はじめまして！ このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志（さいとう まさし）と申します。

ファミリーマートグミ再販や新作の入荷時期、話題のじゅるるや雲グミがいつ売場に並ぶのか、そしてなぜこれほどまでに売ってない状況が続くのか、気になっている方は多いのではないでしょうか？ 店頭で毎日のように「あのグミありませんか？」と聞かれるたびに、私も心苦しい思いをしています。

実は、コンビニのグミコーナーは今や一番トレンドの入れ替わりが激しい「戦場」なんです。特に入荷直後に即完売してしまう商品は、私たち店員でさえ実物を拝む間もなく消えていくこともしばしばです。以前話題になったファミリーマートのシャインマスカットボンボンの抽選と予約の時もそうでしたが、人気商品の争奪戦は年々激化しています。しかし、諦めるのはまだ早いです。入荷の法則やメーカーの戦略を知れば、手に入れられる確率は格段に上がります。

この記事では、そんな皆さんの疑問や転売に関する不安を解消し、お目当てのグミを定価で手に入れるためのヒントをお届けします。

ファミリーマートグミ再販の最新情報と2025年の動向

じゅるるシャインマスカットはいつ買える？

「じゅるる シャインマスカット」と言えば、その名の通りジュレが口の中でじゅるりと広がる感覚がたまらない、まさに伝説級のグミですよね。SNSでも「まるで本物のマスカットを食べているみたい」「これはグミの革命だ」と絶賛され、瞬く間に話題となりました。

実はこの商品、あまりの人気に生産が追いつかず、2024年の秋にメーカーさんが緊急休売を発表するという異例の事態になりました。当時、私の店でも「じゅるる、まだありますか？」というお問い合わせを1日に何十件もいただき、そのたびに「申し訳ございません、メーカー休売中でして……」とお詫びし続けた苦い記憶があります。

その後、ファンの方々の熱い声に応える形で、2025年3月31日（月）に数量限定で販売再開が実現しました。この再販情報はSNSでも拡散され、発売日の朝には開店と同時にグミコーナーへ直行されるお客様の姿も多く見られました。しかし、あくまで「数量限定」だったため、あっという間に店頭から姿を消してしまったのが現実です。私の体感では、入荷から2日も持たずに完売した店舗が多かったのではないでしょうか。

では、次回の再販はいつになるのか？ 皆さんが一番知りたいのはそこですよね。

齋藤正志

正直なところ、現時点（2025年12月）で次回の再販予定は公式からもアナウンスされておらず、予測が非常に難しい状況です。

「じゅるる」のような特殊な製法（外側のグミと中のジュレのバランス調整など）を用いる商品は、大量生産のラインを確保するのが非常に難しいんです。そのため、再販されるとしても「予告なしのゲリラ販売」か、あるいは「半年〜1年スパンでの期間を開けた再投入」になる可能性が高いと睨んでいます。

店長としてのアドバイスですが、「じゅるる」に関しては、特定の店舗を回って再販をじっと待つよりも、同じカンロさんが作る新しい限定グミに目を向けたほうが、美味しい出会いがあるかもしれません。ファミマのグミ戦略は「同じものの再販」よりも「進化した新作」に重きを置いているからです。

あの日夢見た雲グミの新作発売日は？

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「雲グミ」シリーズも、ファミマ限定グミの顔とも言える存在です。ふわふわとした雲のような見た目と、独特の「ふわもち食感」が癒やされると大人気ですよね。2021年の初代発売以来、「雪グミ」や「黄昏れた雲グミ」など、季節ごとの情景を切り取ったような美しいコンセプトでファンを魅了し続けています。

再販を待っている方も多いのですが、このシリーズの面白いところは、単純な再販ではなく「新しいテーマ」で新作を出し続けている点なんです。つまり、過去の「あの味」を待つよりも、「次の空模様」を楽しみにするのが正解なんです。

直近の情報をお伝えすると、2025年11月18日（火）に最新作「あの日見上げた雲グミ」が発売されました。

今回のテーマは「秋の空を見上げる癒しの時間」。フレーバーは、秋晴れの空をイメージさせる爽やかな「ひだまりのみかんソーダ味」です。パッケージも、高く澄んだ秋空を切り取ったようなデザインで、思わず手に取りたくなるエモーショナルな仕上がりになっています。

「トリ型が入っていたらラッキー！」といった要素は、SNSでの投稿意欲を掻き立てるのが上手いですよね。実際、発売直後からX（旧Twitter）やInstagramでは、「トリ型出た！」という報告がたくさん上がっていました。

発売から少し時間が経っていますが、このシリーズは比較的在庫を厚めに持たせている店舗もあります。都心部の駅ナカ店舗などでは売り切れているかもしれませんが、住宅街の少し落ち着いた店舗なら、まだ在庫が残っている可能性もゼロではありません。もし見かけたら、迷わずカゴに入れることをおすすめします！ この「ふわもち」体験は、他ではなかなか味わえませんから。

