
マイローカルコンビニ
はじめまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
毎日の通勤前やランチタイム、ファミリーマートの看板商品である「FAMIMA CAFÉ(ファミマカフェ)」の挽きたてコーヒーで一息つくのが日課という方も多いのではないでしょうか。一杯あたりの価格は専門店に比べてお手頃とはいえ、毎日積み重なればそれなりの出費になりますよね。
そんなコーヒー愛好家の強い味方が「ファミリーマートコーヒー回数券」です。かつてはお財布の中に忍ばせた紙のチケットでしたが、現在はデジタル化され、よりスマートでお得なシステムへと進化しています。
しかし、店頭に立っていると「昔の回数券はもうないの?」「スマホでの買い方がよくわからない」「うっかり期限を切らしてしまった」といったご相談を頻繁にいただきます。また、2025年のお得なキャンペーン開催時期や、導入が進むセルフレジでのスムーズな利用方法、さらにはギフト券での購入可否など、知っておかないと損をしてしまうポイントも山積みです。
特に、たまに配信される無料クーポンとの使い分けは、ベテランのファミマユーザーでも意外と迷うところかもしれません。
記事のポイント
- 紙の回数券廃止の真相と現在のデジタル回数券(ボトルキープ)の仕組み
- ファミペイアプリを使った回数券の購入手順とセット方法の完全ガイド
- セルフレジでのスムーズな利用方法とイートイン時の注意点
- 有効期限の確認方法やお得なキャンペーン情報の掴み方
ファミリーマートコーヒー回数券の仕組みと購入
- 従来の回数券制度は廃止された?
- 紙ではなくデジタルで管理する利点
- ファミペイ回数券の基本機能
- アプリでの回数券の購入方法は?
- ギフト券で買えないものはある?
- 割引キャンペーン2025いつ開催?
従来の回数券制度は廃止された?
長年ファミリーマートをご利用いただいているお客様の中には、「レジ横で売っていた紙の回数券セット」に馴染み深い方もいらっしゃるかと思います。10枚綴りで1枚お得になるあのチケットです。店頭でも「あれ、もう売ってないの?廃止されちゃった?」と聞かれることが今でもありますが、結論から申し上げますと、「回数券というサービス自体は継続していますが、紙やプラスチックカードという物理的な媒体は完全に廃止されました」というのが正解です。
かつての紙の回数券は、私たち店側の視点で見ても、在庫管理の手間や、お客様が洗濯してしまったり紛失してしまったりといったトラブルが絶えませんでした。「財布を変えたら家に忘れてきた!」なんて経験、皆様にも一度はあるのではないでしょうか。そうした物理的な制約や不便さを解消し、より利便性を高めるために、現在はファミリーマート公式アプリ「ファミペイ」の中にあるデジタル機能へと一本化されています。
一部のお客様が「廃止された」と感じてしまう背景には、単に紙がなくなっただけでなく、アプリの操作に慣れていないために「回数券の売り場(購入画面)」にたどり着けないという事情もあるようです。また、デジタル回数券には有効期限があるため、期限が切れてアプリ上の表示から消えてしまった際に「サービスが終わった」と誤解されるケースも見受けられます。
しかしご安心ください。サービスは健在ですし、むしろデジタル化によって「いつでもどこでも買える」「履歴が残る」という、以前にはなかった安心感がプラスされています。まずは「廃止ではなく進化」と捉えていただければと思います。
ちなみに、コンビニ大手3社の中でも回数券の扱いは異なります。例えば、セブンイレブンにコーヒー回数券はない?お得な裏技と17%還元の記事でも詳しく解説している通り、競合のセブン-イレブンでは現在こうした常設のデジタル回数券システムは展開されていません
(サブスクリプション実験などは過去にありましたが)。その点において、好きなタイミングでまとめ買いができ、自分のペースで消費できるファミリーマートの回数券システムは、コーヒー好きにとって独自の大きな強みと言えるでしょう。
