
マイローカルコンビニ
はじめまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
今、このページを開いているということは、ファミリーマートを利用して何か納得のいかない出来事があり、本社にしっかり意見を伝えたいと考えているのではないでしょうか。「電話番号はどこ?」「電話がつながらないからメールで送りたい」「受付時間はいつまで?」といった疑問や、「送ったのに返事がこない」という不安をお持ちの方も多いはずです。
現役店長としての経験から言わせてもらうと、正しい窓口と伝え方を知らないと、せっかくの声が届かないことがあります。私自身、お客様からの貴重なご意見が、窓口の違いや伝え方の行き違いで現場に降りてこないケースを何度も見てきました。この記事では、皆さんのモヤモヤを確実に解消し、建設的な解決へと導くための最短ルートをお伝えします。
記事のポイント
- 電話がつながらない時間帯でも確実に声を届けるためのメールフォーム活用術
- 返事がこないトラブルを防ぐために必須となるドメイン設定と入力のコツ
- 店舗への苦情やアプリの不具合など目的に合わせた正しい問い合わせ窓口の選び方
- 納得のいく対応を引き出すために準備すべき具体的な証拠と伝え方のポイント
ファミリーマートへの苦情メールと問い合わせ窓口の正解
- お客様相談室の電話番号とつながらない時の対処法
- 本社連絡先は?苦情は店舗ではなく本部に送る
- 24時間受付ではない?土日の対応と受付時間の罠
- 問い合わせの返信がこない原因はドメイン設定
- 匿名で苦情を言いたい時の注意点と個人情報
お客様相談室の電話番号とつながらない時の対処法
何かトラブルがあった時、「とにかく今すぐ電話で直接文句を言いたい!」と思う気持ち、私も現場にいる人間としてすごくよく分かります。特に、レジでの対応が著しく悪かったり、楽しみにしていたお弁当に問題があったりした直後は、誰しも感情が高ぶっているものです。
そのような状況で、いざスマートフォンで検索して電話をかけようとしても、公式サイトの奥深くに番号が隠れていて見つけにくかったり、自動音声のアナウンスが長々と流れて担当者になかなかつながらなかったりすると、怒りの火に油を注ぐことになってしまいますよね。
まず結論からお伝えすると、ファミリーマートのお客様相談室の直通電話番号は0120-079-188です。
これは「フリーダイヤル」ですので、通話料を気にせずかけられるのは、他社のナビダイヤル(「ナビダイヤルでおつなぎします」と言われて20秒ごとに10円かかるようなタイプ)が増えている昨今において、非常に良心的でありがたいポイントですね。企業として「お客様の声を聞く姿勢」があることの現れだと私は思います。まずはこの番号にかけてみるのが、解決への第一歩となります。
注意点:電話がつながらない魔の時間帯
フリーダイヤルとはいえ、オペレーターの人数には限りがあるため、いつでもスムーズにつながるわけではありません。私の経験上、そして業界の通例として、以下のようなタイミングでは回線が極端に混雑しており、「ただいま電話が大変混み合っております」というアナウンスが延々と流れることがあります。
- 月曜日の午前中(9:00~12:00):週末(土日)に各地で発生したトラブルの問い合わせが週明けに一気に集中するため、最もつながりにくい時間帯です。
- お昼休み前後(11:30~13:30):お仕事されている方が、休憩時間を使って電話をかけるため、ピークタイムとなります。
- 大規模なキャンペーン開始直後:例えば人気アニメとのコラボや、FamiPayの大規模還元キャンペーンが始まった直後は、アプリの不具合や景品の在庫確認などで回線がパンクすることがあります。
- 月末・月初:アプリのポイント付与やクーポンの更新時期と重なるため、システム関連の問い合わせが増加します。
「話し中で全然つながらない!いつまで待たせるんだ!」とスマホを握りしめてイライラするのは、皆さんの貴重な時間と精神衛生上よくありません。もし数回かけてもつながらない場合は、電話口で待ち続けるよりも、潔くこの後ご紹介する「メール(Webフォーム)」での問い合わせに切り替えるのが精神的にも楽で確実かなと思います。
