セブンイレブン

セブンイレブン紅茶マシン大阪の場所は?関西の店舗情報

コンビニエンスストアの店長らしき日本人男性が、笑顔で顧客を迎えている。店内は清潔で、セブンイレブンのロゴが見える。

マイローカルコンビニ

はじめまして! このブログ「マイローカルコンビニ」の運営責任者であり、現役のコンビニ店長を務めております、**齋藤 正志(さいとう まさし)**と申します。

「セブンイレブン 紅茶 マシン 大阪」の情報を探していませんか。

本格的な紅茶がコンビニで楽しめるとしてSNSでも話題沸騰中のこのサービス、「セブンカフェ ティー」について、特に関西エリア、とりわけ大阪での導入状況が気になる方も多いでしょう。

大阪の店舗は一体どこにあるのか、近隣の兵庫県、特に神戸や奈良での展開はどうなっているのでしょうか。

また、紅茶マシンはいつから始まったサービスなのか、価格はいくらなのか、そして先行導入されている名古屋や福岡の状況はどうなっているのか、最新情報を詳しく調査し、解説していきます。

記事のポイント

  • 大阪の紅茶マシン設置店舗の具体的な場所
  • 関西(兵庫・奈良)の最新導入状況
  • 紅茶マシンのメニューと価格詳細
  • 今後の全国展開と導入予定

セブンイレブン 紅茶 マシン 大阪の設置状況

大阪の街並みを背景に、セブンイレブンの店舗がライトアップされ、その前にセブンカフェの紅茶マシンが描かれている。

マイローカルコンビニ

  • セブンカフェ ティー 大阪の導入店舗
  • 大阪の紅茶マシン設置店舗はどこ?
  • 関西の奈良県における導入状況
  • 神戸市での紅茶マシン導入状況
  • 兵庫県の他エリア導入状況

セブンカフェ ティー 大阪の導入店舗

大阪・関西万博の会場を空から見た様子。多数のパビリオンと来場者で賑わう中にセブンイレブンの店舗が見える。

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セブンイレブンが提供する本格紅茶マシン「セブンカフェ ティー」ですが、大阪府内での導入は、2025年4月に開幕した『大阪・関西万博』への出店が最初となりました。

この「セブンカフェ ティー」自体は、2023年1月から東京都内の一部店舗などで静かに試験販売がスタートしていました。しかし、当初はオフィス街などごく限られた店舗でのテスト導入に留まっており、関西エリアでは全く見かけることができませんでした。そのため、SNSなどでは「関西はまだか」「大阪にも早く導入してほしい」といった、待望論が高まっていた状況です。

こうした中、セブン-イレブン・ジャパンは、『大阪・関西万博』へ「未来型店舗」を出店するにあたり、目玉となるサービスのひとつとして、この「セブンカフェ ティー」の導入を決定しました。万博は、国内外から非常に多くの来場者が集まる、まさに国際的なお披露目の場です。ここで新しいサービスを提供し、多様な客層からの反応を見る絶好の機会となったわけです。

実際、万博会場での反響は大きかったようです。現地の取材によれば、担当者が「想定より利用が多い」とコメントするほどで、特に暑い日にはアイスミルクティーが人気を集めました。コンビニで手軽に約200円から購入できるにもかかわらず、マシンが一杯ずつ茶葉を蒸らして抽出し、ミルクティーには本物の牛乳が使われるという本格的な仕様が、万博来場者の高い関心と休憩ニーズに強く合致したと考えられます。

SNS上でも「万博で初めて飲んだが美味しい」「これがコンビニのクオリティとは」といった驚きの声や、「早く地元のセブンイレブンにも導入してほしい」という要望が相次ぎ、関西エリアでの期待値を一気に高める結果となりました。

大阪の紅茶マシン設置店舗はどこ?