紙ではなくデジタルで管理する利点

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「スマホの画面を見せるのは面倒だなぁ」と感じる方もいるかもしれませんが、デジタル回数券(ファミペイ回数券)に移行したことで得られるメリットは、紙の時代をはるかに凌駕しています。現役店長として私が最も強調したいメリット、それは「価格変動リスクへの対抗策(ボトルキープ機能)」としての役割です。
昨今の原材料費や物流コストの高騰により、コンビニコーヒーも価格改定(値上げ)を余儀なくされる場面が増えてきました。しかし、このデジタル回数券は「購入した時点での価格」で権利を保有できます。つまり、もし明日からコーヒーが値上げされるとしても、今日買った回数券がある限り、その有効期限内は旧価格(購入時の価格)で飲み続けることができるのです。
これは実質的な「資産防衛」と言っても過言ではありません。紙のチケットだと紛失してその価値を失うリスクがありましたが、デジタルならスマホさえあれば権利は守られます。
さらに、デジタルならではの革命的な機能が「譲渡(ギフト)」です。紙の回数券の場合、誰かにあげるには手渡しするしかありませんでしたが、ファミペイ回数券なら、LINEやメールを使って遠く離れた友人や家族に「コーヒー1杯」を気軽にプレゼントできます。
「回数券を買ったけど、期限内に飲みきれなさそうだから同僚にあげよう」とか、「お世話になったお礼に1杯ご馳走しよう」といった使い方が、アプリ上で完結するのです。この柔軟性は、競合他社のサブスクリプションサービスなどにはあまり見られない、ファミリーマート独自の大きな強みと言えるでしょう。
ファミペイ回数券の基本機能
ファミペイアプリに搭載されている回数券機能について、もう少し深掘りしてみましょう。基本的には「10杯分の料金で11杯分飲める(実質1杯無料)」というお得な構造は紙の時代から継承されていますが、デジタル版にはそれに加えて高度な管理機能が備わっています。
まず、アプリ内では常に「残りの杯数」と「有効期限」がリアルタイムで表示されます。これにより、「あと何杯残ってるっけ?」と財布の中身を確認する必要がなくなりました。そして、私のようなヘビーユーザーにとって嬉しいのが、「FamiRank(ファミランク)」への貢献度です。
ファミリーマートには月間の来店回数や購入金額に応じて翌月のポイント還元率などが変わるランク制度がありますが、回数券の購入金額もしっかりとこの実績にカウントされます。
さらに、回数券の購入時やチャージ時にはポイント還元のチャンスもあります。ファミリーマートボーナスポイント徹底解説!最大10%還元の裏技の記事でも紹介していますが、FamiPay払いを選択することで得られるFamiPayボーナスや、dポイント・楽天ポイント・Vポイントなどの連携ポイントも含めれば、実質的な割引率は10%を大きく超えることも珍しくありません。
毎日のコーヒーを都度購入するよりも、回数券でまとめて購入し、さらにポイント二重取りを狙うのが賢いユーザーの常套手段です。
また、「複数枚同時利用」も可能です。例えば、友人と2人で来店した際、自分のスマホに入っている回数券を2枚分セットして、友人の分も一緒に支払うことができます。これはまさに「ボトルキープ」している行きつけの店で「ここは俺が出すよ」とかっこよく振る舞う感覚に似ていますね。
自分一人で消費するだけでなく、コミュニケーションツールとしても使えるのが、ファミペイ回数券の隠れた魅力なのです。
店長の豆知識
回数券は、購入した本人しか使えないと思われがちですが、家族のスマホにもファミペイを入れておけば、譲渡機能を使って「家族間でのシェア」も可能です。お父さんが買った回数券を、部活帰りの息子さんに1枚送る、なんて使い方も便利ですよ。
アプリでの回数券の購入方法は?