電話だと感情的になってしまい、「言った言わない」の水掛け論になるリスクもありますが、メールであれば送信履歴が残りますし、一度深呼吸して、冷静に事実だけを整理して伝えられるというメリットもあります。私自身も、プライベートで他社に問い合わせをする時は、確実な記録を残すためにあえて電話ではなくメールを選ぶことが多いですよ。
本社連絡先は?苦情は店舗ではなく本部に送る

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お店で嫌な思いをした時、その場でお店の電話番号(レシートの上部に記載されている番号)にかけて、店長やオーナーに直接苦情を言おうとする方がいらっしゃいます。もちろん、その場で店長が誠実に対応して解決することもありますし、直接伝えることでスッキリする場合もあるでしょう。ですが、より確実な改善を求めたい、あるいは店長の態度そのものが許せないという場合は、店舗ではなく「本社(本部)」のお客様相談室へ連絡することを強くおすすめします。
なぜかというと、私たちコンビニエンスストアの多くは「フランチャイズ(FC)」という形態で運営されており、店舗のオーナーと本部は契約関係にあります。これはどういうことかと言うと、店舗はあくまで「独立した経営者」のお店なんですね。そのため、店舗に直接クレームを入れた場合、その店だけの判断(あるいは揉み消し)で処理されてしまい、場合によっては「うるさい客だったな」で済まされてしまうリスクがゼロではありません。しかし、本部のお客様相談室を経由すると話は全く変わってきます。
本部経由が効果的な理由
本部にお客様の声が届くと、それは「公式な記録(VOC: Voice of Customer)」として本部のデータベースに登録されます。そして、その内容に基づいて、そのエリアを管轄するスーパーバイザー(店舗指導員:SV)という本部の社員が必ず動きます。スーパーバイザーは店舗に対して事実確認を行い、指導を行う強力な権限を持っています。
つまり、本部を通すことで、店舗側は「うやむや」にすることができなくなるのです。第三者である本部の目が入ることで、客観的な事実確認が行われ、組織的な対応が期待できます。特に、「店員の態度が悪すぎて話にならない」「衛生管理がずさんで不安」といった、店舗の運営体制そのものに関わる問題は、直接店舗に言うよりも本部へ通報する方が、圧倒的に改善への近道となります。
例えば、宅急便の受付でトラブルになった場合なども、店舗スタッフの知識不足が原因であることが多いですが、これを直接店舗に言っても「ルールですから」と一点張りされることがあります。そういった場合も、本部を通して「公式なルールはどうなっているのか」を確認してもらうのが一番早いです。
ちなみに、ファミリーマートでの宅急便の正しい送り方やルールについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、トラブル防止のために一度確認してみるのも良いかもしれません。
【店長解説】ファミリーマートの宅急便のやり方!サイズや箱も完全網羅
「お店のためを思うなら、あえて厳しく本部に言う」というのも、一つの愛情ある行動だと私は思います。
24時間受付ではない?土日の対応と受付時間の罠
コンビニエンスストアといえば「24時間365日営業」が当たり前ですよね。いつでも開いている、それがコンビニの最大の価値です。そのため、多くのユーザーが「苦情の受付窓口も当然24時間やっているだろう」と無意識に思ってしまいがちです。しかし、実はここがファミリーマートへの問い合わせにおける最大の落とし穴であり、さらなるストレスの原因になっています。
| 窓口の種類 | 受付・対応時間 | 休業日・注意点 |
| 電話窓口 (0120-079-188) | 9:00 ~ 16:30 | 土曜日・日曜日・祝日 年末年始は休業 |
| Webフォーム (メール) | サーバーは24時間稼働 送信自体はいつでも可 | 確認・返信は平日のみ 金曜夕方以降は翌週対応 |
