
マイローカルコンビニ
はじめまして!このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
皆さんは普段のお買い物で、「ファミリーマートボーナスポイント」がいつつくのか、あるいはどのような対象商品を購入すれば効率よく貯まるのか、疑問に思ったことはありませんか?
実は私自身、店舗のカウンターに立っていても、毎月のように更新されるキャンペーンやシステムの複雑さに驚くことがよくあります。「あれ?この商品、ボーナスポイント対象じゃなかったっけ?」「レシートにポイントが印字されていないんですけど…」といったお客様からのお問い合わせも、日常茶飯事です。
特に最近では、ポイントの名称が変わったり、還元率アップの条件が細かくなったりしているので、知らず知らずのうちに、本来もらえるはずだった数千円分のポイントを取り逃がしてしまっている方が非常に多いのが現状です。
テレビではファミリーマートのCMが華やかに流れていますが、そこで語られない細かな「ポイ活のルール」こそが、実はお得への近道だったりします。この記事では、現場を知る店長ならではの視点で、ファミリーマートボーナスポイントの仕組みや反映のタイミング、そして公式サイトには小さくしか書かれていない「最大還元率10%超」を狙うための具体的な戦略について、どこよりも分かりやすく解説していきます。
記事のポイント
- 現在「ボーナスポイント」と呼ばれている仕組みの正確な定義と名称変更の背景
- 公共料金の支払いや対象商品の購入で確実にポイントを獲得する条件
- ファミペイ翌月払いやPOSAカードを活用して最大10%以上の還元を狙う方法
- 貯まった期間限定ポイントを失効させずに使い切るための管理テクニック
ファミリーマートボーナスポイントの基礎と仕組み
- ファミマポイントへの名称変更と現在の定義
- 対象商品の購入で確実に還元を受ける方法
- 公共料金の支払いでポイントを貯める条件
- 楽天やdポイントなど共通ポイントとの連携
- ファミペイ翌月払いの活用で還元率アップ
ファミマポイントへの名称変更と現在の定義
まず最初に、私たちが普段何気なく使っている「ファミリーマートボーナスポイント」という言葉について、少し整理しておきましょう。多くの方が「特定の商品を買ったときにもらえるオマケのポイント」や「キャンペーンで増えるポイント」をイメージされているかと思います。
実は、ファミリーマートのポイントシステムは2024年7月2日に歴史的な転換点を迎えました。それまでFamiPay決済のおまけとして機能していた「ファミペイボーナス」という名称が廃止され、正式に「ファミマポイント」へと統一されたのです。
ポイント:名称変更の重要性
ここが
- 旧名称:ファミペイボーナス(決済サービスの付随特典という位置づけ)
- 新名称:ファミマポイント(ファミリーマート経済圏の中核通貨)
- 変更日:2024年7月2日より完全移行
「名前が変わっただけでしょう?」と思われるかもしれませんが、これはファミリーマートが本気で「ポイント経済圏」を作ろうとしている証拠なんです。これまでは「Tポイント(現Vポイント)」や「dポイント」「楽天ポイント」といった他社のポイントが主役でしたが、これからは「ファミマポイント」こそが、ファミリーマートで最もお得に使える通貨になるよう設計されています。
かつてはセブンイレブンとファミリーマートの合併の噂などが囁かれた時期もありましたが、現在は独自の経済圏を強化する方向へとはっきりと舵を切っています。
本記事では、読者の皆さんが検索される際の利便性を考えて、あえて「ボーナスポイント」という言葉も使いながら解説を進めますが、正確には以下の定義で理解していただくと、今後のキャンペーン情報が読み解きやすくなります。
本記事における「ボーナスポイント」の定義
基本還元率(0.5%)に加え、特定の条件達成(対象商品購入、ファミペイ翌月払い利用、キャンペーンエントリーなど)によって上乗せされる「追加のファミマポイント」の総称。
基本の還元率は、ファミリーマート店舗での決済200円(税込)につき1円相当、つまり0.5%です。ここを基準にして、「いかにボーナスを積み上げていくか」がポイ活の勝負どころになります。「たかが0.5%」と侮ってはいけません。これから解説するテクニックを駆使すれば、この還元率を20倍の10%以上に引き上げることも夢ではないのです。システムが変わったからこそ、改めて基礎を理解しておくことが、長期的な節約につながります。
対象商品の購入で確実に還元を受ける方法

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コンビニの棚を見ていると、値札(プライスカード)の横に「ボーナスポイント +10pt」「+50pt」といった黄色や赤の目立つポップが貼られていることがありますよね。これが最もシンプルで、誰でもすぐに実践できるボーナスポイントの獲得方法です。
対象商品は時期によって入れ替わりますが、私の経験上、以下のようなカテゴリで頻繁に実施されています。
- 新商品の飲料:メーカーが販促費をかけているため、数十ポイントつくことも珍しくありません。
- カップ麺やデザート:「2個買うと〇〇ポイント」といったまとめ買い推奨パターンも多いです。
- 栄養ドリンク:単価が高い分、100ポイント以上の大型ボーナスがつくことも!
