、実際に食べてみると、唐揚げ、コロッケ、ハンバーグという「揚げ物・肉の三連星」は非常に強力で、ガッツリ食べたい気分の時には以前よりも満足度が高まっているとも言えます。「繊細なバランス」から「パワー重視」へ。これが、令和の時代におけるおむすびセットの生存戦略なのです。
口コミ評価とカロリーの実態
実際にこの商品を食べているユーザーたちは、どのような感想を持っているのでしょうか。SNSやブログ、そして私の店舗でのお客様との会話から拾った「生の声」を分析してみると、評価は見事に二極化しています。
肯定的な口コミ:ボリュームと安さは正義
「金欠の時の救世主。これ一つで夕方までお腹が空かない」「ハンバーグが入ってより『わんぱく』な弁当になったのが嬉しい」「いろいろな種類のおかずを一口ずつ食べられるのが楽しい」といった意見が多く見られます。特に、学生さんや外回りの営業職の方など、エネルギー補給を重視する層からは絶大な支持を得ています。
否定的な口コミ:野菜不足と彩りへの不満
一方で、「全部茶色くて、食べていて罪悪感がある」「卵焼きとポテサラが好きだったのに、リニューアルで魅力が半減した」「野菜が全く入っていないので、これだけだと健康面が心配」という厳しい意見も少なくありません。特に女性客や健康志向の高い層からは、以前のバランス型構成を懐かしむ声が根強く残っています。
気になるカロリーと栄養成分の実態
では、実際の数値はどうなっているのでしょうか。商品パッケージの栄養成分表示を確認すると、セット内容にもよりますが、熱量は概ね600kcal〜700kcal前後となっています。 ・炭水化物(おにぎり、パスタ、コロッケの衣) ・脂質(唐揚げ、コロッケ、ハンバーグの油脂) この2つが成分の大半を占めており、タンパク質はそこそこ摂取できるものの、ビタミンや食物繊維はほぼ期待できません。これは「エネルギーチャージ」に特化した商品設計であるため、ある程度は割り切りが必要です。
もし、あなたがダイエット中であったり、血糖値の上昇を気にされているのであれば、このセットを単体で食べることはあまりおすすめできません。しかし、後述する「組み合わせ」の工夫次第で、このデメリットは十分にカバー可能です。コンビニ食のプロとして、美味しく健康的に食べる方法も後ほどしっかり伝授しますのでご安心ください。
セブンイレブン商品との比較と違い
コンビニのおにぎりセット市場において、ファミリーマートの最大のライバルとなるのが、業界最大手セブンイレブンの「おむすび&おかずセット」です。店頭でお客様から「どっちがおすすめ?」と聞かれることも多々ありますが、実はこの両者、似ているようでいて「商品開発の設計思想」が全く異なります。
| 比較項目 | ファミリーマート | セブンイレブン |
|---|---|---|
| 主食(おにぎり) | 白米ベースの定番 (鮭、昆布、ツナマヨなど) | 味付きご飯が中心 (チャーハン、鶏五目、だし飯など) |
| おかずの構成 | バラエティ重視・多種類 (唐揚げ、コロッケ、ハンバーグ、ウインナー等) | 一体感重視・シンプル (大きめの唐揚げ、ゆで卵、焼きそば等) |
| 全体の印象 | 「幕の内弁当」のミニ版。 いろいろなおかずを少しずつ楽しめる。 | 「一品料理」のセット版。 ご飯とおかずの調和を楽しむ。 |
ファミマ派におすすめな人
ファミリーマートのセットの強みは、なんといっても「おかずの種類の多さ」です。一口ごとに違う味を楽しめるため、食事にエンターテインメント性を求める方や、「白いご飯にはやっぱり濃い味のおかずを合わせたい!」という方にはファミマが圧倒的におすすめです。コロッケの甘み、唐揚げのジューシーさ、ウインナーの塩気、これらを白米のおにぎりで受け止める幸福感は、ファミマならではの体験です。
セブン派におすすめな人
対してセブンイレブンは、セブンイレブンのおにぎり値段一覧と比較しても分かる通り、単品のおにぎり自体に味が付いていることが多く、おかずがなくてもご飯だけで成立するような完成度の高さがあります。「おかずはシンプルでいいから、ご飯の味を楽しみたい」という方にはセブンが合うでしょう。
このように、両者は明確にターゲットや利用シーンを棲み分けています。その日の気分に合わせて、「今日はガッツリおかずメインで行きたいからファミマ!」というように使い分けるのが、コンビニ通の楽しみ方です。
お得なキャンペーンと割引情報

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「ただでさえ安いこのセットを、もっと安く買う方法はないの?」とお考えの賢明な読者の皆様へ。ファミリーマートには、この商品を対象とした強力な割引キャンペーンが存在します。それを逃さないことが、最安値でゲットする鍵となります。
最も注目すべきは、定期的に開催される「ファミマのお得リレー」や「セット割引(コンビ割)」です。過去の事例を挙げると、以下のようなキャンペーンが実施されていました。
- 飲料とのセット割引: おむすびセットと指定のペットボトル飲料(綾鷹や生茶など)を一緒に買うと、合計金額から100円引き、あるいは50円引きになる施策。
- 期間限定セール: おむすび全品が会員限定で割引になる際、このセット商品も対象に含まれるケース。
店長からのアドバイス:ポップとアプリを見逃すな!