上の表をご覧いただくと分かる通り、電話の受付時間は平日の9:00から16:30までと、非常に短く設定されています。一般的な企業の定時である17時や18時よりも早く窓口が閉まってしまうのです。日中お仕事をされている方だと、帰宅してから「よし、昼間の件で電話しよう」と思っても、すでに窓口は閉まっている…というケースが多発します。
さらに致命的なのが、土日祝日が完全にお休みであるという点です。コンビニが最も賑わう週末にこそ、トラブルは起きやすいもの。「土曜日のランチで買ったお弁当のご飯が固かった!」「日曜の夜に酔っ払った店員の態度が悪かった!」といったトラブルが発生しても、電話窓口が開くのは月曜日の朝9時になってしまいます。この「対応の空白期間」が、お客様の怒りを増幅させてしまうんですよね。
この「空白の週末」を埋めるためにも、24時間送信できるWebフォーム(メール)の活用が必須になってくるわけです。ただし、注意していただきたいのは、Webフォームも「送信」は24時間できますが、中の人(オペレーター)が内容を確認して返信作業をするのは、あくまで「平日の営業時間内」だということです。金曜日の夜に「緊急です!すぐ返信ください!」と送っても、実質的な対応が始まるのは月曜日の朝以降になることを覚悟しておく必要があります。
それでも、月曜の朝イチで激戦の電話競争に参加するよりは、週末のうちにフォームから詳細を送っておく方が、スムーズに対応してもらえる可能性が高いですよ。「まずは情報を投げておく」という使い方が賢い方法です。
問い合わせの返信がこない原因はドメイン設定

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勇気を出してWebフォームから詳細な苦情メールを送ったのに、「数日経っても待てど暮らせど返事がこない…無視されてる?」と不安になった経験はありませんか? 私の店でも「本部にメールしたのに一向に返事がないから、直接店に来た」というお客様がいらっしゃることがありますが、後々調査してみると、ファミリーマート側が無視しているのではなく、皆さんのスマートフォンの設定で返信メールがブロックされているケースが非常に多いのです。
特に、docomo、au、SoftBankなどのキャリアメール(携帯電話会社のメールアドレス)を使っている方は要注意です。初期設定や迷惑メール対策で「パソコンからのメールを一括受信拒否」や「URL付きメールの拒否」に設定していると、サポートセンターからの回答メールが自動的にはじかれてしまい、届きません。送信完了画面は出るのに、返信だけが届かないので、「無視された」と誤解してしまうんですね。
必ず設定しましょう:ドメイン指定受信
問い合わせフォームを利用する前に、必ず以下のドメイン(メールアドレスの@より後ろの部分)からのメールを受信できるように、スマートフォンの設定を変更してください。
- 店舗・商品・一般のお問い合わせの場合:@family.co.jp
- ファミペイ・アプリ関連のお問い合わせの場合:@fmapp.jp
「ドメイン指定受信の設定方法なんて分からないよ!」という方もいらっしゃるかと思います。その場合は、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスをお持ちであれば、そちらを連絡先に指定するのも一つの有効な手です。これらはキャリアメールに比べてブロックされにくい傾向がありますが、念のため「迷惑メールフォルダ」もこまめにチェックするようにしましょう。
「返事が遅いな、おかしいな」と思ったら、実は迷惑メールフォルダに数日前に届いていた、というのも本当によくある話です。せっかくの回答を見逃さないよう、送信後の数日間はメールチェックをこまめに行いましょう。
匿名で苦情を言いたい時の注意点と個人情報
「名前や住所を教えるのは怖いから、匿名で苦情を言いたい」という気持ち、現場にいる私としてもすごく分かります。特に近所のよく行くコンビニだと、顔を覚えられているかもしれませんし、クレームを入れたことで逆恨みされたり、次に行きづらくなったりしたらどうしよう…と不安になってしまいますよね。
