
マイローカルコンビニ
はじまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
スマホに入っている大切な写真や、仕事で急ぎ必要なPDF書類を印刷しようとして、使い慣れたアプリを持ってセブンイレブンに行ったものの、コピー機と繋がらなくて冷や汗をかいた経験はありませんか?
特に、ローソンやファミリーマートで便利な「Print Smash(プリントスマッシュ)」を日常的に使っている方は、「コンビニならどこでも同じアプリが使えるだろう」と無意識に思ってしまいがちです。
急いでいる時に限ってWi-Fiが検出されなかったり、「接続エラー」の文字が出たりすると、本当に困ってしまいますよね。実は、セブンイレブンでプリントスマッシュを使おうとしても、根本的なシステムの仕組みが異なるため、残念ながら利用することはできません。
この記事では、なぜ使えないのかという理由から、その代わりに使うべき便利なアプリ、そして迷わず印刷を完了させるための具体的な操作手順までを、現場を知るコンビニ店長の視点で徹底的に分かりやすく解説します。事前に近くのセブンイレブンを400m以内で検索する方法などで店舗を確認してから向かうと、よりスムーズですよ。
記事のポイント
- セブンイレブンでプリントスマッシュが絶対に使えない技術的な理由
- プリントスマッシュユーザーが違和感なく移行できるおすすめアプリ2選
- 写真やPDFをトラブルなくスムーズに印刷するための完全ガイド
- Wi-Fi接続エラーやOffice文書印刷時に陥りやすい罠とその回避策
セブンイレブンでプリントスマッシュは使える?
- プリントスマッシュが使えない理由と背景
- 代わりのアプリはマルチコピーがおすすめ
- ローソンやファミマとの対応の違い
- 写真やPDFデータの印刷対応状況
- Wi-Fiが繋がらない時の対処法
プリントスマッシュが使えない理由と背景
結論から申し上げますと、セブンイレブンで「Print Smash(プリントスマッシュ)」アプリを使うことは、どのような裏技を使っても不可能です。
私がお店のカウンターに立っていると、マルチコピー機の前でスマホを片手に困った顔をされているお客様をよくお見かけします。「すみません、アプリが繋がらないんですけど…」とお声がけいただいて画面を拝見すると、ほぼ100%の確率で「Print Smash」の画面が開かれています。なぜこのようなミスマッチが起きてしまうのか、その理由は非常にシンプルかつ、構造的なものです。
それは、コンビニチェーンによって導入しているマルチコピー機のメーカーが明確に異なるからです。
ハードウェアメーカーの壁
私たちが普段何気なく使っているコンビニのコピー機ですが、実は中身は全くの別物です。
- Print Smash: シャープ(SHARP)製マルチコピー機専用の通信アプリ
- セブンイレブンのコピー機: 富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)製の独自ハードウェア
アプリとコピー機は、Wi-Fiを使って「通信プロトコル」という独自の言語で会話をしています。シャープ製のアプリはシャープ語しか話せず、富士フイルム製の機械は富士フイルム語しか理解できません。そのため、いくらセブンイレブンの店内でPrint Smashを起動して「送信」ボタンを押しても、機械側はそれを認識することさえできないのです。
ココがポイント
「プリントスマッシュ」はあくまでシャープのエコシステム専用ツールです。セブンイレブンのコピー機とはハードウェアレベルで互換性が全くないため、設定変更などで対応できるものではありません。
お客様が混乱されるのも無理はありません。「コンビニプリント」という言葉が一般化しすぎて、「どのコンビニでもスマホから印刷できる=同じアプリでいい」という認識が広まってしまっているのが現状です。しかし、実際には携帯電話のキャリアが違うと通信できない時代があったように、コンビニプリントの世界にも明確な「陣営」が存在するのです。
代わりのアプリはマルチコピーがおすすめ
「じゃあ、セブンイレブンで印刷したい時はどうすればいいの?」という疑問に対するベストアンサーをお伝えします。Print Smashユーザーの方が最も違和感なく使えるのが、「セブン-イレブン マルチコピー」という無料アプリです。
なぜ「マルチコピー」アプリなのか?
