
マイローカルコンビニ
はじめまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、齋藤 正志(さいとう まさし)と申します。
最近、ネットニュースやSNSを見ているとセブンイレブンの値上げに関する話題が尽きませんね。特に弁当の上げ底や中身が小さくなったことに対する不満の声は大きく、「詐欺ではないか」「ひどい改悪だ」といった厳しい意見も目にします。
実際にお店に立っていても、お弁当コーナーで商品を手に取り、容器を裏返して何かを確認してから棚に戻してしまうお客様の姿を見る機会が本当に増えました。長年この業界に身を置き、セブンイレブンを愛してきた私としても、お客様の失望する顔を見るのは心が痛む毎日です。
みなさんもレジで支払う金額に驚いたり、パッケージを開けて「あれ、これだけ?」とガッカリしたりした経験があるのではないでしょうか。物価が上がるのは仕方がないと頭では分かっていても、そのやり方に納得がいかない…そんなモヤモヤを抱えている方は多いはずです。
この記事では、現場にいる人間だからこそ分かる「容器の仕掛け」や「値上げの裏事情」、そしてこれからのコンビニとの賢い付き合い方について、包み隠さずお話ししたいと思います。
記事のポイント
- ネットで話題の上げ底容器やハリボテ商品の正体
- ステルス値上げと呼ばれる容量調整の裏側
- ファミマやスーパーと比較した際の価格や満足度の違い
- 値上げが続く経済的な背景と今後の賢い付き合い方
セブンイレブンの値上げがひどいと言われる理由

マイローカルコンビニ
- 上げ底疑惑がある弁当容器の仕組み
- 詐欺と呼ばれるハリボテ商品の真実
- ステルス値上げの巧妙な手口を解説
- リニューアルは改悪か?味の変化
- 以前より小さくなった商品を比較
上げ底疑惑がある弁当容器の仕組み

マイローカルコンビニ
SNSや検索エンジンで「セブンイレブン 値上げ ひどい」と調べると、真っ先に出てくるのがこの「上げ底」の問題です。私たち店員の間でも、新商品の弁当が入荷して検品する際、「おっ、これはまた底が高いな…」「横から見るとラインが入っているな」と苦笑いしてしまうことが、正直に申し上げますと多々あります。
3つの主要な「上げ底」パターン
一口に上げ底と言っても、実はいくつかのエンジニアリング(技術的な工夫)が存在します。お客様が「ひどい」と感じる主なパターンは以下の3つです。
- 中央隆起型(ドーム型): 容器の底面中央をドーム状に大きく盛り上げるタイプです。パスタやカレー、丼ものでよく見かけます。上から見ると面積いっぱいに具材が広がっているように見えますが、食べ進めるとすぐに底が見えてしまいます。
- 二重底構造(空中浮遊型): 外側の容器と内側の容器の間に意図的な空間を作るタイプです。特にチルド弁当(冷蔵ケースに並ぶ弁当)で採用されており、持った時のサイズ感と実際の内容量に大きな乖離が生まれます。
- 絞り込み型(逆台形): 容器の口径(上部)は広いものの、下に行くにつれて極端に細くなっていく形状です。これにより、陳列時の「面」の大きさは維持しつつ、体積を減らすことが可能になります。
メーカー側の言い分と消費者の本音
メーカーや本部側は、これらの容器変更の理由として「電子レンジでの加熱効率を良くするため(温めムラを防ぐ)」や「持ち運び時に具材が偏らないようにするため」という機能的なメリットを説明しています。確かに、中心部が盛り上がっていれば熱の通りは早くなりますし、環境配慮素材への切り替えという側面もあるでしょう。
しかし、私たち消費者の目には「見た目のボリュームを減らさずに中身を減らすための細工」として映ってしまっています。スプーンを入れた瞬間に浅い底に「カツン」と当たるあの感覚は、物理的な物足りなさ以上に、「騙された」という心理的なダメージを与えてしまうのです。「技術力」が顧客満足ではなく、容量削減のために使われていると感じることが、不信感の根源となっています。
より詳細な容器の仕組みや、なぜここまで話題になったのかについては、以下の記事でも深掘りしていますので、気になる方はチェックしてみてください。
店長の視点
加熱効率の向上は事実ですが、それによって減った容量に見合うだけの「納得感」をお客様に提供できていないのが現状です。技術力が「満足」ではなく「誤魔化し」に使われていると感じさせてしまう点が、この問題の根深さだと感じています。
詐欺と呼ばれるハリボテ商品の真実