関西上陸というニュースは喜ばしいものの、大阪のどこで飲めるのかが最も知りたい点でしょう。

2025年7月の情報によれば、大阪府内で紅茶マシン「セブンカフェ ティー」が設置されているのは、大阪・関西万博会場内の限定された2店舗のみとなっています。

大阪府内の設置店舗(2025年7月時点)

  • セブン−イレブン 西ゲート店(大阪市此花区 万博会場内)
  • セブン−イレブン ウォータープラザ店(大阪市此花区 万博会場内)

(参照:Lmaga.jp, Amebaブログ「ぐうたら主婦ぐうたの日々思うこと」)

万博会場内の店舗では、通常の店舗オペレーションと異なり、店内調理のフード&ドリンクはタッチパネルで注文し、レジで会計する方式が取られているようです。

このシステムの一環として、紅茶マシンも導入されています。

注意点:一般店舗への導入はこれから

現時点では、大阪市内中心部(梅田や難波)や大阪府下の住宅街など、一般的なセブンイレブン店舗での導入情報は確認されていません
万博会場内という特殊な立地での先行導入となっている点に注意が必要です。

お近くのセブンイレブンを探し回っても、まだ見つからない可能性が非常に高い状況です。今後の一般店舗への拡大が待たれます。

関西の奈良県における導入状況

大阪・関西万博の会場で「セブンカフェ ティー」が導入されたことを受け、隣接する奈良県での展開状況も気になるところです。

歴史的な観光地が多く、散策中に一息つきたいというニーズが高い奈良県での導入を期待する声もあります。

しかし、残念ながら2025年10月現在の時点で、奈良県内におけるセブンイレブン紅茶マシンの導入情報は確認されていません

大阪での導入があくまで万博会場内という限定的なスタートであったため、まだ関西地方の一般店舗への本格的な面展開は始まっていない段階です。

このため、各種メディアや個人ブログで熱心に調査・更新されている導入店舗リスト(主に北海道、首都圏、愛知県、そして大阪万博会場)にも、奈良県の店舗は含まれていないのが現状です。

奈良県でお探しの方へのご注意

現時点では、奈良市内の主要駅である近鉄奈良駅やJR奈良駅の周辺、または奈良公園といった観光地に近い店舗を探しても、「セブンカフェ ティー」のマシンは見つからない可能性が非常に高い状況です。
導入を期待してお店を訪ねる際は、ご注意ください。

ただ、奈良県で今後一切楽しめないというわけでは決してありません。

セブン−イレブン・ジャパンは、この紅茶マシンの全国展開に非常に意欲的な姿勢を見せています。

前述の通り、「セブンカフェ ティー」は試験販売で「想定より利用が多い」と評されるなど好評を博しました。

この結果を受け、2026年2月までに全国約2,000店へ順次拡大する計画が2025年3月に公式に発表されています。(出典:流通ニュース)

奈良県の導入ポテンシャル

全国約2,000店という規模は、セブンイレブンの全店舗(約2万1千店)の約1割に相当します。
これは、全ての店舗ではないものの、各都道府県の主要都市や需要が見込めるエリアには行き渡ることが期待できる数字です。

奈良県は、国内外から年間を通じて多くの観光客が訪れる日本有数の観光地です。
特に、奈良公園、東大寺、春日大社周辺や「ならまち」といった散策エリアでは、カフェが混雑することも少なくありません。
「手軽に、淹れたての本格的な紅茶で一息つきたい」という需要は非常に高いと予想されます。

このため、今後の全国展開の際には、主要ターミナル駅の店舗や、観光客の主要な動線上にある店舗が、優先的な導入候補地となる可能性は十分に考えられます。

奈良県の紅茶ファンや観光で訪れる予定の方は、もうしばらく待つ必要がありますが、今後のセブンイレブンの公式発表や、お近くの店舗での導入告知にぜひ注目してみてください。

神戸市での紅茶マシン導入状況

兵庫県の主要都市であり、大阪に次ぐ関西の経済・文化の中心地である神戸市の状況はどうでしょうか。

こちらも残念ながら、2025年10月の時点では、神戸市内における「セブンカフェ ティー」の導入情報は確認されていません

前述の通り、関西エリアにおける「セブンカフェ ティー」の展開は、大阪・関西万博会場内という極めて特殊な立地での先行導入に留まっています。

このため、関西の一般店舗への面的な展開は、まだ実質的にスタートしていない状況です。

神戸市は、古くから港町として栄え、異国情緒あふれる街並みや洗練されたカフェ文化、そして美味しい洋菓子店が数多く存在します。

紅茶との親和性が非常に高い都市であり、他の地域以上に「淹れたての本格紅茶」への潜在的な需要は大きいと考えられます。

神戸での高い期待値と導入予測

神戸には、北野の異人館街や旧居留地、元町の中華街など、散策を楽しむ観光客が年間を通じて多く訪れます。
また、中心地である三宮は、オフィスワーカーと買い物客が昼夜を問わず行き交う一大ターミナルです。