私がこのアプリを強くおすすめする理由は、Print Smashが持っているメリットをほぼそのまま引き継げるからです。
| 機能・特徴 | Print Smash | セブン-イレブン マルチコピー |
|---|---|---|
| 会員登録 | 不要 | 不要 |
| 通信方式 | Wi-Fi直接送信 | Wi-Fi直接送信 |
| データ通信量 | かからない(店内のみ) | かからない(店内のみ) |
| 即時性 | その場ですぐ送信 | その場ですぐ送信 |
最大の特長は、インターネット(クラウド)を経由しないという点です。店内のマルチコピー機自体が発するWi-Fiにスマホを直接繋いでデータを飛ばすため、ギガ(データ通信量)を消費しません。また、「会員登録やログインが面倒くさい」という方にとっても、アプリを入れてすぐ使える手軽さは大きな魅力でしょう。
App StoreやGoogle Playで「セブンイレブン マルチコピー」と検索すれば、緑色のアイコンのアプリがすぐに見つかります。セブンイレブンを利用する可能性がある方は、お守り代わりにインストールしておくことを強く推奨します。
ちなみに、基本的な操作だけでなくセブンイレブン写真プリントのやり方を店長が解説した記事もありますので、写真印刷メインの方はそちらも参考にしてみてください。
ローソンやファミマとの対応の違い

マイローカルコンビニ
ここで、日本の主要コンビニチェーンにおける「プリントアプリ対応状況」を整理しておきましょう。この構造を理解しておくと、「このコンビニではどのアプリを開けばいいんだっけ?」と迷うことがなくなります。
コンビニプリント市場の2大勢力図
| コンビニチェーン | 採用メーカー | 必須アプリ |
|---|---|---|
| セブンイレブン | 富士フイルム | セブン-イレブン マルチコピー かんたんnetprint netprint |
| ローソン | シャープ | Print Smash ネットワークプリント |
| ファミリーマート | シャープ | Print Smash ネットワークプリント |
| ミニストップ | シャープ | Print Smash ネットワークプリント |
| ポプラグループ | シャープ | Print Smash ネットワークプリント |
表をご覧いただければ一目瞭然ですが、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなどは、すべて「シャープ陣営」で統一されています。そのため、これらのチェーン間であればPrint Smashが共通して使えます。「ファミマで印刷できなかったから、隣のローソンに行こう」という場合でも、アプリを切り替える必要はありません。
一方で、セブンイレブンだけは「富士フイルム陣営」として独立したエコシステムを持っています。 これが、ユーザーの皆様が混乱してしまう最大の要因です。業界最大手のセブンイレブンが独自規格を採用しているため、事実上、日本国内でコンビニプリントをフル活用しようと思うと、「シャープ系アプリ」と「セブン系アプリ」の2種類をスマホに入れておくのが正解となります。
(出典:富士フイルムビジネスイノベーション『コンビニエンスストアでのサービス』)
写真やPDFデータの印刷対応状況
アプリを切り替える際に最も気になるのが、「自分の持っているデータ形式に対応しているか?」という点ではないでしょうか。結論から言えば、一般的な用途であれば心配は無用です。「セブン-イレブン マルチコピー」アプリは、ビジネスからプライベートまで幅広いファイル形式をサポートしています。
対応ファイル形式の詳細
- 写真・画像データ:
- JPEG(ジェイペグ): スマホ写真の標準形式
- TIFF(ティフ): 高画質な画像データ
- BMP(ビットマップ): Windows標準の画像形式
- 文書・ドキュメントデータ:
- PDF(Ver.1.3〜1.7): 最も一般的な文書形式
- XPS: マイクロソフトの文書形式
- DocuWorks(XDW): 富士フイルム独自の高機能文書形式