むにょるグミなど新作シリーズの特徴

今、ファミマのグミコーナーで特に注目してほしいのが、ハード系食感の「むにょるグミ」シリーズです。「雲グミ」が癒やし系のふわふわ食感なら、こちらは対照的に、噛み応え重視の「戦う現代人のためのグミ」と言えるかもしれません。

特徴的なのは、そのギャップです。パッケージには、いびつでゆる～い見た目の謎のキャラクターが描かれており、一見すると柔らかそうに見えます。しかし、口に入れると想像を裏切る「むにょかた」食感！ 弾力が強く、噛んでも噛んでも押し返してくるようなバウンド感がクセになると話題なんです。

実は、この記事を書いているほんの数日前、2025年12月9日（火）に最新作「むにょるグミ 白ぶどうソーダ味」が登場したばかりなんです！

税込194円とお手頃ですし、何より発売直後の今が一番手に入れやすいタイミングです。ハードグミ市場は近年急激に伸びており、「ハリボー」や「タフグミ」などが好きな層にはドンピシャで刺さる商品だと思います。

この「むにょるグミ」にも、遊び心満載のレア型が存在します。その名も「むにょむにょくん」。通常の形とは違う、ちょっと特別な形が入っているかもしれないので、食べる前に一粒一粒確認してみるのも楽しいですよ。

売り切れ続出で売ってない理由とは

「なんでいつも売り切れているの？」「もっとたくさん作ってよ！」というお叱りの声、店頭でもよくいただきます。お客様の「食べたい！」という気持ちに応えられないのは、店長としても本当に心苦しい限りです。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、これにはコンビニ特有の事情とメーカーさんの戦略が複雑に絡んでいるんです。

まず、これらの限定グミは、単にお菓子を売るためだけでなく、「来店動機を作る」ために企画されています。「ファミマに行けば何か面白いグミがある」「話題のアレ、まだあるかな？」と思ってもらうことが最大の目的なのです。そのため、あえて期間や数量を絞って「今しか買えない」という希少性を高め、話題性を最大化させるマーケティング戦略が採られています。

そこに、現代ならではの「SNSの拡散力」が加わります。発売日当日に「これ美味しい！」「レア型出た！」という投稿が拡散されると、私たちが発注時に想定していた限界量を遥かに超える需要が一気に発生してしまうのです。コンビニの発注システムは、基本的に数日前に発注数を確定させる必要があるため、発売後の爆発的な人気を見てから追加発注しようとしても、時すでに遅し……メーカー在庫も空っぽ、ということが多々あります。

また、製造面での理由もあります。「雲グミ」のエアレーション製法や「じゅるる」のジュレ充填など、これらは高度な技術を要するため、一般的なグミよりも製造ラインの調整が難しく、一度に作れる量に限界があるのです。

（出典：カンロ株式会社 公式サイト）

「幻のグミ」と呼ばれることでさらに欲しくなる……そんな心理的な仕掛けと、物理的な供給の限界が重なって、即完売という現象が起きているんですね。どうしても在庫を探したい場合は、ファミリーマートの在庫確認！アプリ不可でも見つける確実な全手法を試してみるのも一つの手ですが、人気商品はデータの更新が追いつかないほど早く売れてしまうこともあります。

転売価格の高騰と定価で買う方法

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非常に残念なことですが、人気グミが高額で転売されるケースが後を絶ちません。メルカリやAmazonのマーケットプレイスなどを見ると、例えば定価150円〜200円程度の商品が、1袋3,600円といった信じられない価格で取引されているのを見たことがあります。定価の20倍近い価格です。

「どうしても食べてみたい」という気持ちにつけ込むような価格設定には、いちコンビニ店長として憤りを覚えます。転売ヤーたちは、供給が追いつかないことを見越して買い占めを行い、純粋なファンの方々が定価で買えない状況を作り出しています。

では、どうすれば定価で買えるのか？ その唯一かつ最強の方法は、「発売日を正確に把握し、その日の午前中にお店に行くこと」に尽きます。これについては、次のセクションでさらに詳しく、プロならではの視点でお話ししますね。

ファミリーマートグミ再販を待つより新作を狙う戦略

入荷時間は火曜日の何時頃か

コンビニ店長として、ここだけの話をしますね。ファミリーマートの新商品、特にお菓子類は基本的に「火曜日」が発売日になることがほとんどです。これは業界全体の流通サイクルが決まっているためで、月曜日の夜から火曜日の朝にかけて、全国のコンビニが一斉に新商品に入れ替わります。

では、火曜日の「何時」に行けばいいのか？ これが勝負の分かれ目です。

店舗の配送ルートによって多少前後しますが、多くの店舗では深夜から早朝にかけて商品が納品されます。しかし、トラックから荷降ろしされてすぐに棚に並ぶわけではありません。私たちスタッフが検品を行い、新商品の棚スペースを作り、プライスカードを設置して……という作業が必要になるため、実際に売り場に並ぶまでには少しタイムラグがあります。

