ファミリーマートアイスコーヒー値上げ！130円はいつから？理由も

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はじめまして！このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志（さいとう まさし）と申します。

いつものようにファミマでコーヒーを買おうとしたら、レジ横のメニュー表を見て「あれ？値段が変わってる？」と驚いた経験はありませんか。毎日の仕事前や休憩時間の楽しみにしている一杯だからこそ、わずか10円、20円の変化でも、積もり積もればお財布への影響が気になりますよね。「昔は100円玉一枚で買えたのに…」と、少し寂しい気持ちになる方も多いのではないでしょうか。

昨今の急激な円安や原材料費の高騰を受け、私たちコンビニ業界も、断腸の思いで価格改定を余儀なくされています。この記事では、ファミリーマートのアイスコーヒーの値上げに関する背景や、具体的な価格の推移、そして値段が上がってもなお選ばれる理由について、現場の視点から分かりやすく解説します。

ファミリーマートアイスコーヒー値上げの全貌

値上げはいつから実施されたのか

毎日お店のカウンターに立っている私自身も、ここ数年の価格変化のスピードには正直驚きを隠せません。かつてコンビニコーヒーといえば「ワンコイン（100円）」で楽しめるのが最大の魅力であり、私たちにとっても「集客の要」と言える商品でした。しかし、その時代がついに終わりを迎え、ファミリーマートのアイスコーヒー（Sサイズ）は、ここ約2年間で段階的かつ急ピッチで価格が見直されてきました。

「いつの間に値上がりしたの？」というお客様の疑問にお答えするために、具体的な改定の歴史を振り返ってみましょう。実は、一度にドカンと上がったわけではなく、情勢を見ながら小刻みに改定が行われてきたのです。その変遷を知ることで、今の価格がどのように決まったのかが見えてきます。

特に衝撃が大きかったのは、2024年に入ってからの動きです。6月に品質向上を伴うリニューアルで120円になったばかりだったにもかかわらず、その直後の10月にはさらに10円の値上げが実施され、現在のSサイズ130円という価格になりました。私たち現場のスタッフとしても、数ヶ月でプライスカードを書き換える作業には、「お客様にどう説明しようか」「複雑になりすぎて買い方がわからないと言われないか」と頭を悩ませたものです。

ちなみに、もし久しぶりにファミマに来て「買い方が変わっていて不安」という方がいらっしゃれば、【2025年最新】ファミリーマートのアイスコーヒーの買い方完全ガイドで、マシンの操作からカップの選び方まで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

円安や原材料高騰が値上げの背景

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「なんでこんなに頻繁に値上げが必要なの？」と疑問に思われるのは当然です。お客様からもレジ越しに「また上がったの？世知辛いねぇ」とお声をいただくことが増えました。その背景には、私たち店舗や本部の努力だけではどうにも抗えない、世界規模での深刻な経済事情が複雑に絡み合っています。

まず最大の要因は、コーヒー豆の国際相場の高騰です。コーヒー豆は、天候不順や気候変動の影響を受けやすく、ブラジルやベトナムといった主要産地での不作が続いている地域もあります。それに加えて、中国やインドなどの新興国でのコーヒー消費量が爆発的に増えており、世界中で豆の奪い合いが起きているのです。

特に2024年10月の値上げに関しては、この「円安の加速」が決定的な要因となりました。日本のコンビニコーヒーは、世界中から良質な豆を大量に買い付けることで低価格を実現してきましたが、そのビジネスモデル自体が岐路に立たされています。財務省の貿易統計を見ても、コーヒー豆（生豆）の輸入価格が長期的に上昇傾向にあることが明確に読み取れます。

（出典：財務省『貿易統計』）

企業としては、物流ルートの見直しや包装資材の軽量化など、血の滲むようなコスト削減を行ってきましたが、品質を落とさずに提供し続けるためには、価格への転嫁が避けられないラインを超えてしまったというのが実情です。これはファミマに限らず、輸入食材を扱う全ての業界が直面している課題と言えるでしょう。

MとSとLの値段の最新一覧

さて、Sサイズの話を中心にしてきましたが、普段MサイズやLサイズを愛飲されている方にとっても、価格の変動は気になるところでしょう。現在（2024年10月以降）、ファミリーマートの店頭で販売されているアイスコーヒーの全サイズについて、最新の価格情報を整理しました。

レジ前で「えっ、小銭が足りない！」と焦ることがないよう、ぜひチェックしておいてください。全てのサイズで一律に価格改定の影響を受けていますが、それぞれのサイズにお得感や選ぶメリットがあります。

こうして見ると、SサイズとMサイズの間には90円の差があります。「今日はガッツリ飲みたいからMにしようかな、でも220円か…」と迷われるお客様もいらっしゃいます。実は、サイズごとの容量や豆の種類による微妙な違いについては、ファミマコーヒー値段違う？種類やサイズ別の価格と特徴を解説の記事でも深掘りしていますが、コストパフォーマンスを重視するなら、実はLサイズが意外と優秀だったりもします。