- ベーカリー:定期的に開催されるファミリーマートのパン人気ランキングに入るような定番商品でも、リニューアル時にはボーナスがつくことがあります。
しかし、ここで注意が必要なのが「決済手段」の条件です。以前はTカードなどを提示すれば、現金払いでもボーナスポイントが付与されることが多かったのですが、最近のファミリーマートは戦略を変えてきています。
【重要】店長からの注意喚起
現在の多くのキャンペーンでは、「FamiPay(ファミペイ)決済」がポイント付与の必須条件になっています。
「ポイントカードを提示して、支払いは現金で」という昔ながらの方法では、せっかく対象商品を買ってもボーナスポイント(+10ptなど)が一切つかないケースが増えているのです。必ずポップの小さな文字を確認するか、迷ったらFamiPayで支払うのが確実です。
また、ポイントが付与されるタイミングも重要です。通常のお買い物(FamiPay決済)による基本ポイントや、商品に設定された固定のボーナスポイントは、原則としてご利用日の翌々日までに付与されます。レシートを受け取ったその場ではポイント残高が増えていないので、「あれ?ついてない!」と焦ってレジに戻ってこられるお客様もいらっしゃいますが、2日後アプリを確認すればしっかり入っていますのでご安心ください。焦らず待つのもポイ活のコツですね。
公共料金の支払いでポイントを貯める条件
これは私が店長としても、一人の生活者としても特におすすめしたい節約テクニックの一つです。ファミリーマートでは、電気代、ガス代、水道代、そして住民税や自動車税などの「公共料金・各種料金」を支払う際にも、条件付きでポイントを貯めることができます。
通常、コンビニでの収納代行(振込用紙での支払い)は、現金のみの取り扱いでポイント対象外というのが業界の常識です。しかし、ファミリーマートのFamiPay払いだけは例外的にポイント還元のチャンスがあります。
公共料金支払いでポイントをもらう条件
- 条件1:ファミリーマート店頭のレジで支払うこと。
- 条件2:FamiPay(電子マネー残高)で「全額」を支払うこと。
- 特典:支払い1件につき、10円相当のファミマポイント(ボーナス)が付与されます。
これは公共料金だけでなく、フリマアプリなどをよく利用される方が使うファミリーマートの宅急便の支払い(着払い等)など、一部のサービス料金支払いでも適用される場合があります。
ここで絶対に気をつけていただきたいのが、「全額FamiPay払い」というルールです。 例えば、10,000円の電気代を支払う際に、FamiPay残高が9,000円しかなかったとします。「残りの1,000円は現金で払います」と併用払いをしてしまうと、その瞬間に10ポイントの付与対象外となってしまいます。
「たった10円相当のポイントのために、わざわざチャージするのは面倒」と思われるかもしれません。しかし、この1件10ポイントの価値は、単なる10円ではありません。後述する「ファミペイ翌月払い ステップボーナス」においては、この公共料金の支払いも「利用実績」としてカウントされるため、月間の還元上限枠を埋めるための重要なピースとなるのです。
高額になりがちな税金の支払いで、手数料無料で確実にポイントがもらえる手段は非常に貴重です。ぜひ、支払い前にはFamiPay残高が足りているか確認する習慣をつけてください。
楽天やdポイントなど共通ポイントとの連携
ファミリーマートの利便性を高めている大きな要因の一つが、大手共通ポイントとの「マルチポイント連携」です。ファミリーマートは自社の「ファミマポイント」を推進しつつも、ユーザーが普段貯めている他社のポイントも同時に貯められる、非常にオープンな姿勢をとっています。