普段皆さんがiPhoneやAndroidのカメラで撮影した写真(JPEG/HEIC※アプリ内で変換される場合あり)や、会社や学校から送られてきたPDFファイルであれば、問題なく印刷可能です。私もよく店内で自分のスマホからシフト表などを印刷しますが、PDFの再現性は非常に高いと感じています。
店長の豆知識:写真画質の秘密
実は、セブンイレブンのマルチコピー機は「写真プリント」の画質に定評があります。富士フイルムは元々写真フィルムのメーカーですから、色再現性や肌のトーンの美しさは特筆ものです。「Print Smashが使えない」とがっかりせずに、「せっかくだから高画質プリントを試してみよう」とポジティブに捉えてみてください。
応用機能にも注目
また、単純な印刷だけでなく、アプリを使えば様々な応用が可能です。例えば、急に必要になったセブンイレブンの証明写真はスマホで200円で作れますし、イベント等で配布する小冊子印刷をスマホで行う裏技なども存在します。マルチコピー機はただのプリンターではなく、非常に多機能なマシンなのです。
Wi-Fiが繋がらない時の対処法

マイローカルコンビニ
セブンイレブン用のアプリをインストールしていざ店舗に行っても、「コピー機が見つからない」「接続できない」というトラブルに見舞われることがあります。これはアプリの不具合ではなく、スマホ側の設定や接続手順の誤解が原因であるケースが9割を占めます。
現場で私が実際に対応した事例をもとに、確実に接続するためのチェックポイントを解説します。
1. 接続すべきWi-Fi(SSID)が違う
Print Smashユーザーが最も陥りやすい罠です。Print Smashでは「10_Sharp_...」といった名前のWi-Fiを探しますが、セブンイレブンのマルチコピー機と通信するためには、全く別のWi-Fiに接続しなければなりません。
- 正解のWi-Fi名: 711_MultiCopy
スマホのWi-Fi設定画面を開き、ネットワーク一覧から必ずこの名前を選んでください。店内の無料Wi-Fi「7SPOT」や、携帯キャリアのWi-Fiに繋がったままだと、アプリはコピー機を見つけることができません。
2. iPhoneユーザー必見「ローカルネットワーク権限」
iOS14以降のiPhoneを使っている方で、「Wi-Fiには繋がっているのにアプリが反応しない」という場合は、プライバシー設定が原因の可能性が高いです。
解決手順:
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- アプリ一覧から「マルチコピー」を探してタップする
- 「ローカルネットワーク」というスイッチをON(緑色)にする
この許可がないと、アプリはWi-Fi越しにコピー機を探すことが許されず、永遠に接続できません。
3. Androidの「接続維持」問題
Androidスマホの場合、Wi-Fiに繋いだ瞬間に「インターネットに接続されていません」という警告が出ることがあります。ここで親切心から「モバイルデータに切り替える」などの操作をしてしまうと、接続が切れてしまいます。
「711_MultiCopy」はコピー機と通信するためだけのローカルなWi-Fiであり、インターネットには繋がっていません。警告が出ても「接続を維持する」や「このまま使用する」を選択し、Wi-Fi接続をキープしてください。
セブンイレブンでプリントスマッシュの代用策
- マルチコピーアプリの使い方の手順
- 登録不要のかんたんnetprint
- 印刷の値段とnanacoでの支払い
- Office文書を綺麗に印刷するコツ
マルチコピーアプリの使い方の手順
まずは、プリントスマッシュの操作感に最も近い「セブン-イレブン マルチコピー」アプリを使った印刷手順です。この方法は、店内のWi-Fiを使って直接データを送信するため、パケット通信量を消費せず、大容量の写真やPDFもサクサク送れるのが最大のメリットです。
初めて使う方は「設定が難しそう」と思われるかもしれませんが、一度手順を覚えてしまえば、プリントスマッシュと同じくらい、あるいはそれ以上に簡単に操作できます。ネット経由での登録が面倒な方には特におすすめの方法です。
ステップ1:アプリを準備する