これらのキャンペーンは、期間が1週間〜2週間と短いことが多く、気づいたら終わっていた…ということも珍しくありません。お店に入ったら、おにぎり売り場のプライスカード周辺にある「黄色や赤の目立つポップ」を必ずチェックしてください。 また、ファミリーマートの公式アプリ「ファミペイ」を入れておくと、「今週のお得情報」としてプッシュ通知が届くので、見逃し防止に役立ちます。特にファミリーマートの「もう一本」完全攻略でも紹介されるような飲料セット割引の時は、実質的にお茶が数十円で買える計算になることもあるので、絶対に利用しない手はありません。
さらに、詳しくは後述しますが、ファミリーマートのボーナスポイントも併用することで、現金値引き以上のメリットを享受できる可能性があります。「たかが数十円」と侮るなかれ。毎日のランチで積み重なれば、年間で大きな節約になりますよ。
ファミリーマートのおむすび&おかずセット活用法
- 栄養を補うおすすめの組み合わせ
- 満足度アップのちょい足しレシピ
- 俵おむすびとおかずセットの正式名称
- ファミペイやアプリでお得に買う
- よくある質問
- ファミリーマートおむすび&おかずセットまとめ
栄養を補うおすすめの組み合わせ
先ほどの章で触れた通り、このセットの弱点は「野菜不足」と「脂質・糖質過多」になりがちな点です。これを補い、食事としての質を格段に引き上げるためには、サイドメニュー選びが非常に重要になります。現役店長が提案する、栄養バランスと満足度を両立させる「黄金の組み合わせ」をご紹介します。
1. 海藻系スープでミネラル補給と満足感アップ
最も手軽で効果的なのが、カップスープの追加です。特におすすめなのが「もずくスープ」や「あおさの味噌汁」といった海藻系。海藻に含まれる水溶性食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにする効果が期待できるため、おにぎりやパスタの糖質が気になる方に最適です。また、温かい汁物がお腹に入ることで満腹感が早期に得られ、食べ過ぎ防止にもつながります。
2. 具だくさん豚汁で「定食化」する
ファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」の「具だくさん豚汁」は、このセットの最強のパートナーです。大根、人参、ごぼう、里芋などの根菜類が豊富に入っており、不足している野菜と食物繊維を一気に補えます。豚肉によるタンパク質も追加され、セットのおにぎりと合わせれば、栄養バランスの取れた立派な「豚汁定食」が完成します。和風の具材(昆布や鮭)のおにぎりとの相性は言わずもがなです。
3. シャキシャキ食感をプラスするサラダ類
揚げ物続きで口の中が油っぽくなるのを防ぐなら、酸味のあるサラダがおすすめです。特に「コールスローサラダ」や「春雨サラダ」は、箸休めとして優秀です。また、最近では袋に入った「千切りキャベツ」をそのまま購入し、ドレッシングをかけてバリバリ食べるというハードボイルドな健康志向のお客様もいらっしゃいますが、これは非常に理にかなっています。食事の最初に野菜(ベジタブルファースト)を食べることで、血糖値の急上昇を抑えることができるからです。
以下の記事では、ダイエット中でも安心して食べられるコンビニ商品の選び方を詳しく解説していますので、カロリーコントロールが気になる方はぜひ参考にしてみてください。 【関連記事】コンビニダイエットの正解はこれ!現役店長が教える低糖質・高タンパクな商品選びのコツ
満足度アップのちょい足しレシピ

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「毎日食べていると、さすがに味がマンネリ化してきた…」というヘビーユーザーの方へ。そのままでも美味しいセットですが、ほんの少しの手間や追加アイテムを加えるだけで、劇的に味が変わる「ちょい足しアレンジ」を伝授します。これらは実際にスタッフやお客様から聞いた、試す価値アリの裏技です。
裏技1:即席!ファミチキおにぎりバーガー
これは「もっと肉が食べたい!」という若手スタッフがやっていた禁断の技です。レジ横のホットスナック「ファミチキ」を購入し、セットのおにぎりの上に豪快に乗せて食べる、あるいは2個のおにぎりで挟んでしまうというもの。ファミチキの溢れる肉汁が白米に染み込み、背徳感満載の美味しさが楽しめます。カロリーは爆上がりしますが、ストレス発散したい日のランチには最高です。