現在、ファミリーマートで貯められる・使える共通ポイントは以下の3つです。
| ポイント名 | 付与レート | 備考 |
|---|---|---|
| dポイント | 200円(税込)につき 1ポイント(0.5%) | ドコモユーザーに人気 |
| 楽天ポイント | 楽天経済圏の方に最適 | |
| Vポイント | 旧Tポイント。三井住友系 |
お会計の際に、これらのポイントカード、もしくはアプリのバーコードを提示すると、200円(税込)ごとに1ポイント、つまり0.5%が貯まります。重要なのは、これがFamiPay決済で貯まるファミマポイントとは「別枠」であるという点です。
【重要】ポイント2重取りの仕組み
多くのユーザーが実践している「ポイント2重取り」のフローは以下の通りです。
- 提示:レジでdポイントカード等を提示する → 0.5%還元(共通ポイント)
- 決済:FamiPayで支払う → 0.5%〜還元(ファミマポイント)
- 合計:最低でも1.0%還元を実現
「アプリを2回もスキャンさせるのは店員さんに悪いかな?」と気を使ってくださる優しいお客様もいらっしゃいますが、私たち店員からすれば全く問題ありません!むしろ、ファミペイアプリには「ポイントカード連携機能」があり、アプリのバーコードを1回スキャンするだけで「FamiPay決済」と「共通ポイント付与」を同時に完了させる設定も可能です。
また、スマホからファミリーマートでPDF印刷をする際など、マルチコピー機の利用ではポイントがつかないこともありますが、レジでの支払いが発生するサービスについては、基本的にポイントカードの提示を忘れないようにしましょう。ご自身の生活圏に合わせて、楽天ポイント、dポイント、Vポイントの中からメインで貯めたいものを一つ選び、ファミペイアプリに紐づけておくことを強くおすすめします。
ファミペイ翌月払いの活用で還元率アップ

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さて、ここからがいよいよ本記事の核心部分です。ファミリーマートで「ポイ活」をするなら、絶対に避けて通れないのが「ファミペイ翌月払い ステップボーナス」というプログラムです。
これは名前の通り、FamiPayの利用状況に応じて翌月のポイント還元率が「ステップアップ」していく仕組みなのですが、その爆発力が凄まじいことになっています。通常のFamiPay翌月払い還元率1.0%に対し、特定の条件を満たすことで最大+9.0%が加算され、合計で10.0%もの還元率を実現できるのです。
ステップボーナスの詳細な内訳(最大10%への道)
| ステップ | 達成条件(月末判定) | ボーナス還元率 | 合計還元率 |
|---|---|---|---|
| 基本 | FamiPay翌月払いを利用 | - | 1.0% |
| ステップ1 | FamiPayカード(バーチャル可)の契約 | +0.2% | 1.2% |
| ステップ2 | 上記 + ファミペイローンの契約 | +9.0% | 10.0% |
表を見て「えっ、ローン契約?」と身構えた方もいらっしゃるでしょう。正直に申し上げますと、この還元プログラムは、明らかにファミリーマート側が自社の金融サービス(ファミペイローン)の利用者を増やしたいという意図で設計されています。
しかし、ここで重要なのは「契約」が条件であって、「借入(借金)」が必須条件ではないという点です(※条件は変更される可能性があるため、必ず最新の規約をご確認ください)。つまり、契約だけしておいて実際には借り入れを行わなくても、ステップ2の判定基準を満たせるケースがあります。
さらに、現在このプログラムは期間限定で大幅に強化されています。
【期間限定】還元上限が4倍にアップ!