まずはApp StoreまたはGoogle Playから「セブン-イレブン マルチコピー」をダウンロードしてください。アプリを起動すると、利用規約の同意画面が出ますが、面倒な会員登録やログインIDの作成は一切不要です。この手軽さが、急いでいる時には本当に助かります。
ステップ2:印刷したいファイルを追加する
アプリのトップ画面にあるメニューから、印刷したいデータの種類を選びます。
- 写真の場合:「写真プリント」をタップし、スマホのカメラロールから印刷したい画像を選択します。一度に複数枚選ぶことも可能です。
- PDFの場合:「普通紙プリント」を選び、「ファイルを追加」からスマホ内に保存されているPDF書類を選択します。
選択が終わったら、画面上の「送信」や「決定」ボタンを押して、送信待機状態にしておきます。もし、ここで操作に迷ったり、もっと別の方法(ネット経由)が良いと感じた場合は、セブンイレブンのネットプリントのやり方!簡単ガイドも合わせて確認してみてください。Wi-Fi接続が不要な手順についても詳しく知ることができます。
ステップ3:マルチコピー機を操作する
ここからはコピー機側の操作です。タッチパネルのメニュー画面から「プリント」を選び、次に「スマホからプリント」をタッチします。
画面に「iPhone」か「Android」かを選ぶボタンが表示されるので、お使いの端末を選択してください。すると、コピー機がWi-Fiアクセスポイントとして起動し、接続ガイド画面に切り替わります。
ステップ4:Wi-Fiに接続して送信する(最重要!)
ここが最大の山場です。スマホのWi-Fi設定画面を開き、ネットワーク一覧から「711_MultiCopy」を探して接続してください。
注意:パスワードは不要です
「711_MultiCopy」への接続にパスワードは必要ありません。もしパスワードを求められた場合、誤って他人のWi-Fiや別のネットワークを選択している可能性があります。もう一度SSIDを確認してください。
Wi-Fiがつながったら、アプリの画面に戻ります。すると、先ほどまでグレーアウトしていた「送信」ボタンが押せるようになっているはずです。ボタンを押すと、一瞬でデータがコピー機に転送されます。
ステップ5:印刷設定をしてプリント開始
送信が完了すると、コピー機の画面にファイルの一覧が表示されます。「受信完了」を押して、カラーモード(白黒/カラー)や用紙サイズ、部数などを設定します。
最後に料金を投入して「プリントスタート」を押せば完了です。プリントスマッシュユーザーの方も、この「Wi-Fiを繋ぎ変える」という一点さえクリアすれば、違和感なく移行できるはずです。
登録不要のかんたんnetprint
「Wi-Fiの接続設定とか、SSIDとか、そういう難しいことはやりたくない!」 「お店に行ってからスマホを操作して焦るのが嫌だ」
そんな方には、もう一つの強力な選択肢である「かんたんnetprint」をおすすめします。これは、マルチコピーアプリとは全く異なるアプローチでデータを印刷する方法です。
店内のWi-Fi接続が一切不要
「かんたんnetprint」の最大の特徴は、インターネット(クラウド)経由でデータを送るという点です。自宅のWi-Fiや移動中の4G/5G回線を使って、事前にお店の外からデータをアプリにアップロードしておきます。
アップロードが完了すると、画面に8桁の「プリント予約番号(英数字)」が表示されます。お店ですることは、この番号をコピー機に入力するだけ。スマホとコピー機をWi-Fiで繋ぐ必要は一切ありません。
誰かに印刷を頼む時にも便利
この仕組みの素晴らしい点は、予約番号さえ分かれば「誰でも、どのセブンイレブンでも」印刷できることです。
例えば、田舎に住む両親に子供の写真を送りたい時、LINEで写真を送っても印刷の仕方が分からないと言われることはありませんか? そんな時、「かんたんnetprint」に写真を登録して、発行された8桁の番号をLINEで送ってあげてください。
「セブンイレブンのコピー機で『ネットプリント』を選んで、この番号を入れるだけで写真が出てくるよ」と伝えれば、スマホ操作が苦手な方でも簡単に印刷できます。
利用時の注意点:有効期限
非常に便利な「かんたんnetprint」ですが、一つだけ注意点があります。それは「データの有効期限」です。