結論から言うと、匿名で意見を送ること自体は可能です。電話であれば「名前は伏せさせていただきます」と伝えれば良いですし、Webフォームでも項目によっては架空の情報を入れることで送信できてしまうかもしれません(推奨はしませんが)。しかし、匿名での問い合わせには明確な限界とデメリットが存在します。
匿名の限界とデメリット
匿名の場合、ファミリーマート側はお客様への「回答(返信)」をすることができません。また、詳細な事実確認(レシートの照合や防犯カメラの確認など)を行う際、申告者の特定ができないため、調査が曖昧になりがちです。結果として、店舗への指導も「お客様からこのような声がありました」という一般的な注意喚起に留まってしまい、根本的な解決に至らない可能性が高くなります。
もし、「どうしても返金してほしい」とか「個別の事実確認を行った上で、結果を報告してほしい」という強い要望がある場合は、勇気を出して個人情報(氏名、電話番号、住所など)を入力する必要があります。
もちろん、お客様相談室が得た個人情報が、勝手に店舗スタッフに「この人がクレームを言った」と漏らされることは、コンプライアンス上厳しく禁止されています。私も店長として本部の指導を受けることがありますが、「お客様の個人情報は非開示」として指導内容だけが伝えられることがほとんどです。その点は大企業としてしっかり情報管理されていますので、ある程度安心していただいて大丈夫かなと思います。
ファミリーマート苦情メールで確実に神対応を引き出す技
- ファミペイやアプリの不具合は専用フォームへ
- 店員の態度が悪い時は名札と日時を特定する
- 商品への異物混入は現物保存と写真が必須
- 本部から店舗への指導を確約させる文章術
- よくある質問
- ファミリーマート苦情メールの送り方まとめ
ファミペイやアプリの不具合は専用フォームへ
最近増えているのが、スマートフォンアプリ「ファミペイ(FamiPay)」やポイントカード連携に関するトラブルです。「チャージしたのにお金が反映されない」「クーポンを使おうとしたらエラーが出た」「機種変更したらログインできなくなった」といったシステム的な問題ですね。これらは店舗スタッフでは対応しきれない高度な技術的問題であることが多く、私たち店長でもお手上げなケースが多々あります。
ここで絶対に注意していただきたいのが、「店舗・商品の問い合わせ窓口」と「アプリ・FamiPayの問い合わせ窓口」は、完全に別組織であり、入り口も別物だということです。一般的なお問い合わせフォーム(店舗の苦情などを送る場所)にアプリの不具合を送ってしまうと、担当部署への転送で数日タイムロスしたり、「窓口が違いますので、こちらから送り直してください」と案内されて二度手間になったりします。これは本当にもったいないです。
専用窓口を利用しましょう
FamiPayやポイント、アプリの不具合については、必ず公式サイト内の「FamiPay・ポイント・アプリお問い合わせフォーム」から連絡してください。その際、FamiPayに登録している携帯電話番号の入力が必須になります。FamiPayのシステムでは電話番号がユーザーIDの代わりになっているため、ここを間違えると調査ができません。一桁も間違えないよう、慎重に入力してください。
また、ファミリーマートではマルチコピー機を使った「スマホ印刷」などのサービスも人気ですが、これも操作方法やアプリの不具合でトラブルになることが多いです。アプリや機器の操作に関する疑問であれば、問い合わせる前に詳しい解説記事を見ることで、自己解決できる場合もあります。
さらによくあるトラブル(クーポンの未着やチャージ上限の変更など)については、問い合わせる前に「よくあるご質問(FAQ)」を見ることで即座に解決することも多いです。まずは一度、公式サイトのFAQを検索してみることを強くおすすめします。(出典:ファミリーマート公式『よくあるご質問・お問い合わせ』)
店員の態度が悪い時は名札と日時を特定する