私個人的には、短時間で飲み切るならSサイズ、デスクワークなどで1時間以上かけてゆっくり飲むなら、氷が溶けても味が崩れにくいMサイズ以上をおすすめしています。ご自身の飲むペースに合わせて選んでみてくださいね。

価格改定で量は変わったのか

値上げのニュースがあるたびに、SNSなどで話題になるのが「ステルス値上げ」の噂です。「値段が上がった上に、量まで減らされたらたまったもんじゃない！」というお客様の不安な声、痛いほどよく分かります。「カップが小さくなった気がする」「中身が減った？」とご質問いただくことも実際にあります。

結論から申し上げますと、コーヒーの規定量（抽出量）は、今回の値上げによって変更されていません。

私たち店舗では、コーヒーマシンの設定を日々管理し、定期的に抽出量のチェックを行っていますが、本部からの指示で抽出設定そのものを減らすような変更は行われていません。今回の価格改定は、あくまで「原材料費（豆代）」や「輸送コスト」の上昇分、そして後述する「品質向上」に対する対価としての価格転嫁です。

なぜ「減った」と感じるのか？

それでも「減った気がする」と感じる場合、いくつかの原因が考えられます。

• 氷の形状と量: アイスコーヒーのカップには最初から氷が入っていますが、保管状況によって氷同士がくっついたり、少し溶けて体積が減ったりすることがあります。氷が少ないと、注がれたコーヒーの水面が低く見えるため「少ない」と錯覚することがあります。
• 泡立ちの違い: 新しいマシンや豆の種類によって、注いだ瞬間の「クレマ（泡）」の立ち方が変わることがあります。泡が消えると液面が下がるため、見た目に差が出ることがあります。

バリスタ監修による品質の進化

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ここまでは「コスト高による値上げ」という少しネガティブな側面をお話ししてきましたが、実はそれだけではありません。ここが店長として一番声を大にしてお伝えしたいポイントなのですが、現在のファミリーマートのアイスコーヒーは、以前のものとは比べ物にならないほど味のクオリティが進化しているのです。

120円、そして130円への価格改定と並行して行われたのが、世界No.1の称号を持つバリスタ、粕谷哲（かすや てつ）氏を監修に迎えた大規模なリニューアルです。単に値段を上げるだけでなく、「この価格でも納得してもらえる、いや、価格以上の価値がある一杯にする」という強い意志が込められています。

こだわりの改良ポイント：氷に負けない味

コンビニのアイスコーヒーにおける永遠の課題、それは「時間が経つと水っぽくなる」ことでした。これを克服するために、今回のリニューアルでは以下の点に徹底的にこだわっています。

実際に飲んでみると、最初の一口目からしっかりとした「重厚感」がありつつ、後味はスッキリとしています。そして何より、飲み終わる頃までコーヒーの輪郭がはっきり残っているんです。また、この進化したコーヒーはパンとの相性も抜群です。【2025年】ファミリーマートのパンベスト10！店長が選ぶ神パンの記事で紹介しているような、バターの香るクロワッサンや濃厚な菓子パンと合わせると、カフェでのひと時に負けない満足感が得られます。

130円という価格は、この「専門店レベルの体験」へのチケット代だと考えていただければ、決して高くはないはずです。

ファミリーマートアイスコーヒー値上げと関連情報

ローソンアイスコーヒー値上げとの比較

私たちコンビニで働く人間にとっても、競合他社の動きは常に気になるところです。そして、コーヒー好きの皆様にとっても「結局、どこで買うのが一番お得で美味しいの？」というのは最大の関心事でしょう。

実は、2024年秋時点での価格戦略において、ファミリーマートはライバルたちとは異なる、独自のポジションを選択しました。主要3社のSサイズアイスコーヒーの価格を比較してみましょう。

ご覧の通り、ローソンやセブン-イレブンが主力商品のSサイズで120円ラインを維持しようとする中で、ファミリーマートはあえて10円高い130円という設定に踏み切りました。これは非常に勇気のいる決断です。

この「10円の差」は、コンビニ業界では非常に大きな意味を持ちます。それでも値上げに踏み切ったのは、前述した「品質への絶対的な自信」があるからです。「10円高くても、ファミマのあの濃いコーヒーが飲みたい」と言ってくださるお客様を大切にしたい、というメッセージでもあります。

安さ重視なら他社、味と香りの余韻を楽しみたいならファミマ、といった使い分けが今のトレンドになりつつあるのかもしれません。ただ、競合他社もコスト圧力は同じですので、今後追随して値上げする可能性もゼロではありません。

お得な回数券やクーポンはあるか

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「品質が良いのは分かったけど、毎日飲むからやっぱり1円でも安くしたい…！」というのが本音ですよね。私も一消費者としては全く同じ気持ちです。そこで、ファミリーマートでお得にコーヒーを楽しむための最新の節約術をシェアします。