通常、ステップボーナスの還元上限は月間500円相当ですが、2026年2月28日までのご利用分に関しては、還元上限が2,000円相当/月に引き上げられています。
還元率10%で上限2,000円ということは、月間20,000円までの利用に対して10%が返ってくる計算になります。これは一般的なクレジットカードの還元率(0.5%〜1.0%)と比較すると、桁違いの高還元です。「制度を正しく理解し、リスクを管理できる人」にとっては、これ以上ない最強のツールとなるでしょう。
(出典:ファミリーマート公式ウェブサイト『ファミペイ・ポイント キャンペーン』)
ファミリーマートボーナスポイント最大化の攻略法
- POSAカード購入でお得になるキャンペーン
- 2重取りや3重取りで還元率を高める裏技
- ポイント付与はいつ反映されるか確認する
- 期間限定ポイントの有効期限と賢い使い方
- アプリでの履歴確認方法と注意点を解説
- よくある質問
- ファミリーマートボーナスポイント活用のまとめ
POSAカード購入でお得になるキャンペーン
「コンビニで2万円も買い物しないよ」「高いお弁当ばかり買うわけにはいかない」と思われる方にこそ知っていただきたいのが、POSAカード(プリペイドカード)を活用した錬金術とも言えるテクニックです。
ファミリーマートの店内には、Amazonギフトカード、楽天ギフトカード、Apple Gift Cardなどが掛かっているラックがありますよね。あれがPOSAカードです。通常、これらの金券類はクレジットカードで購入してもポイントがつかないことが多いのですが、ファミリーマートではFamiPay払いが可能です。
そして、ファミリーマートでは長期間にわたり、以下の強力なキャンペーンを実施しています。
「1」と「5」と「0」のつく日はPOSAカードがお得
- 対象日:毎月1日、5日、10日、15日、20日、25日、30日、31日
- 条件:FamiPay払いでPOSAカードを購入
- 特典:通常ポイントに加え、期間限定ファミマポイント1.5%を追加還元
このキャンペーンの恐ろしいところ(良い意味で!)は、先ほど解説した「ファミペイ翌月払い ステップボーナス」と併用が可能であるという点です。計算してみましょう。
最強の還元率シミュレーション
- FamiPay翌月払い(通常還元):1.0%
- ステップボーナス(ステップ2達成時):+9.0%
- POSAカードキャンペーン(5と0のつく日):+1.5%
- 合計還元率:最大11.5%
つまり、ステップ2を達成した状態で、5のつく日に楽天ギフトカードやAmazonギフトカードを翌月払いで20,000円分購入すれば、それだけで約2,300円分のポイントが返ってくる計算になります。購入したギフトカードは、Amazonや楽天での普段のお買い物に無駄なく使えるため、実質的な「現金のキャッシュバック」に近い効果が得られます。
最近では、コンビニでファミリーマートのジョガーパンツなどのアパレル商品を購入される方も増えていますが、POSAカードは「未来のお買い物」に対する投資のようなものです。「必要なものを買う」のではなく、「必ず使うお金(Amazon代や楽天ペイ利用分)をファミマ経由に変える」だけで、これだけの利益が生み出せるのです。これこそが、FamiPay経済圏の真髄と言えるでしょう。
2重取りや3重取りで還元率を高める裏技

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「ポイ活」の醍醐味といえば、一つの買い物で何重にもポイントを獲得する「2重取り」「3重取り」です。ファミリーマートでは、決済ルートを少し工夫するだけで、誰でも簡単に還元率を底上げすることができます。
ここでは、初心者向けの「基本ルート」と、上級者向けの「高還元ルート」の2つをご紹介します。
【基本】誰でもできる2重取り(還元率 約1.5%〜)
これは前述の通り、最も基本的なスタイルです。
- 提示:dポイントカード等を提示(0.5%)
- 決済:FamiPay(残高または翌月払い)で決済(1.0%)
合計1.5%。特別な準備は必要なく、アプリの設定だけで完結します。
【上級】チャージを経由する3重取り(還元率 約2.5%〜)
さらに還元率を高めるには、FamiPayにチャージする段階でポイントを獲得する「3重取り」を狙います。ただし、これには「FamiPayチャージでポイントが付与されるクレジットカード」が必要です。
- チャージ(1重目):高還元クレジットカード(JCBブランドのPayPayカードやマネックスカードなど ※対象カードは変更が多いため要確認)からFamiPayにチャージ。ここでクレカ側のポイントを獲得(約1.0%)。
- 決済(2重目):チャージされたFamiPay残高でお買い物。ファミマポイントを獲得(1.0%)。