ユーザー登録なしで使える手軽さの反面、データの保存期間は「登録した日の翌日23:59まで」と短めに設定されています。登録したら、その日のうちか、翌日中には印刷を済ませる必要があります。もし期限が切れてしまった場合は、もう一度アップロードし直して新しい番号を発行すれば大丈夫です。
店長のアドバイス:高度な印刷も可能
実はnetprint系のアプリを使うと、通常の印刷だけでなく、複数のページを1枚にまとめる機能なども利用しやすくなります。例えばセブンイレブンの分割プリントやり方!目的別の全手順を知っておけば、資料をコンパクトに印刷してコストを削減することも可能です。
使い分けのまとめ
- 今すぐ店内で印刷したい人・通信量を節約したい人 → 「セブン-イレブン マルチコピー」アプリ
- Wi-Fi設定が面倒な人・事前に準備したい人 → 「かんたんnetprint」アプリ
印刷の値段とnanacoでの支払い

マイローカルコンビニ
プリントスマッシュからの乗り換えを検討する際、やはり気になるのはコストですよね。セブンイレブンのプリント料金体系は非常にシンプルで、全国どこの店舗でも統一されています。
基本プリント料金表(税込)
| メニュー | サイズ | 白黒 | カラー |
|---|---|---|---|
| 普通紙プリント (文書・PDF) | B5 | 20円 | 60円 |
| A4 | 20円 | 60円 | |
| B4 | 20円 | 60円 | |
| A3 | 20円 | 100円 | |
| 写真プリント | Lサイズ | - | 40円 |
| 2Lサイズ | - | 100円 |
特筆すべきは、A3サイズのカラー印刷が100円である点です。他のサイズ(60円)と異なるので注意が必要ですが、ポスターや大きな図面を印刷したい時には非常にリーズナブルです。また、白黒印刷は全サイズ一律20円と分かりやすい設定になっています。
小銭いらず!nanaco決済のすすめ
プリントスマッシュ対応の古いコピー機では、「10円玉や100円玉しか使えない」というケースも少なくありませんでした。しかし、セブンイレブンの現行マルチコピー機は、電子マネー「nanaco(ナナコ)」での支払いに完全対応しています。
操作パネルの横にあるコイン投入口付近に、nanacoカードやnanaco機能付きのスマホをかざすリーダーが付いています。支払い画面で「nanaco」を選択してかざすだけで、「シャリーン」と決済が完了します。
ここでよく質問されるのが、「QUOカード(クオカード)は使えないの?」という点です。残念ながら、コピー機ではQUOカードは使用できません。セブンイレブンのQUOカードの使い方!買い方も解説した記事でも触れていますが、QUOカードはレジでの商品購入には使えますが、コピー機や公共料金の支払いには対応していないのです。
コピー機を使う際は「現金」か「nanaco」を用意しましょう。
「印刷したいのに財布に万札しかない…」という絶望的な状況でも、nanacoがあればレジで両替を頼む必要はありません。ただし、交通系ICカード(Suica/PASMO)やQRコード決済(PayPayなど)、クレジットカードには、コピー機本体では直接対応していません(※一部店舗の新型機を除く)。基本的には「現金かnanaco」と覚えておくのが無難です。
(出典:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン『マルチコピー機でできること』)
Office文書を綺麗に印刷するコツ
お仕事でWord(ワード)やExcel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)などのOffice文書を印刷したい場合、アプリの選び方で仕上がりが大きく変わります。ここを間違えると、「文字がズレている」「表が見切れている」といった失敗をして、無駄なお金を使うことになりかねません。
「マルチコピー」アプリの弱点
実は、Wi-Fiで直接送信する「セブン-イレブン マルチコピー」アプリは、Officeファイルの解釈があまり得意ではありません。スマホの中にOfficeアプリが入っていればプレビューできますが、印刷データとして送信する際に、フォントが置き換わったり、レイアウトが崩れたりすることがあります。最悪の場合、ファイル形式として認識されないこともあります。