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これも非常に心が痛む話題ですが、「ハリボテ」と称されたサンドイッチの件は、セブンイレブンというブランドへの信頼を大きく揺るがしました。特に話題になったのは、たまごサンドやミックスサンドの一部商品です。
「断面至上主義」が生んだ悲劇
具体的な事象としては、パッケージの外から見える「断面」部分には分厚くたっぷりと具材(ハムや卵サラダ)が配置されているのに、パンをめくってみると奥側には具材がほとんど存在せず、薄くソースしか塗られていないというものです。
SNSでは、購入者が実際にパンを開いて撮影した検証画像が拡散され、「これは詐欺レベルだ」「絵に描いたようなハリボテ」という批判が殺到しました。
私たちがコンビニでサンドイッチを選ぶ際、断面の厚みを見て「美味しそう、食べ応えがありそう」と判断しますよね。その「購入の意思決定をするための重要情報」が操作されていたとなれば、消費者が怒るのは当然のことです。これは単なる容量の問題ではなく、消費者との「信頼契約」の破棄に他なりません。
一度失った信頼を取り戻す難しさ
現在は多くの商品で改善が見られ、具材の量を適正に戻す努力も行われています。しかし、一度「見えない部分で手を抜く企業だ」というレッテルが貼られてしまうと、他の商品カテゴリーに対しても疑いの目が向けられるようになります。「このパスタも上げ底ではないか?」「このスイーツも空洞があるのではないか?」という疑心暗鬼を生んでしまうのです。
ネット上には過去の事例も含めて多くの「検証」が残っており、そのイメージを払拭するにはまだ時間がかかりそうです。
注意ポイント
最近発売された商品でも、ごく稀に具材の偏りがある個体が見受けられることがあります。もし極端に具材が少ない商品に当たってしまった場合は、購入店舗やお客様相談室に連絡することをお勧めします。
ステルス値上げの巧妙な手口を解説
価格は据え置きのまま、もしくは微増に抑えつつ、内容量をこっそりと減らす手法を経済用語で「シュリンクフレーション(ステルス値上げ)」と呼びます。これはセブンイレブンに限った話ではありませんが、業界のリーダーであるだけに、その変化は最も厳しくチェックされています。
ドリンクやスイーツに見る視覚トリック
弁当以外でも、様々な場所で「あれ?」と思う変化が起きています。現場で商品補充をしていて気づく巧妙な手口をご紹介します。
- カップ飲料の「着色」: カフェラテやスムージーなどのチルドカップにおいて、中身の液体と同じ色を容器の上部に印刷することで、実際よりも液面が高い位置まで入っているように見せる手法です。飲み終わった後に印刷だと気づいた時の虚しさは言葉になりません。
- 「ふんわり」という名の空気混入: パンやスイーツにおいて、「よりふんわりとした食感に」というリニューアルが行われることがあります。これは品質向上の一面もありますが、生地の密度を下げて空気を多く含ませることで、見た目の大きさを保ったまま原材料(小麦粉など)の使用量を減らすことができます。
- 個数の削減: 以前は5個入りだったミニパンが4個入りになったり、ソーセージの長さが短くなったりといった、地味ながらも確実な減量が行われています。
これらはマーケティング的には「パッケージの最適化」や「適量化」と呼ばれることもありますが、日常的に利用し、以前のボリュームを知っているお客様にとっては「だまし討ち」のように感じられてしまうのが現実です。
「気づかれないように減らそう」という意図が透けて見えることこそが、「ひどい」という感情の源泉なのです。こうした事例は過去にいくつも報告されており、以下の記事でまとめて検証しています。
店長のつぶやき
常連のお客様から「店長、これ絶対小さくなったよね?」と聞かれるのが一番辛いです。「そうなんですよ、すみません…」と苦笑いで答えるしかなく、現場のスタッフにとってもストレスの要因になっています。
リニューアルは改悪か?味の変化
コンビニの商品棚を見ていると、毎週のように「新発売」や「リニューアル」の赤いシールが貼られていることに気づくと思います。本来、リニューアルは味や品質を向上させ、お客様により良い商品を提供するために行われるものです。しかし、最近のセブンイレブンにおいては、残念ながら「リニューアル=実質値上げ(改悪)の合図」と受け取られることが増えてきました。
「美味しくなって新登場」のジレンマ
よくあるパターンが、「厳選した小麦を使用し、より風味豊かに!」や「出汁の旨味をアップ!」といったキャッチコピーと共に再登場するケースです。確かに食べてみると、素材の味が良くなっていたり、風味が向上していたりすることはあります。