まず、昔あったような「紙の回数券」は、現在は基本的に販売されていません（一部店舗を除く）。「えっ、もうないの？」と残念がる方も多いですが、その代わりに絶対に活用していただきたいのが、公式アプリ「ファミペイ」です。

ファミペイ活用で実質値引きを狙う

また、意外と見落としがちなのがレシートクーポンです。お弁当やパンを買った時のレシートに「コーヒー20円引き」などが印字されていることがよくあります。レシートをすぐに捨ててしまう方も多いですが、これこそが「現金値引き」の最強ツールですので、お会計後は必ずチェックする癖をつけてくださいね。

さらにお得な情報を知りたい方は、ファミマコーヒー回数券の買い方と使い方！お得な裏技と注意点で、デジタル回数券やクーポンの賢い併用テクニックをまとめていますので、ぜひブックマークして活用してください。

フラッペが100円になるのはいつですか？セールの開催時期

アイスコーヒーと並んで、ファミリーマートの看板商品といえば「フラッペ」ですよね。特に夏場などは、コーヒーマシンの前でフラッペを作っているお客様をよく見かけます。検索でもよく聞かれるのが「フラッペが100円になるのはいつですか？」というご質問です。

これについて正確にお答えすると、「フラッペが本体価格100円で販売される」というケースは、過去の事例を見てもほぼありません。おそらく、「100円引きセール」の情報と混同されていることが多いようです。フラッペは製造コストがかかるため、流石に100円での提供は難しいのが現状です。

ただし、ガッカリするのはまだ早いです！「100円」にはなりませんが、「100円引き」などの大幅な割引セールは定期的に開催されています。

狙い目は金曜日と大型連休

過去の傾向として、以下のようなタイミングでセールが実施される確率が高いです。

• 「フラッペの日」などの金曜日: 週末に向けた集客として、金曜日限定で割引になることがあります。
• ゴールデンウィークやお盆休み: 人の動きが活発になる大型連休に合わせて、全品〇〇円引きといったキャンペーンが打たれることが多いです。
• 新商品発売のタイミング: 話題の新作が出た直後にお試し価格としてクーポンが配布されることも。

現在は常時安くなっているわけではありませんが、ファミペイアプリの通知をオンにしておけば、こうしたゲリラ的なセール情報を見逃さずに済みますよ。過去にはゴディバとのコラボなど、高級感のあるフラッペも人気でした。気になる方はファミマのゴディバフラッペ口コミ検証！などの記事で、その贅沢さをチェックしてみるのも楽しいですよ。

雪印1000mlの値段はいくらですか？パックコーヒーとの比較

最後にお答えするのは、「カウンターコーヒーもいいけど、家でガブガブ飲むならパックの方が安いよね？」という疑問に関連した、「雪印1000mlの値段はいくらですか？」というトピックです。在宅ワークが増えた今、自宅の冷蔵庫に常備するコーヒーの価格も重要ですよね。

ファミリーマートの冷蔵飲料コーナーでは、もちろん「雪印コーヒー 1000ml」などの紙パック商品も取り扱っています。店舗の立地や時期によって多少の変動はありますが、一般的な販売価格は税込160円〜180円前後であることが多いです。

コスパか、体験か：賢い使い分け

ここで改めて、カウンターのアイスコーヒー（Sサイズ）と比較してみましょう。

• カウンターコーヒー（Sサイズ）: 約180ml前後で130円。
  → その場で豆を挽く香り、淹れたての味わい、外出先でのリフレッシュ体験が売り。
• 紙パックコーヒー（1000ml）: 1000mlで約170円。
  → 量はカウンターコーヒーの5倍以上。圧倒的なコストパフォーマンスですが、味は「乳飲料」としての甘さがメインで、ブラックコーヒーとは別物です。

単純な「液体の量と値段」だけで比べれば、紙パックの圧勝です。しかし、私たちが提供するカウンターコーヒーは、やはり「挽きたての香りでホッとする時間」にお金を払っていただいているのだと思います。朝の気合入れや仕事の合間のリセットにはカウンターコーヒー、自宅でリラックスしながら甘いものを飲みたい時は紙パック、というように、シーンに合わせて賢く使い分けるのが、コンビニ達人の利用法と言えるでしょう。

よくある質問

ファミリーマートアイスコーヒー値上げのまとめ

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今回は、ファミリーマートのアイスコーヒーの値上げについて、店長の視点からかなり踏み込んで解説させていただきました。長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

まとめとして、以下のポイントを再確認しておきましょう。

130円への価格改定は、私たちにとっても苦渋の決断でしたが、それによって実現した「進化した美味しさ」には絶対の自信を持っています。他社より10円高い設定にはなりましたが、その差額を埋めて余りある満足感を感じていただけると確信しています。

厳しい経済状況は続きますが、たまには自分へのご褒美として、ファミマのちょっとリッチなアイスコーヒーで一息ついてみてはいかがでしょうか。今後も新しいキャンペーン情報などがあれば、ブログでいち早くお届けしていきます！