それでは、実際にファミペイアプリを使って回数券を購入する手順を、スマホ操作が苦手な方でも分かるように詳細に解説していきます。レジに並ぶ必要はなく、ご自宅や移動中にいつでも購入可能です。
ステップ1:購入画面へのアクセス
まずファミペイアプリを起動します。ホーム画面の下部メニューにある「クーポン・回数券」というアイコンをタップしてください。すると画面上部に「クーポン」「回数券」「スタンプ」などのタブが表示されますので、「回数券」タブを選択します。そこに表示される「回数券を買う」ボタンをタップすると、現在販売中の回数券リストが表示されます。
ステップ2:商品の選択
リストの中から、ご自身がよく飲む商品を選びます。「ブレンドS 10回分」「カフェラテM 10回分」など種類がありますので、間違えないように注意してください。特にホットとアイスは共通で使える場合が多いですが、サイズやラテ・ブレンドの違いはしっかり確認しましょう。
ステップ3:決済(ここが重要!)
購入する商品を選んだら、「購入手続きへ」進みます。ここで注意が必要なのが決済手段です。回数券の購入には、基本的に「FamiPay(電子マネー)残高」または「FamiPay翌月払い」しか使用できません。クレジットカードをその場で入力して支払うのではなく、一度FamiPayに残高をチャージしてから支払う形になります。
もし残高が不足している場合は、事前にレジで現金チャージするか、銀行口座連携、またはファミマTカード(クレジットカード)からのチャージを行ってください。「いざ買おうとしたら残高不足で買えなかった」というのはよくある失敗談ですので、事前のチャージをお忘れなく。
ギフト券で買えないものはある?
店頭でお客様から受ける質問ランキングの上位に、「もらったクオカードで回数券を買いたい」「商品券は使える?」というものがありますが、これに対する答えは非常に明確で、かつ少し残念なお知らせになります。ファミリーマートの回数券は、クオカード、図書カード、ビール券などの金券類、および現金やクレジットカードの店頭決済では直接購入することができません。
前述の通り、回数券の購入は「ファミペイアプリ内での決済」に限定されているため、物理的なレジを通さないのです。したがって、レジで使える金券類は一切使用不可となります。また、Amazonギフト券や楽天ポイントギフトカードといったPOSAカードを使ってFamiPayにチャージし、その残高で回数券を買う…という裏技的なルートも、基本的には閉ざされています(FamiPayチャージに対応しているギフト券は非常に限定的であるため)。
ただし、「FamiPayギフト」という特定のコードタイプのギフトであれば、それをアプリに入力して残高としてチャージし、回数券の購入に充てることは可能です。しかし、一般的なお祝いなどでいただくJCBギフトカードやVJAギフトカードなどは、日々の買い物(お弁当や雑貨など)には使えても、回数券の購入資金にはできないという点をしっかり覚えておいてください。
「回数券を買うための資金は、現金チャージか銀行口座からのチャージが基本」と考えておくのが一番間違いがないでしょう。
ココに注意
ネット上の古い情報では「クオカードで買えた」という記述が見つかるかもしれませんが、それは紙の回数券時代の話です。現在のデジタル回数券ではシステム的に不可能ですのでご注意ください。
割引キャンペーン2025いつ開催?