しかし、その代償として内容量が10%減っていたり、価格が20円上がっていたりすることが多々あります。消費者としては、「味はそこそこでいいから、お腹いっぱい食べたかった」というニーズも強く存在します。特に昼食にお弁当を買うサラリーマンの方々にとっては、「微細な味の向上」よりも「確実な満腹感」の方が重要視される傾向にあります。
「美味しくなったけれど、これ一つでは足りない」「結局、別におにぎりやサラダを買い足さなければならず、ランチ代が1000円を超えてしまう」という不満が、リニューアルに対する「改悪」という評価に繋がっているのです。特に定番商品の味が変わることへの抵抗感は強く、以下のようにおにぎりの品質低下を懸念する声も上がっています。
セブンイレブンのおにぎりまずくなった?品質低下の噂を徹底調査
以前より小さくなった商品を比較
ここでは、具体的にどの商品がどのように変化したのか、私の記憶と店舗での観察、そしてお客様からの声を総合して比較してみたいと思います。特に変化が顕著で、皆様の生活への影響が大きいのは「おにぎり」や「パン」といった主食類です。
おにぎりの変遷:100円時代の終焉
数年前まで、セブンイレブンのおにぎりといえば「100円セール」が頻繁に行われ、通常時でも110円〜120円程度で購入できました。しかし現在は、一番安い具なしの塩むすびですら100円を超え、主要な具材が入ったおにぎりは150円〜180円、高級ラインでは200円〜300円を超えるものも珍しくありません。
さらに、製法の変化により「ふんわり握り」が主流となりました。これは手作り感を演出するための技術ですが、米粒の間に空気を含ませるため、実質的なお米の重量(グラム数)は減少傾向にあります。「昔は2個で満腹だったのに、今は3個食べても物足りない」という声は決して気のせいではありません。
| 商品カテゴリー | 数年前のイメージ(~2020年頃) | 現在の現状(2024年~2025年) |
|---|---|---|
| おにぎり | 100円~120円。ずっしり密着した握り。 | 150円~250円。ふんわり成形で軽量化。高級化路線。 |
| サンドイッチ | 200円台で購入可能。具材が端まである。 | 300円~400円台。具材配置の工夫(断面重視)が散見。 |
| お弁当 | ワンコイン(500円)でお釣りがくる。 | 600円~700円が主流。容器の工夫によるボリューム維持。 |
| パスタ | 400円台。容器いっぱいの麺。 | 500円~600円台。中央隆起型容器が一般的。 |
以下の記事では、現在のおにぎりの価格一覧や詳細な変化についてまとめていますので、買い物前の参考にしてみてください。
結論として
価格が上がっただけでなく、「可食部(食べられる部分)」の実質的な減少が同時に進行しています。これが「ダブルパンチ」となって、私たちの財布と胃袋を直撃しているのです。
セブンイレブンの値上げはひどい?他社との比較
- 値上げによる深刻な客離れの現状
- ファミマの増量とセブンの減量比較
- スーパーの価格と比べて高いか検証
- 値上げせざるを得ない経済的な背景
値上げによる深刻な客離れの現状
私たち現場の人間も肌で感じていますが、これまで毎日来てくださっていた常連さんの足が遠のいている事実は否定できません。「週に5回、朝と昼に来ていた方」が「週に2回、タバコとコーヒーだけ」になったり、お昼時にカゴいっぱいに買っていた方が、おにぎり1個だけになったりと、明らかに購買行動が変わってきています。
「セブン離れ」の心理的要因
単に「価格が高いから」という経済的な理由だけではありません。一連のステルス値上げや上げ底騒動によって、「企業としての姿勢に共感できなくなった」という理由で離れていく方が多いのが特徴です。
コンビニエンスストアは生活のインフラであり、毎日のように顔を合わせる場所です。そこには無意識のうちに「信頼関係」が築かれています。
「セブンなら変なものは売らないだろう」「セブンなら満足させてくれるだろう」という期待。その信頼が、度重なる「検証画像」や「失望体験」によって揺らいでしまっているのです。一度「高いし、量も少ないし、なんだか騙されている気がする」と感じてしまうと、足は自然と遠のいてしまいます。
実際に、私の店舗でも客単価は上がっていますが、客数(来店されるお客様の人数)は伸び悩む月が増えています。これは全国的な傾向とも一致しており、セブンイレブン全体としての大きな課題となっています。
ファミマの増量とセブンの減量比較