裏技2:締めのお茶漬け風アレンジ
セットのおにぎり(特に昆布や鮭など)を一つ残しておき、カップ入りの「永谷園のお茶漬けの素」などにお湯を注いで、おにぎりを投入します。揚げ物で少し重くなった胃に、サラサラとしたお茶漬けが染み渡ります。寒い冬の日や、二日酔い気味の日のランチに試してほしい、癒やしのアレンジです。
裏技3:食後のプチ贅沢
食事の締めくくりに甘いものが欲しくなったら、ファミマのミニバームクーヘンを1つ食べるのがおすすめです。個包装になっているタイプなら残りをとっておけますし、ブラックコーヒーとの相性も抜群です。セットの塩気とバームクーヘンの甘さのループは危険な美味しさです。
補足:温め方のコツ
ちなみに、このセットをレンジで温める際、業務用の高出力レンジ(1500Wなど)だと加熱しすぎておにぎりの海苔がシナシナになってしまうことがあります。家庭用の500W〜600Wで、表示時間よりも少し短めに温めるのが、おにぎりのふっくら感を残しつつおかずを温めるコツです。もし可能なら、ポテトサラダ(入っている場合)や漬物は温めると味が落ちるので、面倒でなければ取り出してから温めるとより美味しくいただけます。
俵おむすびとおかずセットの正式名称
インターネットでこの商品の情報を探そうとしたとき、「名前なんだっけ?」「検索しても出てこない…」と迷った経験はありませんか? 実は、この商品、時期や地域、さらにはリニューアルのタイミングによって微妙に名称が変化したり、通称が混在していたりするため、意外と正式名称が認知されていなかったりします。
2025年現在、パッケージに記載されている最も一般的な名称は「おむすび&おかずセット」や「俵おむすびとおかずセット」です。しかし、過去には「おにぎりセット」や「おむすびセット」として販売されていた時期もあり、ユーザーの間では「ファミマのおにぎり弁当」「あのお得なやつ」といった通称で呼ばれることも少なくありません。
特に特徴的なのが「俵(たわら)」というキーワードです。このセットに入っているおにぎりは、一般的な三角形ではなく、円筒形の「俵型」をしているのが伝統的なスタイルです。これは、お弁当箱(容器)に隙間なく詰めるための工夫であり、かつて幕の内弁当などで主流だったスタイルを踏襲しています。「俵おむすび」という言葉の響きは、ファミリーマートの昔のロゴを見て感じるような、どこか懐かしさと伝統的な「お弁当らしさ」を象徴する要素にもなっています。
店長のマメ知識:お店のどこにあるの?
「お店に行ったけど見つからなかった」という声をたまに聞きますが、探す場所が間違っているかもしれません。この商品は「お弁当コーナー」ではなく、「おむすびコーナーの最下段」や「チルド寿司の隣」に平積みされていることがほとんどです。背の低い容器に入っているため、目線の高さにある棚には陳列しにくいのです。もし見当たらない場合は、視線をぐっと下げて探してみてください。
ファミペイやアプリでお得に買う
ここまで読んで「よし、今日のランチはこれにしよう!」と思ってくださったあなたへ。最後に、現金でそのまま買うよりも断然お得になる、現役店長ならではの購入テクニックをお伝えします。それは、ファミリーマート公式アプリ「ファミペイ(FamiPay)」をフル活用することです。
「アプリなんて面倒くさい」と思われるかもしれませんが、このセットを定期的に購入するなら、利用しないのは実質的にお金を捨てているのと同じくらいもったいないことです。注目すべきは以下の3つのポイントです。
1. おむすびスタンプキャンペーンの活用
ファミペイでは、「おむすびを1個買うごとにスタンプが1個たまる」といったキャンペーンが頻繁に開催されています。ここで重要なのが、「セット商品がどうカウントされるか」です。キャンペーンの規約にもよりますが、過去の例では「おむすび&おかずセット」も対象商品に含まれ、1個(あるいはセット内容に応じて複数個分)のスタンプが付与されるケースが多くありました。
スタンプが10個たまると「おむすび100円引きクーポン」や「無料引換券」と交換できるため、ランチのついでにスタンプを貯めるだけで、実質的な還元を受けられます。
2. 「エコ割」シールを見逃さない