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賢く回数券を利用するなら、定価(セット価格)で買うだけでなく、さらにお得になる「キャンペーン期間」を狙い撃ちしたいところです。2025年の正確なスケジュールは公式発表を待つ必要がありますが、長年ファミマを見続けてきた私の経験則から、ある程度の「法則」をお伝えできます。
まず、最も確率が高いのが「新生活シーズンの3月〜4月」です。新社会人や学生さんが増え、生活リズムが変わるこの時期は、コンビニ各社が顧客の囲い込みに力を入れます。「回数券購入でFamiPayボーナス〇〇円相当還元!」といった強力なキャンペーンが打たれることが多いです。
次に狙い目なのが、ホットコーヒーが美味しくなり始める「10月〜11月」の秋口です。衣替えの時期に合わせて、カフェメニューの販促が強化される傾向にあります。
また、全国一律のキャンペーンだけでなく、特定の地域(例えば関東限定、関西限定など)や、特定のユーザー層(初めてファミペイアプリを入れた人限定など)を対象としたゲリラ的なキャンペーンも頻繁に行われます。特に過去には「愛知県限定」など、地域特化型の激アツキャンペーンが話題になったこともありました。
また、回数券自体の割引とは少し異なりますが、ファミリーマートもう一本完全攻略!今週の対象商品と交換法の記事でも紹介しているような「1個買うと1個もらえる(プライチ)」キャンペーンと時期を合わせて来店頻度を高めるのも、トータルの節約術としては有効です。コーヒーを回数券でお得に飲みつつ、対象のお菓子やドリンクを買って無料引換券をゲットすれば、コンビニライフの充実度は格段に上がります。
これらの情報を逃さないための唯一にして最強の方法は、ファミペイアプリのプッシュ通知をオンにしておくことです。また、火曜日は新商品の発売日であり、キャンペーン開始日になることも多いので、毎週火曜日にアプリのバナーをチェックする癖をつけると、お得なチャンスを逃さずに済みますよ。
ファミリーマートコーヒー回数券の使い方と注意点
- カフェのコーヒー引換券の使い方は?
- セルフレジでの利用手順を解説
- 購入前に確認したい有効期限は?
- 無料クーポン配布時の活用法
- よくある質問
- ファミリーマートコーヒー回数券の総括
カフェのコーヒー引換券の使い方は?
さあ、回数券を購入したらいよいよ実践です。店頭でコーヒーと引き換える手順ですが、ここで最も重要なキーワードとなるのが「セットする」という操作です。これを忘れると、レジでバーコードを提示しても「クーポンが適用されていません」となってしまい、焦ることになります。
具体的な利用フローは以下の通りです。ぜひ来店前にシミュレーションしてみてください。
- 来店前または入店直後: ファミペイアプリを起動し、「クーポン・回数券」→「回数券」タブを開きます。
- 回数券の選択: 使いたい回数券(例:ブレンドS)の画像にある「セットする」ボタンをタップします。
- 枚数の指定: ここで「1枚使う」か「2枚使う」かを選択できます。1人なら1枚を選択して決定します。
- ホーム画面へ戻る: これで準備完了です。ホーム画面のバーコードの下に、セットした回数券の情報が表示されているはずです。
- レジにて: 店員に「ブレンドSください」と注文し、最後にアプリのバーコードを提示してスキャンしてもらいます。これで自動的に回数券が消化され、お会計は完了です。
店員としての本音を少し漏らすと、レジに来てからアプリを開き、回数券を探してセットする…という動作はお客様自身も焦りますし、後ろに並んでいる方の視線も気になってしまうものです。入店して商品を手に取る前や、レジ列に並んでいる間に「セット」まで済ませておくと、驚くほどスムーズにお会計が終わります。
また、美味しいコーヒーを手に入れたら、一緒に楽しむフードにもこだわりたいですよね。【2025年】ファミリーマートのパンベスト10!店長が選ぶ神パンの記事で紹介しているような、コーヒーとの相性が抜群のパンを選べば、忙しい朝もちょっとした贅沢タイムに早変わりします。回数券で浮いたお金で、たまにはリッチなパンを試してみるのもおすすめですよ。
セットしたけど使わなかった場合
もし「セットしたけど、やっぱり今日は飲むのをやめた」という場合は、ホーム画面のセット済みクーポンの「×」ボタンを押せば解除できます。セットしたからといって即座に消費されるわけではないのでご安心ください。
セルフレジでの利用手順を解説

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最近は人手不足解消のため、多くの店舗でセルフレジの導入が進んでいます。有人レジだと会話が必要ですが、セルフレジなら自分のペースで買い物ができるので、コーヒー1杯だけサクッと買いたい時には最適です。もちろん、回数券もセルフレジで問題なく使えます。