私の経験則で申し上げますと、火曜日の朝7時から10時くらいの間が、棚がきれいに埋まっていて新作グミに出会える確率が最も高い「ゴールデンタイム」です。

なぜこの時間帯なのか？ それは、深夜勤のスタッフが明け方に品出しを終え、朝のピークタイム（通勤・通学ラッシュ）に向けて売り場を完璧な状態に整えるからです。逆に、お昼休みや夕方以降に行くと、話題の商品はすでに学生さんや会社帰りの方々に買われてしまい、棚が空っぽ……ということも珍しくありません。

「火曜の朝はファミマの日」。この合言葉を覚えておくだけで、入手確率はグンと上がります。

ファミマ限定グミの種類と人気傾向

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最近のファミマ限定グミは、ただ甘いだけのお菓子ではありません。まるでスイーツのような満足感や、驚きの食感を提供するエンターテインメントへと進化しています。売り場を見ていると、いくつかの明確な傾向（トレンド）があることに気づきます。

もしお目当ての「雲グミ」が売り切れていても、がっかりしないでください。ファミマには他にも魅力的な限定グミがたくさんあります。ここでは、主なカテゴリーと特徴を整理してみましょう。

特に最近は、全農（全国農業協同組合連合会）さんとコラボした「ニッポンエール」や「ダブルゴールドグミ」といったプレミアムラインも人気です。また、ファミリーマート猫の日2025！グッズとスイーツの記事でも紹介しているように、mofusandなどのキャラクターとコラボした可愛らしいグミも、発売直後に売り切れる傾向があります。

再販待ちのグミがない時は、こうした別のシリーズを試してみると、意外なお気に入りが見つかるかもしれません。ファミマのグミコーナーは、常に新しい発見が待っている宝箱のような場所なんです。

カンロと共同開発するグミの魅力

ここまで紹介してきた「雲グミ」も「じゅるる」も「むにょるグミ」も、パッケージの裏面（製造者）を見ると、多くが「カンロ株式会社」さんであることに気づきます。カンロさんと言えば、「カンロ飴」や「ピュレグミ」で有名な老舗メーカーですが、その技術力と開発力は業界内でも群を抜いています。

なぜファミマ×カンロのグミがこれほどまでにヒットするのでしょうか？ それは、単なるOEM（製造受託）の枠を超え、コンビニという売り場の特性を熟知した「共同開発」を行っているからだと感じます。

コンビニに来るお客様は、単に小腹を満たすだけでなく、「ちょっとした気分転換」や「小さな非日常」を求めています。カンロさんは独自の「エアレーション技術」で雲のような儚い食感を作ったり、グミの中に液体のジュレを閉じ込める高度な技術を使ったりして、たった一粒で驚きや癒やしを提供してくれます。

例えば、「雲グミ」のあの独特な「ふわもち」感は、マシュマロとグミの中間のような不思議な食感ですが、あれを量産化できるのはカンロさんの長年の技術があってこそ。ファミマの企画力とカンロの技術力がガッチリ噛み合っているからこそ、私たちは毎回ワクワクさせられるんですね。

今後もこのタッグから、見たこともないような新しいグミが生まれてくることは間違いありません。いちファンとしても、店長としても、次の新作が楽しみで仕方ありません。

再販情報は公式XやHPで確認

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再販や新作の情報をいち早くキャッチし、ライバルに差をつけるためには、やはり公式情報が一番正確で早いです。SNS上には「○○店にあった！」という情報も流れますが、それは地域やタイミングによる運要素が強いため、確実性に欠けます。

以下の3つのソースを日常的にチェックする癖をつけると、グミ活（グミ活動）が捗りますよ。

特に商品ページに「数量限定」の文字がある場合は要注意です。これは「在庫がなくなり次第終了」という意味であり、通常の定番商品のように継続的に入荷する保証がないことを示しています。この文字を見たら、発売日当日の行動が勝負を分けます。カレンダーにメモをして、準備万端で挑みましょう！

よくある質問

まとめ：ファミリーマートグミ再販と今後の入手ガイド

今回は、ファミリーマートグミ再販の実情と、2025年の新作動向、そして店長ならではの攻略法についてお話ししてきました。熱狂的な人気を誇る「じゅるる」などは再販の予測が難しいのが現状ですが、ファミマでは「あの日夢見た雲グミ」や「むにょるグミ」といった魅力的な新作が次々と登場しており、楽しみは尽きません。

最後に、お目当てのグミを定価で確実にゲットするためのポイントを整理します。

「たかがグミ、されどグミ」。たった数百円で、日常にちょっとした彩りとワクワクを与えてくれる素晴らしいお菓子です。皆様が「幻のグミ」と無事に出会い、楽しいおやつタイムを過ごせることを、店長として心から願っています！

もし店頭で見かけたら、それは運命の出会いかもしれません。その時はぜひ手に取って、開発者たちのこだわりを感じてみてくださいね。それでは、またお店でお会いしましょう！