セブン−イレブン・ジャパンが計画する「2026年2月までに全国約2,000店へ拡大」という目標の中では、こうした需要が明確に見込めるエリアが優先される可能性は非常に高いでしょう。

具体的には、以下のエリアが有力な導入候補地として考えられます。

  • 三宮・元町エリア:最大の繁華街であり、オフィス需要と観光需要の両方が見込める最優先エリア。
  • 新神戸駅周辺:新幹線の利用者(ビジネス・観光)がターゲットとなるエリア。
  • ハーバーランド・メリケンパーク周辺:観光客が休憩に立ち寄る需要が見込めるエリア。

このように、神戸市は「セブンカフェ ティー」が導入されれば、大きな反響が期待できる市場です。

しかし、現状では導入に至っていないため、神戸の紅茶ファンの方々は、もうしばらく待つ必要がありそうです。

大阪万博が閉幕した後、関西の一般店舗へどのような順序で展開されていくのか、今後のセブンイレブンの公式発表に注目が集まります。

兵庫県の他エリア導入状況

神戸市だけでなく、兵庫県内の他の主要都市、例えば姫路市、西宮市、尼崎市、明石市といったエリアについても、2025年10月24日現在、セブンイレブン紅茶マシンの設置情報は一切確認されていません

前述の通り、関西エリアにおける「セブンカフェ ティー」の展開は、大阪・関西万博会場内の2店舗が唯一の公式に確認されている導入事例となっています。

これは、あくまで万博という国際的なイベントの場を活用した先行導入であり、関西地方の一般店舗への本格的な展開は、これから始まると考えられます。

兵庫県は非常に広大で、神戸市以外にも多くの魅力的な都市が存在します。それぞれの都市で、「セブンカフェ ティー」の高い需要が見込まれます。

兵庫県内主要都市の導入ポテンシャル

今後の全国展開(2026年2月までに約2,000店)において、以下のような都市は有力な導入候補地となると考えられます。

  • 姫路市: 世界遺産・姫路城を抱える国際的な観光都市です。新幹線の停車駅でもあり、国内外からの観光客の休憩需要や、乗り換え客の利用が非常に多く見込めます。姫路駅周辺の店舗は最有力候補の一つでしょう。
  • 西宮市: 「西宮北口」駅周辺は阪急西宮ガーデンズなどの大規模商業施設が集積し、購買力の高い層が多く住むエリアです。また、甲子園球場もあり、プロ野球開催時などの膨大なイベント需要も大きいと考えられます。
  • 尼崎市: 大阪市に隣接するベッドタウンであり、JR尼崎駅や阪神尼崎駅周辺は多くの通勤・通学客が利用します。日常的な利用(デイリーユース)での需要が非常に高いエリアと言えます。

兵庫県在住の方へ

このように導入が期待される兵庫県ですが、現時点では探しても「セブンカフェ ティー」のマシンは見つからない状況です。
「あのお店ならあるかも」と探す前に、まずは公式な導入発表を待つことをお勧めします。

セブン−イレブン・ジャパンは「2026年2月までに全国約2,000店」への拡大を目指しています。

兵庫県内への展開プロセスとしては、まず需要が最も集中すると予想される神戸市内(三宮周辺など)や、大阪市内の一般店舗への導入が進むと考えられます。

その後、姫路市、西宮市、尼崎市といった主要都市のターミナル駅周辺や、幹線道路沿いの大型店舗へと波及していく流れが自然だと予想されます。

兵庫県にお住まいの方は、お近くの店舗で楽しめるようになるまで、もうしばらく時間がかかる見込みですが、今後の展開に大いに期待しましょう。

セブンイレブンの紅茶マシン大阪以外の展開

  • 紅茶マシンはいつから導入された?
  • 紅茶マシンの価格はいくら?
  • 他のコンビニでの紅茶マシン導入は?
  • 名古屋市の導入店舗情報
  • 福岡県の導入店舗情報

紅茶マシンはいつから導入された?