セブンイレブンへの批判が高まる中で、非常に上手な戦略をとったのが競合であるファミリーマートです。皆さんも記憶に新しいかと思いますが、「お値段そのまま!! 40%増量作戦」などのキャンペーンは、消費者心理を完璧に掴んだものでした。
明確になった戦略の違い
ファミマの増量キャンペーンは、単にお得であるという以上に、セブンイレブンの「減量・値上げ」に対する強烈なアンチテーゼ(対抗軸)として機能しました。SNS上では、「セブンはこっそり減らすが、ファミマは堂々と増やす」という分かりやすい対立構造が語られるようになり、セブンイレブンへの批判が相対的に強まる結果となりました。
もちろん、ファミリーマートも通常時にはコスト調整や容量変更を行っていますし、全ての面で優れているわけではありません。しかし、「苦しい時こそお腹いっぱい食べてほしい」というメッセージを打ち出すファミマの「楽しさ・ボリューム重視」の姿勢と、あくまで「高品質・高付加価値」を貫こうとするセブンイレブンの姿勢。
このブランドイメージの差が、今の消費者の支持率に大きく影響しています。
実はセブンイレブンも増量キャンペーンを行うことがありますが、他社と比べて「しょぼい」と言われてしまうことも…。その理由については以下の記事で考察しています。
スーパーの価格と比べて高いか検証

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長引くインフレで生活防衛意識が高まる中、「コンビニ離れ」の受け皿となっているのがスーパーマーケットです。特にロピア、オーケーストア、業務スーパーといったディスカウントスーパー(DS)の台頭は目覚ましいものがあります。
越えられない「価格の壁」
具体的な数字で考えてみましょう。セブンイレブンで満足のいくお弁当を買おうとすると、現在は600円〜700円が必要です。ここに飲み物(160円)とデザート(200円)をつけると、あっという間に1,000円近くになってしまいます。
一方、ディスカウントスーパーに行けば、同じ600円〜700円で、倍近いボリュームの特大弁当や、家族でシェアできるほどの惣菜が買えてしまいます。飲み物に至っては、コンビニで160円のペットボトルがスーパーでは80円〜90円で売られていることも珍しくありません。
コンビニ税(利便性の対価)の限界: かつては「時間の節約」「近さ」というメリットに対して、多少高くてもお金を払う価値がありました。これを私は「コンビニ税」と呼んでいます。しかし、その価格差が「許容範囲(プラス数十円〜百円程度)」を超えて拡大してしまった今、多くの人が「多少歩いてでもスーパーに行く」「休日にスーパーで買いだめをする」という行動にシフトしています。
値上げせざるを得ない経済的な背景

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ここまで、いち消費者としての不満や現場の実感を書いてきましたが、一人の店長として、公平を期すために企業側の事情も少しだけ擁護させてください。実は、セブンイレブンに限らず、小売業界全体が直面している「値上げせざるを得ない切実な経済的理由」が存在するのです。
歴史的な円安と原材料高騰のダブルパンチ
まず最大の要因は、皆さんもニュースで耳にする「円安」と「原材料価格の高騰」です。コンビニのお弁当やパンに使われる小麦、揚げ油、容器のプラスチック原料(原油)、そして肉類。これらの多くは海外からの輸入に依存しています。
例えば、輸入小麦の価格が上がれば、パンや麺類、揚げ物の衣に至るまで、あらゆる商品の原価が跳ね上がります。企業努力で吸収できるレベルを遥かに超えてしまっているのが現状です。さらに、2024年から顕在化した物流問題も影を落としています。
物流と人件費の「2024年問題」
コンビニのビジネスモデルは、1日に何度も商品を配送する高度な物流網によって支えられていますが、トラックドライバー不足や労働時間規制の強化(いわゆる2024年問題)により、商品を運ぶコストが劇的に上昇しています。
また、店舗で働くスタッフ(私の大切な仲間たちです)の最低賃金も年々上昇しており、フランチャイズ加盟店の経営を圧迫しています。店舗を維持し、24時間明かりを灯し続けるためには、商品の価格にコストを転嫁するか、内容量を減らして原価を抑えるか、そのどちらかは避けられない道なのです。
実際、公的なデータを見ても物価の上昇は明らかです。総務省統計局が発表している消費者物価指数を見ても、食料品の価格が継続的に上昇していることが裏付けられています。
(出典:総務省統計局『消費者物価指数(CPI)』)
よくある質問
Q:お弁当の容器が「上げ底」になっているのはなぜですか?