- 提示(3重目):共通ポイントカードを提示。共通ポイントを獲得(0.5%)。
このルートを通せば、合計で約2.5%の還元率となります。ただし、注意点として「ファミペイ翌月払い」を利用する場合は「チャージ」という概念がないため、この3重取りは使えません(翌月払いは銀行口座引き落としが基本)。
- ローン契約をして最大10%(翌月払い)を狙うか
- クレカチャージで堅実に2.5%(残高払い)を狙うか
ご自身の信用情報やカードの所持状況に合わせて、最適なルートを選択してください。個人的には、期間限定で上限がアップしている現在は「翌月払い」のメリットが圧倒的に大きいと感じています。
ポイント付与はいつ反映されるか確認する
「キャンペーン対象日に買い物をしたのに、ポイントが増えていない!」「騙されたのでは?」 店長をしていると、こうした不安の声をお客様からいただくことがよくあります。しかし、そのほとんどはシステムエラーではなく、単なる「付与タイミングの勘違い」です。
ファミリーマートのボーナスポイントは、その種類によって付与される時期がバラバラです。ここを理解しておかないと、無用なストレスを感じることになってしまいます。
主なポイント付与タイミングの目安
- 通常のお買い物(基本P):ご利用日の翌々日
- 商品ボーナス(POPの商品):ご利用日の翌々日
- POSAカードキャンペーン:利用月の翌月末日頃
- ステップボーナス特典分:利用月の翌月末日頃
- その他の大型キャンペーン:キャンペーン終了の翌月〜翌々月(要項を確認)
特に、今回ご紹介した「ステップボーナス」や「POSAカードキャンペーン」といった高還元のポイントは、忘れた頃(翌月末)にまとめてドカンと入ってきます。「すぐには反映されないものだ」と割り切って、気長に待つ姿勢が大切です。カレンダーアプリに「25日頃 ファミマポイント確認」と入れておくのも良いアイデアですね。
もしそれでも反映されない場合は、ファミリーマートの苦情・問い合わせメールの窓口などから確認することも可能ですが、まずはアプリの履歴をしっかりチェックすることをお勧めします。
期間限定ポイントの有効期限と賢い使い方

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大量に獲得したボーナスポイントですが、実は一つだけ大きな落とし穴があります。それは「有効期限」の短さです。
通常ポイント(最終利用から1年間延長)とは異なり、ステップボーナスや各種キャンペーンで付与されるポイントの多くは「期間限定ファミマポイント」として付与されます。この有効期限は、原則として「還元月を含む6か月後の末日まで」と設定されています。
「半年あれば使い切れるでしょ」と油断していると危険です。特に数千ポイント単位で持っていると、「何か特別なものに使おう」と大事にしすぎて、気づいたら失効前日…なんてことも。
店長推奨!無駄なく使い切る2つの方法
1. 次回のFamiPay払いで優先消化する(手堅い派)
ファミペイアプリの「FamiPayを使う」スイッチをONにしておけば、お買い物時に自動的にポイントから優先して支払われます。「ポイント利用設定」で「期間限定ポイントのみ利用」にしておくことはできませんが、自動的に期限の近いポイントから消費される仕様になっているので安心です。コンビニでの毎日のコーヒーやお弁当代に充てれば、確実に消化できます。
2. お試しクーポン(引換券)に変える(高コスパ派)
アプリ内にある「お試しクーポン」をご存知でしょうか?これはdポイントや楽天ポイントの「お試し引換券」と同じで、ポイントを使って定価の半額〜3分の1程度のポイント数で商品と交換できるサービスです。 例えば、150円のジュースが50ポイントで交換できる場合、1ポイントの価値は3円に跳ね上がります。期間限定ポイントの価値を最大化したいなら、この使い方が最強です。
アプリでの履歴確認方法と注意点を解説
最後に、ポイントの管理について重要なことをお伝えします。 実は、ステップボーナスやキャンペーンで後日付与されるポイントは、購入時のレシートには一切印字されません。
レシートの下部を見ても「獲得予定ポイント」のような記載はないため、「本当に条件を満たせているのか?」と不安になることがあります。正確な獲得状況を確認するには、必ず「ファミペイアプリ」を開く必要があります。
履歴確認のステップ
- ファミペイアプリを起動する。
- ホーム画面の「マイページ」またはポイント残高部分をタップ。
- 「ポイント履歴」を選択。
履歴画面には、「〇月度 ステップボーナス特典」「POSAカードキャンペーン特典」といった名称で明細が記載されます。もし翌月末を過ぎても付与されていない場合は、条件未達(エントリー忘れ、翌月払いの引き落とし失敗による対象外など)の可能性があります。
管理の注意点:延滞は厳禁!