セブンイレブンの「セブンカフェ ティー」は、2023年1月から一部店舗で販売が開始されました。

ただし、これは全国一斉のスタートではなく、非常に限定的な「試験販売」としての始まりでした。

コンビニのカウンタードリンクといえば「セブンカフェ」のコーヒーが圧倒的な地位を確立していましたが、市場が成熟する中で、セブンイレブンは次なる顧客層の開拓に着目しました。

具体的には、カフェインを避けたい方、コーヒーの苦味が苦手な層、そして増加傾向にある本格的な紅茶を好む層のニーズです。

この多様化するニーズに応えるため、専用マシンによる紅茶提供プロジェクトが動き出したと考えられます。

当初の導入店舗は、この戦略を反映するように慎重に選定されました。

例えば、東京都内では港区の「芝浦4丁目店」や「赤坂8丁目店」、新宿区の「新宿6丁目文化センター通り店」など、トレンドに敏感なビジネスパーソンが集うオフィス街の店舗が中心でした。

これは、休憩時間の利用動向や、1杯120円からという価格設定への反応を測る目的があったと推測されます。

同時に、北海道や埼玉県、千葉県の一部でも導入が行われました。

特に北海道の函館市では、他の地域に先駆けて多くの店舗に集中的に導入されるという特徴的な動きがあり、SNS上でも「函館のセブンは紅茶マシンだらけ」と大きな話題になりました。

これは特定の地域で集中的にテストを行う「エリアマーケティング」の一環であった可能性が高いです。

この時点では全国展開のアナウンスは一切なく、設置店舗を探し出すこと自体が困難な、まさに「激レア」なマシンとして紅茶ファンの間で知られる存在でした。

セブン-イレブン・ジャパンは、この約2年間にわたる比較的長い試験販売期間を通じて、単なる売上データだけでなく、マシンのオペレーション負荷(清掃や茶葉の補充)、耐久性、そして顧客からの具体的なフィードバック(「蒸らし時間が本格的だ」「茶葉を選べるのが嬉しい」「ミルクティーが濃厚」など)を慎重に収集・分析していたと考えられます。

その結果、セブン‐イレブン・ジャパンの2025年3月26日付ニュースリリースによれば、2025年2月末時点での導入店舗数は首都圏近郊と北海道などを中心に約90店舗に留まっていたものの、「コーヒーを飲む習慣の少ないお客様や日頃から紅茶を飲まれているお客様にもご好評いただいて」いると、試験販売の成功が公式に結論づけられました。

この確かな手応えと収集されたデータが、大阪・関西万博への出店という大きな舞台での披露や、2026年2月までの全国約2,000店への拡大という、本格的な全国展開の決定へと繋がったのです。

紅茶マシンの価格はいくら?

セブンカフェの紅茶マシンで、日本人の女性が紅茶を淹れている様子。ホットとアイスのカップが並び、手頃な価格が表示されている。

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「セブンカフェ ティー」の最大の魅力は、カフェで飲むような本格的な紅茶を、コンビニならではの手頃な価格で提供している点です。

メニューにはストレートティーとミルクティーがあり、それぞれホットとアイス、R(レギュラー)とL(ラージ)サイズが用意されています。

具体的なメニューと価格の一例を以下の表にまとめます。

齋藤正志
齋藤正志
購入方法はセブンカフェのスムージーの買い方と似ています。
ちなみに、スムージーの人気ランキングや詳しいやり方については、別の記事で解説しています。
一時期話題になったアサイースムージーの販売状況も気になるところです。
セブンカフェ ティー メニュー・価格(税込・一例)
商品名 Rサイズ(税込) Lサイズ(税込)
ホットティー 120円 180円
アイスティー 120円 210円
ホットミルクティー 190円 250円
アイスミルクティー 240円 300円