セルフレジでの手順は、有人レジとは少し順番が異なります。
ステップ1:商品の確保
まず、コーヒーマシンの横にあるカップ(アイスなら冷凍ケースから氷入りカップ、ホットならレジ横のカップ)を自分で手に取ります。ホットコーヒーのカップが店員に声をかけないと貰えない店舗の場合は、有人レジを利用する必要がありますが、多くのセルフレジ導入店ではセルフで取れるようになっています。
ステップ2:商品スキャン
セルフレジの画面で「バーコードをスキャン」を選択し、カップ側面のバーコードを読み込ませます(または画面上のタッチパネルメニューから「ファミマカフェ」→該当商品を選択します)。
ステップ3:会員証・クーポンのスキャン
支払いへ進む前に、「ファミペイ・ポイントカードをお持ちの方」といったボタンを押し、ここで事前に回数券をセットした状態のファミペイアプリのバーコードをリーダーにかざします。ここがポイントです。支払いの最後ではなく、会員証スキャンのタイミングで読み込ませることで、自動的にクーポン(回数券)が適用され、請求金額がマイナスされます。
ステップ4:決済完了
回数券が正しく適用されれば、支払金額は「0円」になります(他に買い物がなければ)。レシートが出てきますので、それを持ってコーヒーマシンへ向かいましょう。
ちなみに、ファミマカフェの楽しみ方はコーヒーだけではありません。ファミマのゴディバフラッペ口コミ検証!の記事でも触れていますが、フラッペシリーズも同じマシンで作ることができます(フラッペは回数券対象外のことが多いですが、作り方の基本は同じです)。セルフレジでの操作に慣れてしまえば、コーヒーもフラッペも自由自在に楽しめるようになりますよ。
イートイン利用時の注意
もし店内のイートインスペースで飲む場合は、税率が10%となるため、持ち帰り前提(8%)で販売されている回数券との差額(2%相当)を支払う義務が発生します。セルフレジの画面で「イートイン利用」を選択すると差額が計算されますので、その分だけFamiPay残高や現金等で支払ってください。
購入前に確認したい有効期限は?
回数券を利用する上で、最大のリスクであり最も注意すべき点が「有効期限」です。デジタルデータだからといって永久に保存できるわけではありません。ファミリーマートの回数券には、明確な利用期限が設定されています。
一般的に、通常販売されている回数券の有効期限は「購入日を含めて91日間(約3ヶ月)」です(出典:FamiPay回数券 | FamiPay)。例えば、1月1日に購入した場合、3月31日頃までが期限となります。91日あれば10杯程度なら余裕で飲みきれると思いがちですが、「毎日飲むわけではない」「出張や旅行でしばらく行かなかった」といった事情で、気づけば期限ギリギリ…というケースは意外と多いのです。
有効期限の確認は、アプリの「回数券」タブを開けば、持っているチケットの画像のすぐ下に「有効期限:202X年X月X日まで」と小さく記載されています。また、期限が近づくとアプリからプッシュ通知が届くこともありますが、通知設定をオフにしていると気づけません。期限を過ぎた回数券は、いかなる理由があっても復活できませんし、返金もされません。完全に「消滅」してしまいます。
1杯あたりの単価を下げるために買ったのに、1枚でも無駄にしてしまえば、結果的に都度購入するより高くなってしまう本末転倒な事態になりかねません。ご自身の利用頻度を冷静に見極め、確実に使い切れるセット数を購入することが、賢い節約の鉄則です。
無料クーポン配布時の活用法
ファミペイを利用していると、時折「コーヒー無料クーポン」や「〇〇円引きクーポン」が配布されたり、ゲームで当たったりすることがあります。嬉しいサプライズですが、回数券を持っている時には「どっちを使えばいいの?」と混乱の種にもなります。
ここで重要なルールがあります。それは「回数券と他の割引・無料クーポンは併用できない」というシステム上の制約です。1杯のコーヒーに対して、回数券(支払い手段)と無料クーポン(割引手段)を重ねて適用することはできません。
では、どちらを優先すべきでしょうか? 答えは明白で、「有効期限が短い方(多くの場合、無料クーポン)」を最優先で使用すべきです。無料クーポンは有効期限が1週間〜2週間程度と非常に短いことが多いのに対し、回数券は約3ヶ月あります。
使い方のコツとしては、アプリ上で回数券が「セット」されていないことを必ず確認してください。もし回数券がセットされた状態だと、レジでバーコードをスキャンした際に回数券が優先して消費されてしまうことがあります(またはエラーになる)。無料クーポンを使いたい時は、回数券のセットを解除し、無料クーポンの方の「セットする」ボタンを押す。
この切り替え作業を確実に行うことが、両方の権利を無駄なく使い切るためのポイントです。
優先順位の目安
- 期限が迫っている無料クーポン・引換券(最優先!)