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私たち店長としても一番頭が痛いのが接客トラブルですが、お客様が本部へ苦情を入れる際、効果的な伝え方とそうでない伝え方には明確な差があります。単に「近所のファミマで嫌な思いをした!最悪だ!どうにかしろ!」と感情だけをぶつけても、本部は何百、何千という店舗の中から対象のお店を特定するのに時間がかかり、的確な指導ができません。
神対応、つまり迅速かつ的確な指導と報告を引き出すためのコツは、「いつ(日時)」「どこの店で」「誰が」やったかを特定して伝えることです。まるで警察の捜査のようですが、これがあるだけで本部(SV)の動き出しの速さが段違いになります。
証拠として揃えるべき3つの要素
- 店舗名:レシートの一番上に記載されています。「〇〇駅前店」「〇〇三丁目店」など、正確な店名を伝えましょう。レシートをもらい忘れた場合は、Googleマップなどで検索して正確な名称を確認してください。「駅前のファミマ」だけでは、駅の東口店なのか西口店なのか分からず、調査が難航します。
- 日時:これもレシートに秒単位で記載されています。レシートがない場合でも、「〇月〇日の〇時〇分頃」と具体的であればあるほど、本部が防犯カメラの映像を確認して事実関係を裏付けることが容易になります。カメラの映像保存期間にも限りがありますので、早めの連絡が重要です。
- スタッフの特徴:名札の名前(フルネームでなくても「さいとう」など)がベストですが、見ていなかった場合は「30代くらいの男性、メガネ、短髪」や「高校生くらいの女性、髪が長い」といった特徴でも、その時間のシフト表と照らし合わせることで本人特定に大いに役立ちます。
「〇月〇日の14時頃、〇〇店のレジで、名札に『田中』とある男性スタッフに、〇〇という暴言を吐かれた」と具体的に書かれていれば、本部は逃げも隠れもできません。確実かつ厳重な指導につながります。
商品への異物混入は現物保存と写真が必須
万が一、おにぎりやパン、お弁当などに「プラスチック片」や「髪の毛」、「虫」などの異物が入っていたという重大なトラブルに遭遇した場合。ショックと怒りで、その商品をゴミ箱に捨ててしまいたくなるかもしれませんが、絶対に捨てないでください!
異物混入の対応において、「現物(商品そのもの)」は決定的な証拠物件です。現物がないと、本部や製造メーカーは「何が混入したのか(材質や種類)」「製造過程で入ったのか、流通過程なのか、あるいは購入後なのか」を科学的に調査・分析することができません。調査ができないということは、「原因不明」として処理せざるを得ず、お客様が納得できる報告書や再発防止策も出てこないということになってしまいます。
異物混入発生時の対応鉄則
- 写真を撮る:まずはスマートフォンで、商品全体と異物のアップを撮影します。さらにパッケージ裏面の「製造所固有記号(どこで作ったか)」や「賞味期限」が分かる部分も鮮明に撮影してください。これが第一の証拠になります。
- 現物を保管する:商品をラップなどで包み、生鮮食品やお弁当であればカビや腐敗を防ぐために冷蔵庫または冷凍庫で保管してください。常温で放置して腐敗が進むと、異物の特定が困難になる場合があります。これが調査のための検体となります。
- 連絡する:速やかにお客様相談室へ連絡し、現物の引き渡し方法を相談してください。通常は、メーカーや担当者が回収に伺うか、着払いで郵送するためのキットが送られてきます。
以前、現物を捨ててしまってから連絡をいただいたお客様がいらっしゃいましたが、写真も現物もない状態では、本部としても「申し訳ありません」と謝罪することしかできず、根本的な原因究明には至りませんでした。そうならないためにも、不快かとは思いますが、現物の確保をお願いいたします。
本部から店舗への指導を確約させる文章術

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せっかく時間を割いて苦情メールを送るのですから、定型文のような「貴重なご意見ありがとうございます。今後の参考にさせていただきます」という軽い謝罪メールが返ってくるだけでは納得できませんよね。しっかりとした改善につなげてもらうためには、感情をぶつけるだけでなく、「どうしてほしくて連絡したのか」というゴールを明確にするのが最大のコツです。