最近、食品ロス削減のために、消費期限が近づいた商品に「エコ割」というシールが貼られているのを見かけませんか? ファミリーマートでは、このシールが貼られた商品をファミペイを提示して購入すると、ファミペイボーナス(ポイント)が還元される仕組みを導入しています。 おむすびセットは鮮度が命の商品(消費期限が比較的短い)なので、入荷から時間が経った夕方や夜の時間帯には、この「エコ割」シールが貼られる確率が高くなります。
「夜食に食べようかな」という時は、シール付きの商品を選んでアプリを通し、ついでにファミリーマートの在庫確認機能で翌日の朝食もチェックしておけば完璧です。
3. ポイントカード連携の二重取り
ファミペイには、dポイント、楽天ポイント、Vポイント(旧Tポイント)のいずれかを連携させることができます。ファミペイのバーコードを提示するだけで、決済によるボーナスと、連携したポイントカードのポイントを「二重取り」することが可能です。微々たる額に見えるかもしれませんが、「ちりつも」精神こそが、賢いコンビニ利用の第一歩です。
以下の記事では、ファミペイを使ったさらにディープな節約術や、ポイントを効率よく貯める「ポイ活」のテクニックを紹介しています。もっとお得に買い物をしたい方は、ぜひ併せてご覧ください。 【関連記事】ファミマ店長がこっそり教える!ファミペイでポイントを2倍・3倍に増やす裏技ガイド
よくある質問
Q:昔と比べて値段や中身はどう変わりましたか?
A:以前の398円(税抜)から現在は税込430円前後になっています。また、卵価格高騰の影響で卵焼きやポテトサラダがなくなり、代わりにミニハンバーグが入ったボリューム重視の構成にリニューアルされました。
Q:セブンイレブンの「おむすび&おかずセット」とは何が違いますか?
A:セブンイレブンが味付きご飯やシンプルなおかずで一体感を重視しているのに対し、ファミリーマートは白米のおむすびと多種類のおかず(ハンバーグ、コロッケ等)を楽しめる「幕の内弁当」のようなバラエティ感が特徴です。
Q:カロリーはどれくらいですか?栄養バランスを良くする食べ方はありますか?
A:カロリーは概ね600〜700kcal前後です。野菜が不足しがちなので、海藻スープやサラダ、具だくさん豚汁などを「ちょい足し」してミネラルや食物繊維を補うのがおすすめです。
Q:もっとお得に購入する方法はありますか?
A:定期的に開催される飲料とのセット割引キャンペーンや、公式アプリ「ファミペイ」のスタンプ機能、消費期限が近い商品に貼られる「エコ割」シールを活用することで、実質価格を抑えて購入できます。
ファミリーマートおむすび&おかずセットまとめ

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今回は、ファミリーマートのロングセラー商品「おむすび&おかずセット」について、価格の変遷から中身のリニューアル事情、そしてお得な買い方まで徹底的に解説してきました。最後に、今回の重要ポイントを整理しておきましょう。
チェックリスト
- 価格とコスパの現状: かつての398円時代からは値上がりしたものの、税込430円前後という価格は、現在でもコンビニランチの中でトップクラスのコストパフォーマンスを誇ります。おにぎりとバラエティ豊かなおかずを単品で揃えるよりも圧倒的にお得です。
- 中身の変化と選び方: 卵焼きやポテトサラダが消え、ハンバーグが導入されたことで「ボリューム・肉感重視」の構成に生まれ変わりました。「いろいろなおかずを少しずつ楽しみたい」という幕の内弁当派には、競合他社よりもファミマのセットが最適です。
- 栄養バランスの工夫: 野菜不足やカロリーが気になる場合は、海藻スープや豚汁、サラダを「ちょい足し」することで、満足度と健康面を両立させたパーフェクトな食事になります。
- 最安で購入するコツ: 「お得リレー」などのセット割引キャンペーン期間を狙うこと、そしてファミペイのスタンプやクーポンを駆使することで、実質価格をさらに下げることが可能です。
時代とともに中身や価格が変わっても、忙しい私たちの「手軽にお腹いっぱいになりたい」というニーズに応え続けてくれるこのセット。次にファミリーマートに立ち寄った際は、ぜひおにぎりコーナーの下段を覗いてみてください。進化した「茶色い正義」が、あなたを待っていますよ。
※本記事の情報は執筆時点(2025年12月)のものです。地域や店舗により取り扱いがない場合や、価格・仕様が変更となっている場合がございます。正確な情報はファミリーマート公式サイトをご確認ください。