ファミペイ翌月払いの引き落としが間に合わず「延滞」してしまった場合、たとえ利用条件を満たしていても、ステップボーナスのポイント進呈対象外となる場合があります。金融サービスと連動している以上、信用の維持は何よりも重要です。口座残高の確認だけは怠らないようにしましょう。
よくある質問
Q:ボーナスポイントはいつ付与されますか?レシートに記載がないのですが。
A:通常の商品ボーナス等は「翌々日」ですが、ステップボーナスやPOSAカードキャンペーン分は「利用月の翌月末」にまとめて付与されます。後日付与分はレシートには印字されないため、必ずファミペイアプリの「ポイント履歴」からご確認ください。
Q:公共料金や税金の支払いでポイントはつきますか?
A:はい、つきます。ただし、FamiPay(電子マネー残高)で「全額」支払うことが条件で、1件につき10ポイントが付与されます。現金と併用払いをしてしまうとポイント対象外となるため、事前のチャージが必須です。
Q:最大10%還元の「ステップボーナス」を受けるための条件は?
A:「ファミペイ翌月払い」を利用し、さらに「ファミペイローン」を契約して「ステップ2」の条件を満たす必要があります。2026年2月までは月間の還元上限が2,000円相当まで引き上げられており、POSAカード購入などと併用すると効果的です。
Q:貯まったボーナスポイントに有効期限はありますか?
A:はい、あります。キャンペーン等で付与されるポイントの多くは「期間限定ファミマポイント」で、有効期限は「還元月を含む6か月後の末日まで」です。期限が短いため、日常のFamiPay払いやお試しクーポンへの交換で早めに使い切ることを推奨します。
ファミリーマートボーナスポイント活用のまとめ
今回は、ファミリーマートボーナスポイントの仕組みと、還元率を最大化するための戦略について、店長の視点から徹底解説しました。情報量が多くなってしまいましたが、要点を整理します。
【保存版】記事の要点まとめ
- 現在は「ファミマポイント」に名称統合。基本還元率は0.5%だが、ここからの上積みこそが勝負。
- 高還元の鍵は「ファミペイ翌月払い ステップボーナス」。ステップ2達成で常時10%還元が可能。
- 「1と5と0のつく日」にPOSAカードを翌月払いで購入すれば、還元率は理論上最大11.5%に達する。
- 2026年2月までは還元上限が2,000円/月に拡大中。今が最大のチャンス!
- 獲得したボーナスポイントは「期間限定(約半年)」なので、お試しクーポンなどで計画的に消費する。
ファミリーマートのポイントシステムは、知れば知るほど「使う人」と「使わない人」で圧倒的な差がつくように設計されています。最初は複雑に感じるかもしれませんが、まずは「ポイントカードの連携」と「5と0のつく日のPOSAカード購入」から始めてみてはいかがでしょうか。
最近ではファミリーマートの自動外貨両替機など、便利なサービスも次々と増えています。ポイントを賢く貯めつつ、これらの新サービスも活用して、あなたの毎日のコンビニライフが少しでもお得で楽しいものになることを願っています!
※本記事の情報は2025年12月時点のものです。キャンペーン内容、還元率、対象商品は変更される可能性があります。正確な最新情報は必ずファミリーマート公式サイトをご確認ください。また、金融サービスの利用やローン契約については、ご自身の返済能力を考慮し、計画的にご活用ください。