クレーム対応のプロの視点から言えば、要望が具体的であればあるほど、企業側は動かざるを得なくなります。例えば、「ただ怒っている」という感情の吐露だけでなく、メールの最後に以下のような一文を添えてみてください。
効果的な締めの一文例
- 「該当店舗の責任者およびエリア担当者(SV)に対し、この事実を確実に伝え、再発防止の指導を行ってください。」
- 「指導を行った結果、店舗がどのように改善されたのか、または今後どのような対策を行うのか、メールでの報告を希望します。」
このように要望を具体的に書くことで、受け手側(本部スタッフ)も「これは単なるクレーム処理では済まない。しっかり現場を確認して、SVを動かし、報告書を作成しなければならない案件だ」と認識のレベルを引き上げます。
結果として、より丁寧で具体的な調査と対応につながる可能性が高まるのです。「報告を希望します」と書かれると、私たち店舗側も「本部から結果をお客様に報告しなきゃいけないから、うやむやにはできないぞ」と背筋が伸びる思いがします。これが「神対応」を引き出すための魔法の言葉です。
よくある質問
Q:電話が繋がらない時や、土日に苦情を言いたい場合はどうすればいいですか?
A:電話窓口(0120-079-188)は平日9:00~16:30のみの受付です。時間外や混雑時は24時間送信可能な「Webフォーム」をご利用ください。ただし、Webフォームの確認・返信対応も平日のみとなるため、土日祝日の送信分は翌営業日以降の対応となります。
Q:問い合わせメールを送ったのに返信がきません。無視されていますか?
A:迷惑メール設定でブロックされている可能性が高いです。問い合わせ前に必ず「@family.co.jp」(店舗・商品関連)または「@fmapp.jp」(アプリ関連)からのメールを受信できるよう、スマートフォンのドメイン指定受信設定を行ってください。
Q:FamiPay(ファミペイ)やアプリのトラブルはどこに連絡すればいいですか?
A:店舗や商品の窓口とは異なります。公式サイト内の「FamiPay・ポイント・アプリお問い合わせフォーム」から専用窓口へご連絡ください。その際、ID代わりとなる「登録携帯電話番号」の入力が必須となります。
Q:店員の態度が悪かった場合、どのように伝えれば改善されますか?
A:単に怒るだけでなく、「日時」「店舗名」「スタッフの特徴(名札など)」を具体的に特定して本部へ伝えてください。さらに「指導を行った結果の報告を希望します」と書き添えることで、うやむやにされず確実な対応を引き出しやすくなります。
ファミリーマート苦情メールの送り方まとめ
今回は、現役店長の視点から、ファミリーマートへの苦情メールの送り方や電話がつながらない時の対処法について、裏事情も交えながら解説しました。長くなりましたが、最後にスムーズな解決のための重要ポイントを振り返りましょう。
この記事のまとめ
- 電話(0120-079-188)は平日昼間のみ。つながらない時や土日祝日はWebフォームを活用するのが賢い選択。
- 返信をもらうために、ドメイン受信設定(@family.co.jp / @fmapp.jp)を絶対に忘れないこと。
- 店舗への苦情は「いつ・どこで・誰が」を具体的に書くと、本部からの指導が入りやすい。
- FamiPayなどアプリのトラブルは、窓口が違うので専用フォームへ送る。
- 異物混入などの重大トラブルは、現物を捨てずに冷凍保存し、写真を撮る。
- 感情的にならず、「指導と報告を希望する」と具体的な要望を伝えることが神対応への近道。
トラブルに遭うと、どうしてもカッとなってしまったり、悲しい気持ちになったりするものです。ですが、そこで感情任せにならず、冷静に正しいルートで情報を伝えることが、結果的に一番納得のいく解決につながりますし、ひいてはコンビニ全体のサービス向上にもつながります。この記事が、皆さんのモヤモヤを解消し、少しでも良い方向に進むための一助になれば嬉しいです。