価格に関するご注意

※上記は一例であり、価格はImpress Watch(2025年3月時点)などの情報を基にしています。店舗や時期によって変動する可能性があります。

※Lmaga.jp(2025年7月)の記事では、万博会場内の店舗で「アイスミルクティー(Rサイズ・税抜223円)」と記載されており、一般店舗の税込価格(240円)とは異なります。
これは税表記の違いや、万博会場という特殊な立地による価格設定の可能性があります。

このように手頃な価格設定ですが、セブンで販売されている三ツ矢サイダーなどの定番飲料と比較してみるのも面白いかもしれません。

さらに特筆すべきは、茶葉を選べる点です。ストレートティーは「ダージリンブレンド」「アールグレイ」「アッサムブレンド」の3種類から、ミルクティーは「アッサムブレンド」「アールグレイ」の2種類から選択可能です(店舗により異なる場合があります)。

マシンがカップを自動で判断し、選択された茶葉を投入後、最適な時間で「蒸らし」の工程を経て抽出されます。

このひと手間が、コンビニのカウンタードリンクとは思えないほどの芳醇な香りを引き出しています。

ミルクティーにはポーションタイプのミルクではなく、本物の牛乳が使用されており、濃厚な味わいが楽しめると評判です。

他のコンビニでの紅茶マシン導入は?

セブンイレブンの紅茶マシンと、ローソンやファミリーマートの簡素な紅茶提供方法(ティーバッグや抽出済み)が比較されている。

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セブンイレブンが「茶葉を蒸らす」機能まで搭載した専用マシンを導入したことは、コンビニのカウンタードリンク市場において非常に画期的な動きです。

これほど本格的なサービスが登場すると、当然ながらローソンやファミリーマートといった他の大手コンビニチェーンの動向も気になるところです。

結論から申し上げますと、2025年10月24日現在の状況では、ローソンやファミリーマートにおいて、セブンイレブンのような「専用の紅茶抽出マシン」は導入されていません。(参照:イチオシ)

各社とも紅茶メニュー自体は提供していますが、その提供方法はセブンイレブンとは大きく異なります。

ローソン「マチカフェ(Machi Café)」の紅茶戦略

ローソンは「マチカフェ」ブランドで紅茶を提供しています。主な特徴は以下の通りです。

  • ホットティー: 注文を受けると、店員がカップとティーバッグ(例:アールグレイなど)を手渡す方式が基本です。利用者が自分でお湯を注ぎ、好みの濃さでティーバッグを取り出すスタイルになります。
  • アイスティー: あらかじめ店舗で抽出された紅茶(抽出済みのアイスティー)を、店員が氷の入ったカップに注いで提供するオペレーションが中心です。

この方式は、手軽に素早く商品を提供できるメリットがありますが、セブンカフェ ティーのような「注文後に一杯ずつ茶葉から蒸らして淹れる」という体験や、淹れたての芳醇な香りを楽しむ要素とは異なります。

ファミリーマート「ファミマカフェ」の紅茶戦略

ファミリーマートの「ファミマカフェ」においても、紅茶はティーバッグでの提供が中心です。
過去には有名ブランド(例:アフタヌーンティー)が監修したチルドカップ飲料やペットボトル飲料で紅茶市場に強力なアプローチをかけてきましたが、カウンターでの「淹れたて」サービスに関しては、コーヒーがメインとなっています。

セブンイレブンが築く「体験価値」の壁

このように、他社が「ティーバッグの手渡し」や「抽出済みの提供」に留まる中で、セブンイレブンの戦略的な独自性は際立っています。

この差別化の核心は、単なる味の違いだけでなく、「品質の均一化」と「体験価値の提供」にあると考えられます。

  1. 品質の均一化: ティーバッグは手軽ですが、お湯の温度や、利用者がティーバッグを浸しておく時間(すぐに取り出すか、浸したままにするか)によって、味の濃さや渋みが大きく変動しやすいデメリットがあります。セブンのマシンは、バリスタ(店員)のスキルにも利用者の好みにも依存せず、常に最適な温度と時間で自動的に蒸らし・抽出を行います。これにより、誰が操作しても、どの店舗で飲んでも、常に高いレベルで安定した品質の紅茶を提供できる強みがあります。
  2. 体験価値の提供: コーヒーマシンと同様に、マシンが作動し、紅茶が抽出されるプロセスを待つ時間や、「茶葉を蒸らしています」という表示を見ることは、単なる飲料購入を超えた「淹れたて」の体験価値を利用者に提供します。

なぜ他社は追随しないのか?