解決策1:事前にPDFに変換する(推奨)
最も確実な方法は、スマホやPC上でOffice文書を一度「PDF形式」で保存(エクスポート)することです。PDFにしてしまえば、レイアウトは固定されます。そのPDFファイルを「マルチコピー」アプリで送れば、見たままの状態で完璧に印刷できます。
解決策2:「かんたんnetprint」に任せる
「スマホでPDF変換なんてやり方が分からない」という方は、迷わず「かんたんnetprint」を使ってください。このアプリは、アップロードされたOfficeファイルを、マイクロソフト公認の技術を使ってクラウドサーバー上でプリント用データに変換してくれます。
つまり、家のパソコンで印刷するのとほぼ同じ精度で、崩れることなく印刷できるのです。特に、履歴書や職務経歴書、取引先に渡す見積書など、少しのズレも許されない重要書類の場合は、手間を惜しまず「かんたんnetprint」経由で印刷することを強くおすすめします。
また、ビジネス用途といえば名刺が必要になるシーンもあるでしょう。セブンイレブンで名刺印刷!やり方と料金、品質は?という記事でも解説していますが、マルチコピー機は専用の厚紙には対応していないものの、緊急時の名刺作成にも活用できます。Office文書の印刷テクニックと合わせて覚えておくと、いざという時に役立ちます。
よくある質問
Q:セブンイレブンで「Print Smash(プリントスマッシュ)」アプリは使えますか?
A:いいえ、使えません。Print Smashはシャープ製のコピー機(ローソンやファミリーマート等)専用です。セブンイレブンは富士フイルム製のコピー機を採用しており、通信システムが異なるため利用できません。
Q:Print Smashの代わりに、どのアプリを使えばいいですか?
A:店内のWi-Fiを使って直接送信したいなら「セブン-イレブン マルチコピー」が最適です。Wi-Fi設定が面倒な場合や、事前に登録して予約番号だけで印刷したい場合は「かんたんnetprint」がおすすめです。
Q:店内でアプリがWi-Fiに繋がりません。どうすればいいですか?
A:Wi-Fiの接続先(SSID)が「711_MultiCopy」になっているか確認してください。また、iPhoneの方は設定画面でアプリの「ローカルネットワーク」権限がONになっているか必ずチェックしてください。
Q:WordやExcelなどのOffice文書をきれいに印刷するコツはありますか?
A:アプリで直接送信するとレイアウトが崩れる可能性があるため、事前にPDFに変換してから送信するか、クラウド上でデータを最適化してくれる「かんたんnetprint」を利用するのが確実です。
セブンイレブンでプリントスマッシュは卒業
ここまで長い記事にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
今回の結論をまとめると、「セブンイレブンでプリントスマッシュは使えない。しかし、それに代わる便利な手段はすでに用意されている」ということです。
長年使い慣れたツールを変えるのは、誰だって面倒に感じるものです。私も最初は「なんで共通化してくれないんだ」と不満に思ったことがありました。しかし、実際にセブンイレブンのアプリ(特にマルチコピーとかんたんnetprint)を使い分けてみると、その画質の良さや、予約番号による手軽さに、「これはこれでアリだな」と感じるようになりました。
「プリントスマッシュが使えない」という事実は変わりませんが、それをきっかけに、全国2万店以上あるセブンイレブンを「自分のオフィスのプリンター」として使えるようになれば、あなたの生活や仕事の利便性は間違いなく向上します。
次にセブンイレブンに行く際は、ぜひ事前に「セブン-イレブン マルチコピー」か「かんたんnetprint」をインストールして向かってください。きっと、「なんだ、もっと早く使えばよかった」と思っていただけるはずです。この記事が、あなたの「困った」を解決する手助けになれば、コンビニ店長としてこれほど嬉しいことはありません。