A:メーカー側は「電子レンジでの加熱ムラを防ぐため」や「持ち運び時の具材の偏りを防ぐため」と説明しています。しかし、実際には原材料高騰の中で、見た目のボリューム感を維持しつつ内容量を調整するための工夫という側面も強いのが現状です。
Q:「ステルス値上げ」とは具体的にどのような手口ですか?
A:価格は変えずに中身を減らす手法のことです。具体的には、容器に色を塗って液面を高く見せる、パン生地に空気を含ませて大きく見せる、商品の個数を減らす(5個入→4個入)などが挙げられます。
Q:なぜセブンイレブンはここまで値上げや減量をするのですか?
A:主な理由は「円安」と「原材料費の高騰」です。さらに、トラックドライバー不足による物流コストの増加や、店舗スタッフの人件費上昇も影響しており、品質と店舗運営を維持するために価格転嫁や容量調整が避けられない状況にあります。
Q:高くなったセブンイレブンとどう付き合えばいいですか?
A:すべての買い物をコンビニでするのではなく、「質や美味しさを求める時」はセブンイレブン、「量や安さを求める時」はスーパーや他チェーンを利用するなど、目的に応じて賢く使い分けることをおすすめします。
セブンイレブンの値上げはひどい問題の総括
結論として、セブンイレブンの値上げや内容量調整は、企業の生存戦略としては経済合理性があり、避けて通れない道であったと言えます。しかし、その実行手段――特に「上げ底」や「ステルス値上げ」といった、消費者に誤解を与えるような手法――が、消費者の感情的な反発、「ひどい」という怒りを招いてしまったことは否めません。
これからの「賢い付き合い方」
セブンイレブンが価格を昔の水準に戻すことは、今の経済状況を考えると難しいでしょう。私たち消費者に求められるのは、盲目的にコンビニを使うのではなく、状況に応じて使い分ける「賢い選択」です。
- 「質」を求める時: セブンイレブンの強みである「金のシリーズ」や、こだわりのスイーツなど、高くても確実に美味しいものを食べたい時はセブンを選ぶ。
- 「量」と「コスパ」を求める時: 満腹になりたい時や、節約したい時は、スーパーマーケットや、増量キャンペーン中の他チェーンを活用する。
ただ怒るだけでなく、自分にとって「何にお金を払う価値があるか」を見極めてお店を選ぶ。そんな時代になったのかもしれませんね。もし、どうしても一品無料などのキャンペーンを活用して少しでもお得に買い物をしたい場合は、以下の「プライチ」攻略ガイドも参考にしてみてください。
私も店長として、本部には「お客様は見ていますよ」と声を上げ続けつつ、店舗では精一杯のサービスで皆様をお迎えしたいと思っています。
免責事項: 本記事は2025年11月時点での情報および一般的な市場の傾向、個人的な経験に基づいた見解です。商品の仕様や価格は地域や時期によって異なる場合があります。正確な情報は必ずセブン-イレブン公式サイト等をご確認ください。