では、なぜ他社はすぐに追随しないのでしょうか。これには、コストとオペレーションの問題が大きく関わっていると推測されます。

コーヒーマシンに加えて、さらに紅茶専用のマシンを全店規模で導入し、維持管理(日々の清掃、定期メンテナンス、茶葉の補充、故障対応)を行うには、莫大な初期投資とランニングコストが発生します。

また、店舗スタッフの作業負荷も確実に増大します。

セブンイレブンは、長年にわたる「セブンカフェ」のコーヒーマシン展開で、こうしたマシン開発力、全国規模でのメンテナンス網、店舗オペレーションのノウハウを既に確立しています。

この強固なインフラを紅茶にも応用できる優位性が、他社に先駆けた大胆な投資を可能にしたと考えられます。

結果として、「セブンカフェ ティー」は、2025年10月時点でコンビニ業界において明確に差別化された、一歩も二歩も進んだサービスとなっています。

これは、飽和しつつあるコンビニコーヒー市場の次の一手として、「本格的な淹れたて紅茶」という新たな巨大市場(特にコーヒーが苦手な層や女性層)を確実に取り込もうとする、セブンイレブンの明確な戦略的意図の表れと言えるでしょう。

名古屋市の導入店舗情報

名古屋のオフィス街を背景に、セブンイレブンの店舗で多くのビジネスパーソンがセブンカフェの紅茶を楽しんでいる。

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関西エリア以外で、大阪の万博会場と並んで注目されているのが愛知県名古屋市です

。名古屋市では、大阪のような大規模イベントでの「お披露目」という形とは異なり、比較的早い段階から「セブンカフェ ティー」が導入されていました。

2025年10月現在、データベースで確認されている店舗は、以下の1店舗となっています。

名古屋市の導入店舗(2025年5月時点情報)

セブンイレブン 名古屋伏見通錦店(愛知県名古屋市中区)

この店舗は非常に象徴的な存在です。2025年の春頃までは、広大な中部地区で唯一の紅茶マシン導入店として知られていました。(参照:お庭とーく, TAX AND THE SAKE) この店舗が選ばれた背景には、明確な戦略的意図があったと考えられます。

店舗が位置する名古屋市中区の「伏見」および「錦」エリアは、愛知県内でも有数の大規模なオフィス街です。

大手企業の本社や支社が集中し、多くのビジネスパーソンが昼夜を問わず行き交っています。

セブン−イレブン・ジャパンは、この日本屈指の高需要エリアを「試験導入」の場として選定しました。

目的は、日頃からカフェの利用頻度が高く、新しいサービスにも敏感なビジネス層が、コンビニの「淹れたて紅茶」にどのような反応を示すか、具体的なデータを収集することであったと推測されます。

齋藤正志
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大阪が「イベント型」の導入だとすれば、名古屋は「実証実験型」の導入と言えます。ここで得られるデータは、全国展開の方向性を決める上で非常に重要だったはずです。

実際、この店舗で利用した人々からは「まさか名古屋で飲めるとは思わなかった」「アールグレイのミルクティーを試したが、濃厚で美味しい」といった好意的な声がSNSやブログで確認されています。

こうした都市部のオフィス街でのポジティブな実績は、コーヒー以外の新たなカウンタードリンクが、カフェの競合として十分に都市部で受け入れられるという強力な証拠となります。

この名古屋伏見通錦店での成功事例が、セブンイレブン本部に「全国約2,000店へ拡大する」という大きな経営判断を後押しした、重要な要因の一つとなった可能性は非常に高いでしょう。

福岡県の導入店舗情報

では、九州地方、特に福岡県での導入状況はどうでしょうか。

2025年10月現在、福岡県内でのセブンイレブン紅茶マシン導入情報は確認されていません

当サイトの全国の紅茶マシン設置場所一覧でも紹介している通り、有志によってまとめられている導入店舗リストも、そのほとんどが北海道、首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)、そして愛知(名古屋)、大阪(万博)に集中しています。