- 期限が迫っている回数券
- 通常の回数券
常に「期限」を意識して、古いものから順番に消化していくイメージを持ちましょう。
よくある質問
Q:紙のコーヒー回数券はもう販売していないのですか?
A:はい、紙やプラスチックカードの回数券は完全に廃止されました。現在は「ファミペイ」アプリ内で管理・利用するデジタル回数券のみの販売となっています。
Q:回数券の購入に現金やクオカード、クレジットカードは使えますか?
A:いいえ、店頭レジでの直接購入はできません。アプリ内での決済となるため、支払いは「FamiPay残高」または「FamiPay翌月払い」のみ利用可能です。
Q:デジタル回数券に有効期限はありますか?
A:はい、通常は購入日を含めて91日間(約3ヶ月)です。期限が切れると無効になり返金もされないため、期間内に使い切れる枚数を購入しましょう。
Q:無料クーポンを持っている場合、回数券と併用できますか?
A:いいえ、併用はできません。有効期限の短い無料クーポンを優先して使うのがおすすめです。その際は必ず回数券の「セット」を解除してから利用してください。
ファミリーマートコーヒー回数券の総括

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ここまで、ファミリーマートコーヒー回数券の仕組みから、アプリでの購入・利用手順、そして店長ならではの注意点までを詳しく解説してきました。最後に、このデジタル回数券を使いこなすためのエッセンスを改めて整理しておきましょう。
ファミリーマートのコーヒー回数券は、紙からデジタルに進化したことで、「いつでも買える利便性」「価格固定による節約効果」「譲渡機能による柔軟性」という3つの大きな武器を手に入れました。最初はアプリの操作に戸惑うこともあるかもしれませんが、一度慣れてしまえば、毎朝のルーティンがよりスムーズで経済的なものに変わるはずです。
チェックリスト
- まずはアプリ導入:ファミペイがないと始まりません。決済手段の登録(銀行口座やクレカ連携)も事前に済ませておきましょう。
- セットを忘れずに:レジに行く前に「セットする」操作を行うのが、スマートな大人のマナーであり、自分自身も焦らないコツです。
- 期限管理は厳重に:「91日間」は長いようで短いです。使い切れる枚数を購入し、定期的に期限をチェックする習慣をつけましょう。
- 譲渡で無駄なし:余りそうなら家族や友人にプレゼント。無駄を回避しつつ、コミュニケーションのきっかけにもなります。
たかがコーヒー、されどコーヒー。毎日の小さな積み重ねが、年間では大きな節約につながります。ぜひこの記事を参考に、ファミリーマートのコーヒー回数券をフル活用して、お得で快適なコンビニライフを楽しんでください。店頭で皆様のご利用を心よりお待ちしております!