福岡県にお住まいの方も、2026年2月までの全国約2,000店への拡大計画に期待しましょう。

天神や博多駅周辺など、需要の高いエリアから導入が始まる可能性があります。

セブンイレブンのその他注目情報

紅茶マシン以外にも、セブンイレブンでは様々な商品やサービスが話題です。

よくある質問

コンビニエンスストアの店長らしき日本人男性が、笑顔で顧客を迎えている。店内は清潔で、セブンイレブンのロゴが見える。

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 F: 大阪の万博会場以外(梅田や難波など)のセブンイレブンでは、いつから紅茶マシンが導入されますか?

 A: 2025年10月現在、大阪府内の一般店舗への導入に関する具体的なスケジュールは発表されていません。 セブン−イレブン・ジャパンは「2026年2月までに全国約2,000店へ拡大する」と発表しているため、万博閉幕後、需要の高い大阪市内の主要エリアから順次導入が始まると予想されます。

 F: 紅茶マシンのメニューと価格を教えてください。

 A: 主なメニューは以下の通りです(価格は税込・一例)。

  • ホットティー(R: 120円 / L: 180円)
  • アイスティー(R: 120円 / L: 210円)
  • ホットミルクティー(R: 190円 / L: 250円)
  • アイスミルクティー(R: 240円 / L: 300円)

店舗や時期によって価格が異なる場合があります。

 F: 兵庫県(神戸市)や奈良県にはいつ導入されますか?

 A: 2025年10月現在、兵庫県および奈良県での導入情報は確認されていません。 大阪と同様に、2026年2月までの全国展開計画の中で、まずは神戸市の三宮周辺や奈良県の観光地周辺など、需要の高いエリアから導入が検討される可能性が高いです。

 F: 紅茶マシンの使い方は難しいですか?

 A: 使い方はセブンカフェのコーヒーマシンやスムージーとほぼ同じで簡単です。

  1. カップの準備:
    • アイスの場合は、冷凍庫から氷入りの専用カップを取りレジで購入します。
    • ホットの場合は、レジで注文しカップを受け取ります。
  2. マシンの操作:
    • マシンにカップをセットすると、商品が自動で判断されます。
    • 画面の指示に従い、お好みの茶葉(ダージリン、アールグレイなど)を選択します。
  3. 抽出:
    • ボタンを押すと、マシンが自動で「茶葉を蒸らし」、抽出を開始します。約1分半〜2分程度で完成します。

セブンイレブン紅茶マシン大阪の総括

この記事では、セブンイレブンの紅茶マシンに関する大阪の導入状況、そして関西や他の主要都市の現状について詳しく解説しました。最後に、記事の要点をリスト形式でまとめます。

  • セブンイレブンの紅茶マシンは「セブンカフェ ティー」という名称
  • 2023年1月から東京などごく一部の店舗で試験販売が開始された
  • 大阪での導入は2025年4月の『大阪・関西万博』への出店が初
  • 大阪の設置店舗は万博会場内の2店舗のみ(2025年7月時点)
  • 具体的には「西ゲート店」と「ウォータープラザ店」で利用可能
  • 奈良県では2025年10月時点で導入情報はなし
  • 兵庫県(神戸市含む)でも導入情報はなし
  • 名古屋市では「名古屋伏見通錦店」が先行導入店舗として知られる
  • 福岡県での導入情報は2025年10月時点でなし
  • メニューはホットとアイスのストレートティー、ミルクティー
  • 価格はRサイズ120円(税込)からと手頃
  • ストレートティーは茶葉を3種(ダージリン、アールグレイ、アッサム)から選べる
  • ミルクティーは2種(アッサム、アールグレイ)から選べる
  • 注文後にマシンが茶葉を「蒸らす」工程が入る本格仕様
  • ミルクティーにはポーションではなく本物の牛乳が使われている
  • ローソンやファミマなど他コンビニに同等の専用マシンはない(2025年10月時点)
  • セブンイレブンは2026年2月までに全国約2000店へ拡大予定と発表済み
  • この記事を書いた人

齋藤正志

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